「特定の主張にお墨付きを与えることは本意でない」
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9954
パリのユネスコ本部。撮影者:Anna Armstrong
また、この5~7件の中には「南京」「慰安婦」以外に、「パレスチナ解放のポスター」が含まれていることも分かった。記憶遺産が政治利用されることを、ユネスコ側が気にしている様子が伺える。
実際に、本誌の「中国の資料が登録されれば政治利用される可能性が高い」という問いかけに、ユネスコ関係者は「特定の主張にお墨付きを与えることは、我々の本意ではない」と語っている。
しかし懸念されるのは、ユネスコ側の人々が、「南京大虐殺」や「慰安婦の強制連行」が歴史的に存在したと考えている可能性があることだ。ユネスコ関係者は「我々は、申請資料に『歴史的重要性があるか否か』のみを審議する」と中立的な立場を説明するが、もし「存在した」という前提で審議が進めば、「中国の資料は、歴史的に重要」と判断されてしまう。
幸福実現党がユネスコに3回目の申し入れ
幸福実現党は終戦の日からちょうど1カ月前の7月15日、パリのユネスコ本部で、新たに判明した中国の「南京大虐殺」資料の問題点を指摘し、登録の却下を求める申入書を提出した。この申し入れには、国内外の有識者57人が賛同している(下記)。
中国の申請資料に対する幸福実現党の申し入れは、今回で3度目となるが、ユネスコには記憶遺産が政治利用されないよう賢明な判断を求めたい。また、中国による「歴史ねつ造」を止めるために、日本政府、多くの日本人が声を上げることを願う。
ユネスコ記憶遺産
中国の「歴史ねつ造」への反論に賛同した有識者57人 幸福実現党は7月15日、パリのユネスコ本部で、中国の「南京大虐殺」資料に反論する 申し入れを行った。57人の提出・賛同者は以下の通り。(筆頭者以外は五十音順。敬称略)
釈量子(幸福実現党党首)
◇ ◇
天児都(産婦人科医)
阿羅健一(近現代史研究家)
井澤一明(一般財団法人「いじめから子供を守ろう ネットワーク」代表)
井上新太郎(石川県津幡町議)
宇田川敬介(ジャーナリスト)
潮匡人(拓殖大学客員教授)
岡田英弘(東京外国語大学名誉教授)
オルホノド・ダイチン(モンゴル自由連盟党代表)
加瀬英明(外交評論家)
勝岡寛次(明星大学戦後教育史研究センター)
河添恵子(ジャーナリスト)
川村純彦(元自衛隊統幕学校副校長・元海将補)
北野幸伯(国際関係アナリスト)
黄文雄(評論家)
小島智恵(北海道幕別町議)
小浜逸郎(批評家)
小林正(教育評論家・元参院議員)
佐々淳行(初代内閣安全保障室長)
塩澤康一(長野県駒ヶ根市議)
城光宣(元日本軍第六師団獣医務曹長)
杉山徹宗(明海大学名誉教授)
鈴木真実哉(ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ経営成功学部ディーン)
相馬勝(ジャーナリスト)
高田純(札幌医科大学教授・理学博士)
高橋史朗(明星大学教授)
田村秀男(ジャーナリスト、経済アナリスト)
デービッド・ウィリアムズ(国際法史学者・儒教倫理学者)
トニー・マラーノ(評論家)
中垣秀夫(元防衛大学校教授・元陸将補)
中島孝志(作家・経営コンサルタント)
中野留美子(富山県小矢部市議)
長谷川慶太郎(国際エコノミスト)
花田紀凱(月刊雑誌「WiLL」編集長)
原田悦子(愛知県東浦町議)
坂東忠信(外国人犯罪対策講師)
平松茂雄(中国軍事専門家)
福山隆(元陸将)
藤井実彦(論破プロジェクト代表)
藤岡信勝(拓殖大学客員教授)
藤木俊一(評論家)
藤田裕行(評論家)
ペマ・ギャルポ(桐蔭横浜大学教授)
ヘンリー・スコット・ストークス(元フィナンシャル・タイムズ東京支局長)
細田三恵(埼玉県三芳町議)
水間政憲(近現代史研究家)
三野正洋(作家)
宮崎正弘(評論家・作家)
宮脇淳子(歴史学者)
鳴霞(ジャーナリスト・元中国共産党員)
惠隆之介(ジャーナリスト・元海上自衛官)
茂木弘道(「史実を世界に発信する会」事務局長)
森口朗(教育評論家)
守屋洋(中国文学者・SBI大学院大学教授)
山際澄夫(ジャーナリスト)
山口英一(国際開発学会会員)
渡部昇一(上智大学名誉教授)