明日は休みだぁ～

けっ・・・休みが嬉しいだなんて、まるで真っ当な社会の一員のようで恥ずかしいであります。

ご隠居の筈だったんダヨなぁ～・・・去年の5月までは。
そう・・・宮城県高等技術専門校・造園科に入学するまでは。
主義は、徒然草風で、生き方は方丈記・・・なぁ～んて嘯いて社会を斜めに見ていた筈なのに、ここ数日はとても還暦過ぎの62.2歳とは思えない労働量でして、我ながら驚いております。

いや、驚くのは体力的な事よりも労働に対する精神力であります。
今更仕官なんて絶対無理と確信していた私でありましたが、かなり理不尽な労働条件にも背を向けず真面目に労働している訳であります・・・自分で自分が信じられませぬ。

確かに、見極めるまでは突っ込んで行くタイプの自分ではありますがその分見切りも早い訳でして、ダメだこりゃ、と思ったら逃げ足は速い筈なんであります。

なのに未だに仕事の底の見極めが付かず、ルーズな労働条件を嫌悪しながらも日雇い労働に従事・・・ナニが私をそうさせているのか？　謎であります。
確実に言える事は、植木屋の仕事は嫌いじゃない、と、此れは間違い無しであります。

仕事が趣味？　その線なのかなぁ～？　うーん、わからん！
この歳になっても自分がわからない・・・まっ、自分なんてモノが在ると思っている時点でアレなんですけどね。

で、今月の始め頃から日雇いで参加して来たTさんはやっぱし辞めると言う事で、本日の帰り際に告げて来ました。
まっ、本気で金が欲しいんなら他の仕事の方が良い訳でして、造園科の出だからってこの仕事に拘る必用は無いし、まして好きじゃ無いのなら、と、サラッと語ってみました。

しかし、人力が勝負の造園屋で兵隊を大切にしないと言うのはダメでしょ、たぶん。
いや、Tさんの求人票には「正社員」と言うのが有ったんですが、面接時に取り敢えず様子見で日雇いね、と言われ尚かつ真冬は仕事が無いからとも言われた訳であります。
使う側の都合だけで人が集まると思ったらトンでも無いことなんですが、造園屋と言うのはホントーに底辺の肉体労働なんでそう言う業界なのかも知れません。

いや、底辺と卑下する理由はアレです・・・日雇い労働者を仕事量に応じて使い分けないと親方や会社が成り立たない商売なんであります。
要するに構造的に欠陥がある・・・だから底辺だと言い切っちまうのであります。


ああ、来週からは雪吊りの柱立てが始まるんですが、深さ50センチの穴を50個ほど掘って4メートルの杉丸太の柱を立てなければなりません。

まっ、雪吊りは好きな仕事なんで一人で2～3週間も掛けてノンビリやる予定であります。
この仕事が終わったらたぶん冬の閑散期・・・ジックリと温泉にでも浸かりつつ次の事を考えたいと思う今日この頃・・・花の金曜日の午後八時、皆様におかれましては如何お過ごしで在りましょうか？
ソーですかぁ～・・・明日のお休みはノンビリ寝てますかぁ～　それも良い休日ですよね。
１週間・・・忙しく働いたんですからねっ！


吊るし柿と朝日


キンモクセイと吊るし柿


朝日に照る柿


お陽様の子供みたいな柿

いや、今朝の朝日は良かったんですけれども雲一つ無いと言うのは意外とダメでありまして、苦肉の策でベランダで朝日照らされている吊るし柿と取残した庭の柿を絡めてみました・・・が、まっ、やっつけ仕事はお目汚しであります。

ああ、写真を取りに行きたい・・・落ち葉になっちまっているだろうけど日本庭園を撮りたい！

明日は午後から雨か雪ですとぉ～・・・写真どころじゃ無いやね。