まっ、近頃はろくな本を読んでいなくて、かつては活字の虫と自負していた自分は既に冬眠し永いんですが・・・まっ、この季節が来るとなんとなく本を読みたくなるのは否めないわけであります。
で、過去を振り返れば、理想を求める思想の20代を経て実社会に出ると、少しでも上を目指したくて踠きハウツー物の30代を過ごしたわけであります。
で、不惑に足掻いた40代では何故か宗教に傾倒し、とくに仏教は入門書から難解分野までを漁ったわけでありますが、それはほとんど病でして、それを50代まで引き摺り、つい昨日までその手の本に気触れていたわけであります。
がしかし、それらの本の合間に欠かさず読んでいたのはドキュメンタリーの旅の本でして、20から30代なら椎名誠と野田知佑で、その後は下川祐治をはじめとする貧乏バックパッカーの旅の本にのめり込んだわけであります。
とは申しましても、つい昨日までは活字なら広告紙の文字でも読むという性分でしたから硬い文学を読まなかったのかというとそんな事も無く、世界の名作から日本の古典まで、節操も無く読んだのでありました。
あれ・・・ここ10年で(読み返しですが)感動したものというと、モームの人間の絆と源氏物語であります。
笑ってしまうほどベタに世間が認める名作というのが何ともカントもですが。
自分は同じ本を何度も読み返すのが好きでして・・・いや、好きな本はですが、本当に気に入った本なら何故か数年おきに読み返すんであります。
で、ここ数日、とある俳句の教科書として読んでいた本を斜め読みで読んでいたんですが、これが初読の時と感想が大きく変わりまして、なんか雰囲気が嫌いになったのであります。
いや、俳句に関しての記述に文句は無いといいますか、固よりそんな知識もないのですが、拒否反応を起こしたのは日本語に対する認識の短い記述でありました。
まっ、詳しい中身は避けますが、日本語はそんなに単純にものではない、と反論したくなる説明が出てきて、そこから何と無くその人の思想的なものを感じてしまったとでも申しましょうか・・・まっ、私の言い掛かりなんでしょうけれども自分はそう感じたので仕方がないのであります。
文体ってどーしても好き嫌いが入ってしまって、あっ、これはダメだ、と読み始めから嫌になるものも稀にあるわけです。
その反面、これパクってみたいけど無理、みたいな好きなんだけど近寄れない文章に出会うとのめり込んでしまって悶々とする、なんて事も起こるのであります。
ああ、何を言いたかったのか本筋が飛んでしまった。
あれです、今夜は気候のせいか珍しく冷酒を軽くやったせいか本を読みたくなってしまって、そんな気持ちのまま惰性でパソコンに向かったのでこんな戯言を書いたわけであります。
あれでした・・・菅さんの組閣で防衛大臣になった「岸信夫」ってはたと気づけば安倍ちゃんの弟なんですもんね。
で、岸でしょ・・・いや、これは策士の菅さん、一丁噛ませましたか、なんちゃって、意味不明ですかね?
で、ニュースを見流ししていたら枝野が昔の名前出でいる新党の立ち上げで浮かれた演説をしていて「国民と一緒に戦おう」って言ったんだが、お前は誰と戦う気なんだ? 日本政府と戦う気なのか? と、自分は思ったんだけれども、マジで、誰のために誰と戦うんでありましょうか?
まっ、その後に少しだけ映った国民民主党・・・これも民主党かよ? 紛らわしいから毛色を変えて欲しいと思いましたが、まっ、いいでしょう。
いや、冗談はさておき、枝野のアジ演説に比べたら玉木代表の方が好感が持てました・・・が、15人しかいないってのは厳しいでしょ。
どんな役割を担うのか、楽しみであります。
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