津軽に行ったのは随分昔でして既に記憶も定かでは無いのですが、しかし庭の姿だけはまぶたに焼き付いているのであります。
あれです、今日の名庭は「盛美園」なんですが、私がここを訪れたのはもう四日も前のことでありまして、初夏の日差しと白い雲が余計に庭の美しさを際立たせていたのでありました。
盛美園 入り口
まず入口を入ると木戸銭を払う窓口があります。
で、ちょっとしたお土産などが売られる場所の奥に訪れた人が一休みできる場所がありまして、もしも立ち寄った際には是非プレミアムソフトクリーム450円をご賞味ください・・・私ゃあまおうプレミアムを頂きましたが美味かったであります。
盛美園と言えば「盛美館」でありましょうか?
あれです、この日は他にお客が居なかったこともあって時間前なのにまずは「御宝殿」に案内されたわけであります。
残念ながら御宝殿の撮影は禁止ってことでアレなんですが、金色堂の親戚と思っていただければ良い感じの金ピカのお堂に、これも金ピカの大日如来が鎮座している、誠にもって華やかな御宝殿でありますが、まっ、自分としては目的外なので興味は薄い、であります。
さて、盛美館は写真からも伺えると思いますが一階が和の造りで二階が洋風という変わり種であります。
しかし、下が和ってのが肝なのか全く違和感がないから不思議であります。
松と洋館にも違和感が無いから素晴らしい
で、この庭の松も造ってあるわけですが、やっぱし雪の重みに耐えて枝を下げたって風情だと思うのであります。
なので私の観点で行くと大石武学流の庭であることは間違いないわけであります。
と、言いつつ・・・盛美館の前に広がる飛び石と礼拝石と枯池までは大石武学流と見えますがその他は普通に日本庭園の造りであると私ゃ思ったんですが、思慮が浅いですかね?
兼六園で有名な「琴柱灯篭」が見えます
で、ここまで見てきた大石武学流の庭に必ずあった「野夜灯」が無くて「琴柱灯篭」が据えられているってのがこの庭の肝だと私ゃ思った次第であります。
それはやっぱし世間と言いますか、他国(他藩)には真似のできない庭があることを知って居たから、と思うんですが、考えすぎですかね? なんちゃって。
さて、津軽の名庭巡りはこれで終わりなんですが、他にも似たようなのがたくさんありまして、一日や二日では回りきれません。
そして、東北でまともに見られる庭があるのは津軽しか無い、と私ゃ断言する次第でありますが、まっ、いいでしょう。
おおっと、お風呂が沸きましたんで、んじゃ。
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