じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

ビールの話しですが・・・

2014-11-27 14:50:27 | 日記的雑談
いや、世の中で一番美味い飲み物はビールである、と、確信している私としましては、喩えどんな発泡酒であっても「普通に美味い」でありまして、しかも、字面的にはビールだの発泡酒だのと言う日本国の税金の都合で別けられている識別を使っていますが、あの手の色をしていて泡が出ればビールで良いじゃないか、理屈は良いからまぁ呑めよ、と言いたい、蘊蓄好きとは対極に居る、呑む方が大好きなビール党であります。

ずーーーーっと昔し、未だアメリカが日本の良き兄貴であった時代、ムスタングとバドワイザーは憧れでありました。
映画で見た・・・Mustang GT390は小便ちびる程カッコ良かった訳であります。

そして、やっぱし、呑むのはバドワイザー・・・アメリカ人の大きな手で摘むようにして呑む小瓶のそれは、未だろくに酒も呑めないガキが想像するに、三ツ矢サイダーよりは大人の味であろうという予想でありました。

それからアンまし間を置かずに日本国は高度成長期を迎え、貧乏人の小倅でも真面目に働けば3泊5日のパッケージツアーに行ける時代が来た訳であります。
いや、3泊5日は間違いでは有りませぬ・・・トンでもない時間に飛行機に乗せて「機中泊」と客を騙して格安パッケージ旅行を組んでいた時代の常套手段であります。

で、まっ、あそこをアメリカと言うのは今ではナニなんですけれども、空港に降り立つと星条旗が旗めいていて・・・オオッ、左ハンドルの車に星条旗は正しくアメリカだぁ~、と言う事で、とある南の島で初めて現地のバドワイザーを飲んだ訳であります。

まっ、その後間も無くしてアメリカ様が落ち目に成ったからなのか訳は知りませんけど、安売り酒屋の特売品の代名詞に成っちまったバドワイザーでして、今ではその影も見なくなったんですけれども、ビールと言えば・・・そっかぁ、男は黙ってサッポロビールの高倉健も触れたいところですが止めときます。


何処の国で作っても片仮名でスーパードライ入るの、ナンで?


中国の初めて飲んだビール 濃くて美味かった


これき中国国際航空の機内で出るビール 4%と薄味


ネパールを代表する エベレストビール やや薄味


ビール好きの怪しい中国人 日本語が上手!!!

アレです・・・昔しの仕事のお客さんでビールのプロが居て、こんなブログも読んでいるかもしれないんで笑われちまいそうですが、ビールの美味さは「鮮度」だろうと思う訳です。

で、辺鄙な国へ行く程ビールは不味くなる!!! これは真理であります。
なので、輸送手段や保存方法が確立されていない国では、喩え元は美味くても飲む時にはアリャリャリャぁ~になっちまっていると思う訳です。

それでも、色があの手の色をしていて泡さえ出れば・・・いや、馬の小便もあの手のそれか? 
まっ、ナンであれ、シュワシュワさえ抜けていなければ大概のビール様の物は美味い訳です。
和食喰う時にはアレ、とか、鍋物ならナニとか言う人も居ますが、ビールってそんなもんじゃ無いでしょ? 
そもそも、油っこい肉類をバクバク喰う時に合うのがビールな訳でして、役目としては、お口の中の脂落としと、流し込み様の「水」の代わりの物だろうと思う訳であります。
なので、味わって飲む程の物じゃない・・・だから、総て美味い、が基準で、とても美味いとか、特別美味いとか、そう言うのも有る訳であります。

勝手な見解ですが・・・欧米各国には個性的なビールが有る訳ですが、それは大抵その国や地方の食い物に合わせた味でそうなっている訳でして、食い物を抜きにしてビールだけ飲んで美味い不味いと言ったり、日本のビールには個性が無いナンテ言うのは罰当たりだと思う訳であります。

鱈チリを突つきながらとても美味いビールは、乾燥芋ツマミに飲んでも悪く無いのが日本のビールであり、控えめなんですね。
それはやっぱし、日本の繊細な四季や人柄や食べ物と一体となった物だと思う訳です。

アレです・・・冬限定「鍋物仕様」なんてビールもたまに見掛けますが、たぶん日本でもドイツやベルギーのようなビールって簡単に作れると思う訳です。
しかし、四季がはっきりしていて一年中美味く飲めるビール・・・ヤッコに枝豆でビール、牡蠣鍋でもビール、と言うお国柄ではただ今現状の国産ビールは秀逸だと思う訳であります。

さて、ここまでは前置きでありまして・・・本題は、アジアの事しか知りませぬが、この度中国で何種類かのビールを飲んでみて、アジア各国が追求しているビールはドイツやアッチ系の個性的な味のビールでは無く、日本的なドッチかと言うと無個性とも言える主張しない味なんじゃないかと思った訳であります。

で、ありますから、アジアのビールはどれを飲んでも何処かで出会った感じがする味と申しましょうか、日本のビールのどれかに似ている・・・場合に因っては薄味系ビールは発泡酒に似ていたりする訳であります。

と、言う事で〆なんですが・・・蘊蓄好きが言う程日本のビールはダメじゃない。
それどころか、アジア人の内面的な物を表現しているとも言える控えめな味こそが個性なんじゃないのかと思ったりしたと言うお話しで有りました。

いや、外国に居て独りでビールを飲むって意外と間が持たないもんなんですぜ。
静かにチビチビとやるもんでも無いでしょ?
だからって、昼間からぐいぐい呑むのもナニなもんで、ビール瓶や缶を眺めつつ、くだらない事を考えるんですね。








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山の事より・・・

2014-11-27 11:07:55 | 旅と感想
ヒマラヤに行くついでに乗りまくった、各駅停車の飛行機の話しをしようと思う訳です。
いや、別に好き好んで乗った訳では無く・・・まっ、選んだと言う事は好き好んだ事に成るのでしようけれども。
しかし、決めては「価格」でありました。

仙台発・カトマンズ行き 中国国際航空 1ヶ月フィックス 正規割引運賃(ギリギリマイレージが付くクラス)燃油サーチャージ込みで78000円 でありました。

この前に中国南方航空の 羽田発 成田帰り 49800円(こみ込み)を予約したんですけれども、乗り継ぎや帰着便の時刻が二転三転し、宿の手配やら帰りの成田からの段取りなどが決まらずキャンセルしちまいました。

で、次に探し当てたのが 中国国際航空でありまして、まっ、しかし、中国と付くと言う事はそう言う事なんだろうな、と、覚悟しつつも価格的に選択肢はこれしか無い、と、決めた訳であります。

で、先の中国南方航空は激安ですけれども、羽田までの足代と、帰りの成田からの足代を鑑みれば殆ど同じか、出発や到着時刻の良さから、中国国際航空の方が安いんじゃない管と思う訳です。

因みに、昨年利用したタイ航空は直近の一月を切ってからやっと料金が出ましたが、それでも込みこみで17~18万円と割高で、成田までの足代とバンコクでの一泊を考慮すると20万を優に超えちまう訳であります。

で、ンじゃぁその手の馴染みのある航空会社での最安値はと言うと、マレーシア航空の15万円込みこみ、が有るだけでありました。
これでも良いかと一瞬思ったんですけれども・・・いや、中国系の飛行機は噂ばかりが先行して毛嫌いしていましたから眼中に無かった訳です。

が、しかし、マレーシアでの待ち時間が長くしかも東京までの足代を考慮すれば、クアラルンプールまで行くならエア・アジアで良いよな、と言う事になっちまう訳であります。

いや、そんならナンで最初からエア・アジアにしないのかと言うと、クアラルンプールまでの6時間以上のフライトであの飛行機は年齢的に耐え難い・・・要するに苦痛であると言う事で外している訳であります。

さて、経路を記しますと・・・

往路
11月2日 仙台発15:25 上海着17:45(-1時間)空港ホテルに1泊(6000円)
11月3日 上海発09:35 成都着12:55 市内観光をしつつ一泊(朝食付6000円)
11月4日 成都発10:40 カトマンズ着12:20分(-3時間15分)

復路
11月25日 カトマンズ発13:25 成都着20:25(+3時間15分)成都発20:14発 北京23:05着(空港の椅子で仮眠)
11月26日 北京発07:15  09:20上海着 11:20上海発 14:25仙台着(+1時間)

如何でありますか? 上海はまだ人民元を外国人が使えない頃に訪れた微かな記憶が有るんですけれども、殆ど初めての中国と言う感じでありまして、特に成都は産業的にも地理的位置も興味の有る所で、宿泊したいと思っていた訳であります。

アレです・・・関空からならカトマンズまで直行便が飛んでいるそうなんで、それだと7~8時間も有れば飛べるんで費用対効果で時間を採る人はそんな便が良いんでしょうけれども、私の場合は、暇と興味が有り余っていますんで寄り道は程々に歓迎的な訳であります。


上海の空港で食べた豚の角煮風(見た目より美味)ビール込みで1200円位


成都のホテルでの晩飯 豚バラのうま煮風 1000円位


成都のホテルの朝飯 席が無いので部屋に持って来た


上海空港の豚骨風豚肉ラーメン ビール込みで1300円位


中国国際航空の機内食の逸品 鴨肉のロースト付サラダ

いや、認識不足も甚だしく、その上どこかに偏見まで持っていたモノですから、中国国際航空は中国のフラッグシップであるとは言え・・・ケっ、中国だろう?と、侮っていた訳です。
しかし、皆様、人には沿うて見よ、飛行機には乗ってみろとは先人の言う言葉道理でありまして・・・そのサービスやらシステムやらは何処かに日本の航空会社の良き時代を彷彿とさせる微かな片鱗を見せていたりする訳であります。

余談でありますが、私は中国で、口さえ開かなければ確実に「人民」扱いであります。
100パーセント中国語で話しかけられ、日本語で返事をしているのに気付かれなかったと言う珍事まで起ったりする訳でして・・・中国に愛着が湧いちまったのであります。

さて、そうは申しましても機体の運行やら設備は価格を抑える為のアレが所々でナニしている訳であります。
例えば、テレビでありますが、今時は近距離便を除けばエコノミーでも一席に一台のモニターが付いていて数多の映画から好きな物を選んでみたり、GPS画面で飛行情報を得るなどで着る訳であります。
しかし、CA(Air Cinaのコード)は何機乗り継いでも、機種が変わっても10数年前、飛行機にTVモニターが付いた頃のように天井からモニターが出て来るタイプでありまして、その辺で経費節約がされているなと思う訳であります。

そして、機内誌なども確実に全席に有る訳でもなく、自分の見立てでは、月初に乗ったときと比較し、月末近くに成ると遭遇確率は5割りを切るなと思う訳でして、一遍配布したら亡くなっても補充はされない、と、思う訳であります・・・だから機内誌にはお持ち帰り自由とは書いていなくて、欲しかったんで、これ貰って行って良いですか?と尋ねた時の返事に少し躊躇いが有りました。

で、機内でのサービスなんですけれども、東南アジア系の雑と言いますか、返事は素早く良いのですが、頼まれた事も素早く忘れると言う事も無く、確実に対応する辺りが日本人と同じ系統のアジア人であるなと思いました。

また余談ですが・・・機内の中国人民は「お金持ち」なのでありましようか?
全体的に何処かに余裕と言いますか、要するに日本人と変わらない文化度を感じるとでも申しましょうか・・・で、有りますから飛行機のトイレなども汚しっ放しで後の人は使えない、みたいな、東南アジアの一部の格安便などで見られるような事も無いのであります。

ああ、経費節約の面では、普通の飛行機会社ですと、搭乗すると座席には枕と毛布が用意されている訳ですがCAではそれはリクエストしないと持って来てくれません。
でも、合理的だと思います・・・要らない人にまで配るよりも欲しい人だけが要求してもらう。

因みに、国内線の昼間の便では軽食が出て飲み物のオーダーを訊いて来ますがアルコール類は無い様子で有りました。
と、言いますか、中国人って飛行機では酒は呑まないんですかね?
私なんぞは意地汚くひたすらビールやワインを貰う訳ですが、自分の見える範囲では昼間っから酒類を頼むのは日本人と欧米人だけでありました。

と、言いつつ・・・欧米人も極端に少なくて北京から上海の便で見掛けただけでありました。
あれだけ欧米人の多いカトマンズからの便でもほとんど乗っていないと言うのは、やっぱし北京なり上海に行ってしまうと欧州には遠くなっちまうと言うのが理由でありましょうか?
なので、意外だったのが、自分の中では縁遠いカタール航空の便に金持ち風欧米人の搭乗が多かったような気がしたことであります。
それともアレですか?CAでも欧州便はそんなに安くも無いのかも・・・調べていないんで解りませんけど。

さて、ここまではCAに対しての私の感想と、乗り継ぎが多いと言うのも場合に因っては楽しいもんだと言う事で、前置きみたいなもんであります。

核心は・・・中国国際航空の機内食は日本人の口に合う!!!と、声高に言いたい処であります。
まず、米が美味い!!! ああ、帰りの便でより強く感じたんで、あの状態ならナニを喰っても美味いと言えるかもしれず、絶対的と言うよりは少し相対的なアレがナニしているかも知れませんが・・・まず、その他の飯屋でもそこそこ美味かったんで美味いと言い切っておこうと思う次第であります。

で、美味い米を喰うのにおかずは要らない・・・香辛菜とザーサイが有れば良い、と言う事でして、特に香辛菜は絶品であった訳であります。

ねっ!!! 白飯に、うまい漬け物で飯を食う妙味を知っている中国人と日本人・・・歴史的に見てもあっちが先輩格だと素直に思っちまう味でして、私の中国人像と認識は、香辛菜から変貌して行っちまった訳であります。

これで味噌汁が出たら満点だったんですけれどもねぇ~・・・しかし、お写真にチョコット青い缶で写っている北京のビールなんですが、良く見ればたぶん機内専用ビールと思われる、アルコール度数4%の薄い物であります。
で、ビールとの堪ってはいますが恐らく、間違い無く発泡酒でありましょう。

余談ですが、アジアの国は何処へ行ってもその国か、若しくは同じ経済圏で製造した「アサヒ・スーパードライ」が売られている訳ですけれども、ハッキリ言って日本ではスーパードライ一筋30年以上の私としましては、アレらは似て非なる物であり、私の馴染んでいるスーパードライとは一線を画するモノであると申し上げたい訳であります。

と、言う事で、落ちに行きたい訳でありますが・・・絶品は、国際線の食事に供される「鴨肉のロースト」であります。
いや、普段そのような物を食べ慣れないからと言うのは否めないかもしれないんですけれども、しかし、少し気の抜けた発泡酒的ビールとの相性は抜群でして、ご飯や麺類のメインディッシュを食べ終えてからこれを摘みにまたもう一本飲む、と言う事で、一度の食事でこれを摘みに三本はお替わりすると言う楽しい食事であった訳です。

いや・・・そーだった、日系の航空機には経費節約なのか一度退職しただろう?と言う感じのベテランの客室乗務員が居ますが、CAにはそう言うお局様は乗っていませんで、皆様ピッチピチの若手と言いますか、丁度良いお年頃と言うのも好感が持てる訳であります。

で、例えば、タイ航空では普通に配られたネパールのアライバルビザの申請用紙が配られず、一番美人なスチュワーデスのお姉さんに訊いた所、そんな物は持っていないが到着したら嫌でも目に付く所に有るから心配するな、と、教えてくれたりする優しさも持ち合わせている訳であります。

と、言う事で、未だはっきりしない旅の後遺症の残る頭で徒然なるままに、中国国際航空の感想などしたためてみました。

まっ、いつもの事ですけれども「講釈士見て来たような嘘を云い」ナンテ事を申しましてアレですから、そう言う感じでナニして頂ければ幸いであります。







コメント (2)
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