元幸福の科学の会員で1987年より三十数年間、在籍し、活動をしてきました。その間を振りかえります。

最初は勉強会だったのに大川隆法氏は1991年に突然に自分は地球神・エルカンターレだと宣言し、宗教法人となった。

中国はアメリカに取って代わろうとしている【中国軍事専門家の分析(後編)】

2016-03-22 19:00:20 | 日記

――中国の軍事力は実際にはどれほどのものでしょうか?

平松茂雄氏(以下、平): 中国の軍事を研究していると、中国はアメリカの軍事戦略を研究し、あわよくばその立場に取って代わろうとしていることが分かります。アメリカの戦力の中心は、核兵器。実は兵隊の人数自体は思いのほか少ないのです。

その代わりに海兵隊が外国で影響力を及ぼしています。国内の内乱や治安対策には、州兵といわれる民兵がいます。

つまり、核兵器で抑止力を持っているため、外国からは攻めこまれないという前提のもと、アメリカの外の有事の際は海兵隊が軍事介入を行い、国内の治安は州兵が守る。アメリカの軍事力は主にこの「核兵器」「海兵隊」「州兵」の3つで成っているわけです。

一方、中国では、同じように核兵器や核ミサイルを持つことで、世界に影響力を行使すると同時に、国防にも役立てています。

中国がアメリカと大きく違うところは、アメリカはほぼ独立した一つの大陸ですが、中国大陸は北にはロシア、西にはインドなどが隣接しているということです。

毛沢東が中国に核兵器を備える前までは、攻めこまれたら困るということで、最大400万人、500万人ほどの非常に大きな軍隊を持っていました。しかし、毛沢東が核兵器を中国軍に備えたため、人海戦術で国を守る必要がなくなり、トウ小平は100万人もの兵力の削減を行い、通常戦力を近代化しました。

 

――核兵器がいかに抑止力になるかということが分かります。しかし核兵器を持つことはそれほど簡単なものでしょうか。

平: 実は、爆撃機や航空母艦などに比べて、核兵器を持つのはもっと簡単で安上がりです。今の中国はひっくり返っても爆撃機や大型ジェット機、航空母艦は作れないですが、核兵器は持っていますよね。しかし当然ながら、一般的な日本人は、「核兵器」と聞くと広島や長崎の原爆を連想します。日本が核兵器を持つなど、とんでもないと非難されて終わりというのが現実です。

 

――結局、日本と中国の軍事力はどちらが優勢でしょうか。

平: 「日本の自衛隊は非常にレベルが高い」「中国軍のレベルは低い」と言う人もいます。たしかに日本の自衛隊は部分的には中国よりレベルが高いかもしれないですが、中国は現在、迅速に動けるアメリカの海兵隊のような通常戦力を備えようとしています。最終的にはミサイルの性能や、宇宙技術の開発を競う段階に進んでいきます。

アメリカに守ってもらうことに慣れてしまい、堂々と軍事研究もできない今の日本の状態では、とても中国に適うものではありません。日米関係が上手くいかなくなったり、アメリカのアジアにおける軍事力が衰退する可能性も考慮して、日本独自の国防を真剣に考えていかないといけない時に来ているのです。(了)

 

中国軍事専門家

平松茂雄

プロフィール

(ひらまつ・しげお)1936年生まれ。慶應大学大学院修了後、防衛庁防衛研究所勤務。同研究所室長、杏林大学教授を歴任。専門は現代中国の軍事・外交。主な著書に、『中国はいかに国境を書き換えてきたか』(草思社)、『「中国の戦争」に日本は巻き込まれる』(徳間書店)がある。

【関連記事】

2015年10月1日付本欄 中国共産党創立100周年 祝杯は「台北」で!? 【中国軍事専門家の分析(前編)】

http://the-liberty.com/article.php?item_id=10255

 

2015年9月28日付本欄 中国が核兵器搭載型潜水艦を今年中に配備 世界的な海軍を目指す中国

http://the-liberty.com/article.php?item_id=10248

 

2015年6月27日付本欄 中国は、アメリカの覇権をこう奪う【危機管理の専門家・杉山徹宗氏に聞く(1)】

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9835

 

2015年5月23日付本欄 いよいよ、南シナ海で中国軍が米軍機に警告【Weekly Watch国際政治】

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9680


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政府高官が「現行憲法下で核兵器使用は可能」 防衛体制の整備は急務

2016-03-22 18:26:03 | 日記

政府高官が「現行憲法下で核兵器使用は可能」 防衛体制の整備は急務
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11077

横畠裕介内閣法制局長官は、「憲法上、あらゆる種類の核兵器の使用がおよそ禁止されているというふうには考えていない」との見解を、18日の参院予算委員会で示した。

内閣法制局長官が核兵器使用について言及するのは極めて異例のことだ。菅義偉官房長官は、同日の記者会見で「(核兵器使用は)あり得ない」と語っているが、今この議論が出ているのは、北朝鮮や中国の脅威が現実に迫る中で、選択肢として核抑止を検討すべき段階にきていることを示している。


◎現行憲法でも解釈次第で核兵器保有は可能

戦後の憲法解釈には、日本を防衛する必要最小限度の自衛力に核兵器は含まれ保有できるとしたものも存在する。また、「座して自滅を待つべしというのが憲法の趣旨とは考えられない」(昭和31年2月の政府見解)という見方から、自衛措置として敵地攻撃武器を持つことも憲法解釈上認めてきた。

現行憲法でも解釈次第では、核兵器を保有することは可能ではあるということだ。

一方で、日本の国是としている「非核三原則」や国際規約の核兵器不拡散条約(NPT)、そして、国内外の反発により実行に移せないことが、国防のジレンマでもある。


◎日本のミサイル防衛の実力とは?

しかし、そう長くはジレンマの中にいられない。

北朝鮮は18日、2度にわたって中距離弾道ミサイル「ノドン」が発射した。もはや、金正恩の気分次第でミサイルが撃たれるような状況だ。政府はこのとき、弾道ミサイルを迎撃できるようにするための「破壊措置命令」を出していた。

日本のミサイル防衛は、イージス艦に搭載された海上配備型ミサイル(SM3)と地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の2段構えとなっている。しかし、北朝鮮からのミサイルを確実に撃ち落とせる精度はなく、大量のミサイルを同時に撃たれた場合は、全く対応ができない。

そのため、こうした「受動的なミサイル防衛」でなく、「能動的なミサイル防衛」である「敵基地攻撃」が議論されてきた。前述のとおり、それは現行憲法下でも可能だが、未だに日本はミサイルを撃とうとする国のミサイル基地を先制攻撃する武器は持っていない。


◎北朝鮮は日本の防衛体制の整備を待ってくれない

今回の内閣法制局長官の発言は、日本も核抑止力を保持できることを国民へ発信したという意味では一歩前進したと言えるかもしれない。しかし、本当に必要なのは、解釈を“駆使"しなくても他国の侵略から国民を守ることができるように憲法改正することと、その前段階として、現行憲法下でできる最大限の防衛体制を整えることだ。

政治家は国民の生命・安全・財産を守ることを優先し、決断すべき時は決断をしなければならない。北朝鮮や中国は日本の防衛体制の整備を待ってくれない。
(HS政経塾 水野善丈)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『北朝鮮・金正恩はなぜ「水爆実験」をしたのか』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1612

【関連記事】
2016年3月10日付本欄 金正恩氏「核の小型化成功」に初言及 日本は核武装も視野に入れた国防体制の強化を
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11041

2016年3月8日付本欄 過去最大の米韓軍事演習 この演習の意味とは?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11032


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大川隆法「病気にならない心がけ」

2016-03-22 15:01:35 | 日記

ほんとうに自分が成功したいと思っているならば、

病気になる兆しがあったときには、

「これはいけない。体を大事にしなくてはならない」と考えます。

そして、家族をはじめ、さまざまな人のアドバイスを受け、

「なるほど。それでは、私は、仕事の仕方などを、

こう変えていかなければならない」と考えて、

すぐに生活態度を切り換えていけるのです。



『心と体のほんとうの関係。』P.223

 

※幸福の科学出版
http://a07.hm-f.jp/cc.php?t=M278376&c=10209&d=203d

※Amazon
http://a07.hm-f.jp/cc.php?t=M278377&c=10209&d=203d


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小保方晴子氏が手記出版で反撃! STAP細胞は若山教授が黒幕、私は捏造犯に仕立てられた、と...

2016-03-22 14:57:37 | 日記

リテラ ちょうど2年前のきょう、1月28日は、あのSTAP細胞が大々的に発表された記者会見の日だが、そんな日を選んで、小保方晴子氏が反撃に出た。昨日からメディアで大きく報道されているように、手記『あの日』(講談社)を発売したのだ。

本サイトはいち早く手記を入手したが、本のなかで小保方氏は、〈STAP細胞に関する論文発表後、世間を大きくお騒がせしたことを心よりお詫び申し上げます〉と謝罪しつつも、一連の「捏造」疑惑に真っ向から反論していた。

 といっても、小保方氏が今もまだ「STAP細胞はあります!」と言い続けているということではない。

 周知のように、STAP細胞は、論文の捏造、データ改ざんに端を発して、小保方氏のでっちあげではないかという疑念が向けられるようになった。

さらには、STAP幹細胞への変化やキメラマウスの作製の過程で、小保方氏がES細胞を混入させたという可能性が取り沙汰され、理化学研究所の調査委員会の調査でも、小保方氏の実験室に残されていたSTAP幹細胞やキメラマウスがすべてES細胞由来であることが判明。「STAP細胞はなかった」と結論付けられた。

 しかし、小保方氏は、STAP幹細胞の培養やキメラマウス作製はすべて論文の共著者である若山照彦・山梨大学教授が主導していたと断言。

にもかかわらず、途中でその若山氏に手のひらを返され、捏造の犯人に仕立てられてしまったと主張しているのだ。

 同書によれば、そもそも、小保方氏は「スフェア」と呼ばれる球状の細胞塊がストレスによってOct4陽性細胞に変化する過程に着目していただけで、万能細胞の作製に積極的だったわけではなかったという。

ところが、当時、理研CDB(理化学研究所発生・再生科学総合研究センター=当時)にいた若山氏に相談したところ、「Oct4陽性細胞という多能性を示す細胞が採取できるならば、キメラマウス作製こそが最重要なデータであり、iPS細胞のような(無限増殖できる)幹細胞ができるかもしれない」と勧められた。

 だが、若山氏が実験を何度も試みてもキメラマウスはできてこなかった。この時点で小保方氏は「ES細胞から作製されるようなキメラマウスはできないというのも重要な結果の一つ」と考え、論文のテーマは細胞変化過程にしようと思っていたという。

 しかし、若山氏は諦めようとしなかった。そして、ある日、若山氏から小保方氏に驚きの知らせがもたらされる。


〈ある日いつも通りスフェアを(若山氏に)渡すと、「これまではスフェアをバラバラの細胞にしてから初期胚に注入していたが、今日からはマイクロナイフで切って小さくした細胞塊を初期胚に注入してキメラマウスを作ることにした」とおっしゃった。

それから10日後、若山先生からキメラができたと連絡を受けた。その上、残りの細胞をES細胞樹立用の培養液で培養したらES細胞の様に増えだしたと報告された。

毎日、スフェア細胞を培養し観察していた私は、細胞が増える気配すら感じたことがなかったので大変驚いた。「特殊な手技を使って作製しているから、僕がいなければなかなか再現がとれないよ。世界はなかなか追いついてこられないはず」と若山先生は笑顔で話していた〉

 だが、結果は知らされても、自分の眼で確かめたわけではない。自分で確認がしたいと思った小保方氏は「培養を見せてください、手伝わせてください」と申し出たというが、若山氏には「楽しいから(一人でやる)」「ES細胞の樹立も研究者の腕が重要だから、自分で行いたい」と拒否された。

 また、キメラマウスやクローンマウス作製の技術を「教えてほしい」と申し出ると、若山氏はこんな返事を返してきたという。

「小保方さんが自分でできるようになっちゃったら、もう僕のことを必要としてくれなくなって、どこかに行っちゃうかもしれないから、ヤダ」

 小保方氏はこうした経緯から見ても、自分が"ES細胞を混入させた"というのはありえないと主張するのだ。

〈STAP細胞からのキメラ実験は、若山先生が作製方法をSTAP細胞塊をバラバラに注入する方法から、マイクロナイフで切って入れる方法に切り替えた時に初めて成功している。もし私がES細胞を渡していたのなら、細胞塊をバラバラにしてキメラマウスを作製していた当初からキメラマウスの作製に成功していたはずである。

そうではなく、実験方法を切り替えた時にES細胞を渡していたとするなら、連日行われていたキメラマウス作製実験において、若山先生が実験方法を変えるタイミングを予期し、そのタイミングに合わせてES細胞を若山研の誰にも知られずに準備し、ES細胞研究の第一人者である若山先生にばれずに渡すことが、果たして可能であっただろうか〉

 そのうえで、小保方氏はこう書く。

〈後にSTAP細胞と名付けられる細胞の存在の証明が、キメラマウス作製の成功、もしくは増殖する細胞であるSTAP幹細胞への変化であるなら、「STAP細胞の作製の成功・存在の証明」は常に若山先生がいなければなしえないものになっていった〉

明言はしていないが、もしSTAP細胞が捏造とするならば、それは若山氏がやったとしか考えられないと言っているのだ。

 小保方氏はそれを裏付けるような若山氏の乱暴なやり口も次々と暴露している。まだ未申請のヒト細胞を使った実験に関して、「行ったのはその承認後だったということにすればいいのです」とメールで指示してきたことや、若山研究室ではデータの扱いが非常に恣意的だったと指摘する。

〈若山研では、胚操作によって作製されたマウスを使った重要なデータを補佐するためのデータは「飾りのデータ」と呼ばれ、まず結論へのストーリーに合う仮のデータを「仮置き」の形で図表として用いて論文執筆を行う方法がとられていた。


(中略)ストーリーに合わない、つじつまの合わない実験結果は、「このままでは使えないのでやり直すか、データとして使用しないように」と指導を受けた〉


 また、スフェア細胞からのキメラが胎児だけではなく胎盤も形成していることが発見された時についても、疑惑の目を向けている。

胎盤の形成はES細胞などでは起こりえない現象で、事実なら大発見だが、若山氏は小保方氏に〈スフェアからのキメラマウスの胎盤だというもの〉を渡し、「組織学的に解析してほしい」と依頼をしてきたという。


ところが、若山氏はその解析結果を待たず、2012年4月頃にはTS細胞と呼ばれる、胎盤を形成する能力のある幹細胞株を樹立する培地でスフェアを培養する実験を開始。

後に「FI幹細胞」と名付けられる幹細胞株を樹立した。

 この間、小保方氏は〈若山先生が作製したキメラマウスなど論文の主題となる実験結果の補佐となる細胞の遺伝子解析などを任されていたが、解析に用いる幹細胞は培養を担当していた若山先生から受け取り実験を行うようになっていった〉〈実験に使用するマウスは若山先生から渡され、私が作製したスフェアは、若山先生が計画した他の研究員が進める実験にほぼすべて使用され、自身で解析などを進めることができない時期が続いた〉と、ほとんど蚊帳の外だったという。

 ところが、論文にデータの改ざんなどが発覚し、疑問が向けられ始めると、あんなに積極的だった若山氏の姿勢は一変する。

若山氏はNHKの取材に「論文を撤回したほうがいい」と回答。さらに、キメラマウスづくりに使ったSTAP細胞が、自分が小保方氏に渡したマウスと同一のものであるか、に疑念があると考え、自分の手元に残っていたSTAP幹細胞を第三者機関に解析に出したのである。

 若山氏がそのような態度をとったことに対して、同じ論文の著者の丹羽仁史氏は小保方氏に「ハシゴを外されたんや」と述べたという。


 そして、14年3月25日、小保方氏に渡したマウスと若山氏が解析したSTAP幹細胞のマウスの系統が違うとの報道が出た。


解析結果が出た6月には、若山氏が会見を開き、正式に「STAP幹細胞を第三者機関によって解析した結果、若山研にはけっして存在しなかったマウスの細胞からできていた」と発表。小保方氏がES 細胞を混入させたという見方が広がっていく。


〈私は混入犯に仕立て上げられ、社会の大逆風の渦に巻き込まれていった。私は「若山研以外からのサンプルの入手経路はない」と事実を述べ、「実験してはっきりさせる」とコメントを出すしかなかった〉

 しかし、その後、理研の調査によって、若山氏の会見内容は間違いであることが発覚。STAP幹細胞と若山研のマウスは別物でなく、〈若山研で飼育されていたマウスに由来している〉ことがわかっている。

 つまり、小保方バッシングの材料とされた、若山氏が発信源の情報は事実ではなかったということらしい。

 他にも、小保方氏は同書の中で、若山氏の不可解な動きをいくつも指摘している。

著者間で合意していた「ネイチャー」論文の撤回理由書を若山氏が勝手に書き換えてしまったこと、さらには、若山研にいた頃に作製され、大切に箱に保存していたサンプルのいくつかが、箱の中から消えていたこと......。

たとえば、サンプルの消失については、こう書いている。

〈これが解析されていれば、STAP細胞としてキメラ実験に用いられていた細胞の由来が明確にわかったはずだった。

(中略)STAP細胞からのテラトーマの実験も複数回行われていたが、それらのサンプルもなくなっていた〉

 もちろん、こうした主張を全部鵜呑みにするわけにはいかないだろう。実際、TCR再構成の証明がきちんとなされていないことや、テラトーマの画像取り違えなど、十分な説明をできていないことも多い。

 しかし、一方では、このSTAP細胞問題では、理研や若山氏、亡くなった笹井芳樹氏の言動にも不審な点は多く、小保方氏が不可解に感じるのももっともな部分もある。

 あのSTAP問題をから騒ぎで終わらせないためにも、若山氏にはぜひ、反論をしてもらいたいものだ。
(伊勢崎馨)


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政府内で「貯蓄税」と「死亡消費税」を検討 すでに布石も・増税議員に票を入れるな!

2016-03-22 14:55:01 | 日記

 日本経済の足踏み状態に業を煮やした安倍政権は、個人や企業が貯め込んでいる資産を吐き出させようとなりふり構わぬ“北風政策”を打ち出し始めている。

要は“太陽政策”とは異なり、辛い目に遭わせることで、カネを出させようという作戦なのである。政府内で検討されているのが「貯蓄税」と「死亡消費税」だ。

 貯蓄税は、今年から運用開始されたマイナンバー制度の導入により、国民の貯金額の把握が容易になったことで現実味が増しつつある。文字通り、貯蓄に対する税で、“貯める者にペナルティ”を与えることで、強制的に口座からカネを掻き出す乱暴な政策だ。

 死亡消費税は3年前、首相官邸で開かれた「社会保障制度改革国民会議」で飛び出した。死亡時に残った遺産に一定税率をかけて徴収しようというもので、控除額が設けられている相続税と異なり、すべての国民が課税対象になる。

 新税に対する布石はすでに着々と打たれている。昨年1月から相続税が増税され、最高税率が55%に引き上げられた。これに伴い、生前贈与(子供や孫へ住宅購入資金や教育資金を非課税で贈与する仕組み)の件数が急増し、潤沢な資産を持つ高齢者から現役世代へ資金の大移動が起こったのだ。

 昨年8月からは介護保険制度が改正され、特別養護老人ホームなどの介護保険施設を利用した際、これまで「所得」を基準に適用されていた低所得者向けの負担軽減制度に資産基準が新たに設けられた。

 単身で1000万円、夫婦で2000万円以上の資産を持つ高齢者は、負担軽減制度が受けられなくなったのだ。

「夫の死後、自分の年金収入だけで暮らしていましたが月7万円にも届かない。夫が生前に中古で買った一軒家に暮らしていたのですが、その資産価値が1000万円を超えるということで、ホームの利用料が軽減されなくなりました。

 これまで食費と居住費を合わせて月6万3000円だったのが、昨年夏以降、月額10万5000円にまで跳ね上がり、年金収入では払えなくなった。仕方なく家を売って施設利用料を捻出しました」(関西地方在住・70代女性)

 税制が専門の立正大学教授・浦野広明氏の指摘だ。

「消費増税や資産への課税強化などは“取れるだけ取る、持っている者から取る方法を編み出す”というものばかりです。それが見え透いているからこそ、貯金族はさらに資産防衛に走る。北風政策の典型的な失敗パターンです」

60代以上に対して、50代以下は実質賃金は下がり続け、貯蓄に回すおカネがそもそもない。その分、投資には積極的だ。

「メディアが年金制度の世代間格差など、現役世代の不満を煽る報道に熱心なため、彼らからの妬みは肌で感じる。この空気にはウンザリだよ。誰もが散財していたように思われてるバブル時代にも俺たちの世代は貯金していた。カネが貯まらないのは俺たちのせいじゃない!」(都内在住・70代男性)

※週刊ポスト2016年2月12日号


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当時の財政赤字は100兆円程度でしたが、20年経った今は、1000兆円と10倍

2016-03-22 14:54:24 | 日記

国民一人ひとりが豊かになれる政治を![HRPニュースファイル1531]

http://hrp-newsfile.jp/2015/2546/    文/幸福実現党・千葉県本部副代表 古川裕三

 

◆政治家が、今、考え、なすべきこととは何か

89年より竹下内閣下で導入された消費税は、すでに失敗した政策であると結論されます。

消費税が導入された当時の大義は、「財政再建」でした。この当時の財政赤字は100兆円程度でしたが、20年経った今は、1000兆円と10倍になりました。

つまり消費税は不況を作り出し、トータルの税収を減らす効果しかなかったのです。「財政再建」のための消費税という政策的大義はとっくに失われています。

この客観的事実に対して、現政権はもっと謙虚に反省し、「政治家が、いま、考え、なすべきこととは何か。」を元総理の言葉に照らして熟考すべきです。

※参照:『竹下登の霊言——政治家が、今、考え、なすべきこととは何か。』
大川隆法著/幸福の科学出版 

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1597

ところが、政府は反省どころかウソを重ねて、消費増税の大義を「社会保障のため」と言い換えるようになりました。老後が人質にされれば、国民は誰も反対できません。


この大義を振りかざして昨年の4月に政府は景気回復ままならない段階で消費増税したのです。これは、ぬるま湯でまだ体が十分に温まっていないのに、いきなり氷を大量に投じたのと同じようなものです。

案の定、昨年の消費増税後、GDPはマイナス成長となりました。


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北朝鮮の核ミサイルの開発。戦争を行う手段ではなく、戦争を抑止する力を持つべきだ

2016-03-22 14:35:14 | 日記

北朝鮮の核ミサイルの開発——米韓合同軍事演習と日本の対応[HRPニュースファイル1592]

文/幸福実現党・政務調査会 佐々木勝浩

加速化する北朝鮮の核ミサイル開発

北朝鮮は、1月に自称「水爆実験」を行い、2月7日にはフィリピンの近海にミサイルを発射。

このミサイルは「テポドン2号の改良型」で、射程は約1万2000キロ。角度を変えれば米本土をほぼ射程に収める距離です。

3月に入ると、米韓合同軍事演習を牽制した北朝鮮は、「南朝鮮(韓国)はもちろん、日本と太平洋地域、米国本土にある侵略の全ての本拠地が、さまざまな攻撃手段の射程圏内に入っていることを一瞬も忘れてはならない」と声明を出しています。(3/8日読売)
   
北朝鮮は、3日に日本海へ向けて新型多連装ロケット砲弾とみられる6発を発射したのに続いて10日には日本海へ向けて、射程500キロの短距離弾道ミサイル「スカッド」を2発発射しました。

このミサイル発射は、日本海に向けて発射されていますが、発射角度を南に変えれば韓国への攻撃を想定したものです。

◆日本を狙ったミサイル

続いて15日の朝鮮中央通信によると、金正恩は「早期に核弾頭の爆発実験と核弾頭搭載可能な様々な種類の弾道ミサイルの発射実験を行う」と述べ、関係部門に事前準備を指示しました。

18日未明には、中距離弾道ミサイル「ノドン」と推定される弾道ミサイルが発射されたのです。ミサイルは約800キロを飛んで日本海に落ちましたが、これも角度を南に変えれば九州まで届く距離です。

実際の中距離弾道ミサイル「ノドン」の射程は1300キロと推定され、日本全土を射程圏内に収めるものです。

◆米国を狙ったミサイルの再発射の可能性

10日の「スカッド」と18日の「ノドン」の発射は韓国と日本を射程に収めるものですが、米国向けには、新型の大陸間弾道ミサイル「KN-08」の発射が警戒さています。

「KN-08」の射程はアメリカ本土に達する1万キロ。2月に発射されたミサイルのように発射台に固定するのではなく、「KN-08」は車両から発射できる移動式ミサイルで、発射の兆候を察知することは困難です。

長距離弾道ミサイルを完成させるためには、核弾頭の小型化と大気圏に再突入する際に発生する高熱や衝撃、振動などから核弾頭を保護し地上の攻撃目標に到達させるための技術が必要です。

この点について15日に北朝鮮は長距離弾道ミサイルに必要な大気圏再突入する際の「環境模擬試験に成功」と報じました。

北朝鮮が核弾頭の小型化や核弾頭の爆発実験に成功したのかについては、疑問の声がありますが、少なくとも着実に核弾頭を小型化した長距離弾道ミサイルの発射技術が向上していることは間違いありません。

◆新たな核実験の前兆

また北朝鮮には、ミサイルの発射だけではなく、新たな核実験の兆候もみられます。

18日、米ジョンズ・ホプキンス大の北朝鮮問題研究グループは、北朝鮮が1月に核実験を行った豊渓里(プンゲリ)の核実験場の衛星写真を公開し、既存の実験用トンネルの整備とみられる動きなどが確認され、「いつでもさらなる核実験を行う能力がある」と分析しています。(3/19読売)

◆史上最大規模の米韓合同軍事演習の内容

こうした北朝鮮に対して、3月7日から4月まで実施される米韓の合同軍事演習が進化しています。

米韓合同軍事演習は、毎年春に行なわれてきましたが、今年の演習は、米軍の増援演習「キー・リゾルブ」と野外実動演習「フォール・イーグル」を同時に行なっています。(3/5朝日)

演習規模は韓国側が例年の1・5倍の29万人、米側が2倍の約1万5千人が参加、米軍からは原子力空母や原子力潜水艦、空中給油機なども参加しています。

米軍が原子力空母や原子力潜水艦まで出す背景には、北朝鮮に対する並々ならぬ決意を感じます。

米軍はイラク戦争の教訓から、敵の重要施設を破壊し戦争を早期終結させる戦略を重視しています。

今回、軍事演習の破壊対象となる重要施設には、北朝鮮の軍事基地も含まれていますが、米特殊部隊も参加している点から、ピンポイントで金正恩の居所を特定し攻撃する訓練も含まれるとみられます。

◆集団的自衛権と核抑止力

以上のように緊迫化する朝鮮半島情勢の中で、戦後70年、日本は「平和憲法」を信仰し、日本さえ戦争を仕掛けなければ世界は平和であると信じてきました。

しかし「平和憲法」の前文にある「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」、日本の「安全と生存を保持」できる時代は終わったのです。

隣国には「平和を愛する諸国民」ではない、日本を名指しで核攻撃すると脅す国家が存在しています。

「集団的自衛権」は、北朝鮮の暴発を防ぐために日米韓が束になって結束することです。戦争を行う手段ではなく、戦争を抑止する力です。

また核保有については、横畠裕介内閣法制局長官が、18日の参院予算委員会で、核兵器の使用は憲法違反に当たるのかとの質問に対し、次のような見解を表明しました。

「わが国を防衛するための必要最小限度のものに限られるが、憲法上あらゆる種類の核兵器の使用がおよそ禁止されているとは考えてない。」

戦争をするのではなく、中国や北朝鮮の核兵器から日本を守りアジアの平和を守る意味でも現在核保有についての議論が国民の間から起こってもおかしくない状況にあるのではないでしょうか。


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「STAP細胞はやはり存在する」 小保方氏守護霊が悔しさを吐露。 2015.07.09

2016-03-22 14:33:24 | 日記

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9876

 2015.07.09

2014年の「STAP細胞」に関わる一連の騒動で注目された理化学研究所(理研)の元研究員・小保方晴子氏。理研OBが「当時、理研にあった論文の共著者である若山照彦氏の研究室からES細胞が盗まれた」として告発状を提出し、兵庫県警が5月に受理するなど、いまや小保方氏を犯罪者扱いする論調がほとんどだ。 

昨年12月には小保方氏が参加したSTAP細胞の検証実験が「失敗」として打ち切られ、理研は、STAP細胞はES細胞が混入したものだったとほぼ断定。小保方氏は理研を退職したが、今年2月に理研は同氏を懲戒解雇相当と発表した。 

 

理研の判断は科学的根拠に欠けている

しかし、理研がSTAP論文は不正と断じた理由や、ES細胞が混入したものと断定した理由は、科学的根拠に欠けており、検証実験も科学的探究の姿勢とはかけ離れたものだった。

 

例えば、当初、若山氏らは「STAP細胞が胎盤へと分化した」ことを確認しており、これはES細胞では起こらない現象だが、理研は根拠を示すことなく「見間違い」と説明している。また、検証実験は論文と寸分違わぬ条件でしか実験できず、溶液の微妙な調整さえ許されなかった。どのような条件でできるかもわからない未知の細胞を作成できる環境は、検証実験には初めからなかったと言える。

 

まるで魔女狩りのような風潮の中で追い詰められ、理研を追われた小保方氏は、今何を思っているのか。

  

「神の領域」に迫る研究だった

大川隆法・幸福の科学総裁は6月、小保方氏の守護霊を招霊し、検証実験の真相や、理研やマスコミに対する思いを聞いた。この霊言を収録した書籍がこのほど発刊された。 

現われた小保方氏の守護霊は、持ち上げては叩くマスコミと、公然と「トカゲの尻尾切り」を行うこの国のあり方に対し、「これで、私と同じ研究をする人がいなくなっていくから、十年か二十年、(日本の科学の発展は)遅れたと思う」と語り、さまざまな制約の中で行われた検証実験は、「犯罪人に仕立てるため」の実験だったと悔しさをにじませた。

 

現代の科学には、解明されていない2つの大きな謎がある。それは、「宇宙の創成」と「生命の創造」という第一原因(根本原因)だ。宇宙の始まりはビッグバンだと言われているが、それを再現したり見てきた科学者はおらず、地球が誕生してから現在までの間に、どのように一番最初の生命が誕生したのかを解明した科学者もいない。

 

小保方氏守護霊は、STAP細胞の研究は生命の誕生と進化に関わる「神の領域」に迫っていたものだったことを明かし、「この第一原因論のなかで、『生命の分野に関しての第一原因論を探究したかった』というのが、率直な気持ちです」と、研究の動機を語った。

 

この他にも、

  •  STAP細胞ができる条件
  • 「生命の誕生」の奥にあるもの
  •  STAP研究が潰された本当の理由
  •  STAP細胞が秘めている驚異の可能性

などについて語られている。








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小保方晴子氏の研究が正しかったことが証明。STAP現象、米国研究者Gが発表!!

2016-03-22 14:29:37 | 日記

ビジネスジャーナル

 小保方晴子氏が発見した「STAP現象」が、アメリカの研究者グループによって報告されていた。2015年11月27日に英国科学雑誌「ネイチャー」姉妹版のオープンアクセスジャーナル「ネイチャー・サイエンティフック・リポーツ」に掲載された。

 それは、米テキサス大学医学部ヒューストン校のキンガ・ヴォイニッツ博士らが、負傷したマウスの骨格筋から幹細胞になる新規の細胞集団を発見したと論文で発表したものだ。題名は『損傷誘導性の筋肉由来幹様細胞』で英文の頭文字「injury induced muscle-derived stem cell-like cells 」からiMuSCsと名付けられ、それを証明したものはヴォイニッツ論文と呼ばれている。キンガ博士は同論文の要旨をこうまとめている。

「我々は最近、損傷を受けたマウスの骨格筋のなかに、新しい幹細胞の集団を発見しました。このiMuSCsは、分化した筋原性細胞が部分的に初期化されたものであり、多能性によく似た状態を示しました。」

 同論文では、マウスの骨格筋肉の細胞が怪我の外的刺激によって初期化の変化が見られ、それを単離して培養したところ、細胞が多能性を示し、幹細胞状態(ES細胞様)になった成果を報告している。

iMuSCsでのキメラマウス実験では、皮膚、筋肉、心臓、肺、腎臓、脾臓、および脳などの組織をつくったことが証明された。しかし、生殖機能の臓器をつくる能力はまだ証明できておらず、今後の研究の発展が期待される。

 同論文には、小保方氏がストレス刺激で細胞の初期化を報告した「STAP細胞論文」の実験結果とよく似た部分があり、いくつかの共通点が確認できる。

それは、「外的刺激で体細胞が初期化し、分化が可能な多能性を示した」という部分だ。つまり、STAP現象が確認されたということになる。

●STAP現象とは

 では、そもそも STAP現象とはなんだろうか。

 それは14年1月30日に「マイナビニュース」に掲載された記事『理研など、動物の体細胞を万能細胞(多能性細胞)へと初期化する新手法を開発』に詳しく書かれている。

概略すると、同記事では細胞外刺激による体細胞からの多能性細胞への初期化現象をSTAP現象、それから作製された新たな細胞をSTAP細胞と呼ぶ、としている。

 つまり、キンガ博士は損傷したマウスの骨格筋からSTAP現象を確認し、それを取り出して培養し、多能性を持たせた細胞をiMuSCsと名付けたのだ。

発見と作製方法は違っていても、理研が定義したSTAP現象と同じ原理だといえよう。

 それまで生物学では、体細胞は一旦分化したらその記憶を消して元に戻る事(初期化)はないとされていたため、小保方氏の発見と方法は驚きを以て迎え入れられた。

これは、多くの人が記憶していることだろう。そして、もしもSTAP細胞論文が取り下げられていなければ、体細胞のなかに多能性が存在することを外部刺激によって最初に証明していたのは、小保方氏になるはずだった。

 キンガ博士は同論文のなかで、次のように宣言している。

「成体組織における多能性細胞様細胞の存在は、長年、論争の種となっていました。

多能性幹細胞が、分化した体細胞組織から生じ得ることはまだ、これまで証明できていませんでした【編注:その一例として小保方氏の米国留学時代の論文が紹介されている】。

しかし、本研究では、骨格筋が負傷したような強い刺激によって細胞の再プログラミングが開始され、多能性細胞様細胞を得ることを明らかにしました」

●笹井氏の驚き

 理研が14年1月29日に発表したSTAP細胞論文に関する報道資料「体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発見」で、ヴォイニッツ論文との類似点が確認できる。
 
 STAP細胞論文では代表的なストレスを与える方法として、

(1)「細胞に強いせん断力を加える物理的な刺激(細いガラス管の中に細胞を多数回通すなど)」
(2)「細胞膜に穴をあけるストレプトリシンOという細胞毒素で処理する化学的な刺激」

 などが報告されており、キンガ博士はiMuSCsで(1)の方法を証明したことになる。

 また、小保方氏はSTAP細胞がリンパ球以外の細胞からもつくれるか実験しており、マウスの脳、皮膚、骨格筋、脂肪組織、骨髄、肺、肝臓、心筋などでの細胞でもSTAP細胞が産生されることを論文で報告している。

これも骨格筋の損傷から確認されたiMuSCsと同じである。

 小保方氏の論文共著者で理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(旧理研CDB)の副センター長だった故・笹井芳樹博士は、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」の特集『外部刺激でも簡単に幹細胞化できる!』で「素晴らしい成果です。

私自身、外部からのストレスが細胞にこのような効果をもたらすとは思ってもみませんでした」と語っている。

この驚きは正しかった。ノーベル賞級の、研究者にも思いもよらない未知の細胞生態を小保方氏は発見していたのだ。ちなみに、理研CDBはSTAP細胞問題で解体され、14年11月21日に細胞システム研究センター(CDB)として再編された。

●STAP現象とされる細胞の初期化は実在した
 
 15年1月25日、ベストセラー『バカの壁』(新潮社)で有名な東京大学の名誉教授で解剖学者の養老孟司氏は、毎日新聞にSTAP細胞問題を扱った『捏造の科学者』(文藝春秋/須田桃子)の書評を寄稿している。そしてSTAP現象をこのように否定した。

「いわば哲学的にいうなら、生物は元来歴史的存在であり、『記憶の消去』はできない。記憶を完全に消去したら細胞自体が消える。いいたいことはわかるが、これは実験家の夢である。初期化とはまさに工学の発想であり、生物学ではない」

 しかし、キンガ博士の論文により、物理的圧迫で細胞が初期化し、多能性を持つとする現象が証明された。

細胞が初期化し分化した記憶が消え、身体のさまざまな器官に変化する事が証明されたのだ。「細胞はいったん分化したら未分化の状態に戻ることはなく、細胞は分化が進んでいくだけ」「体細胞が未分化細胞になり、幹細胞状態として身体組織をつくれるようになるということはない」とするSTAP現象否定派は、この実験結果をどのようにとらえるのだろうか。

© Business Journal 提供

 キンガ博士らはiMuSC研究の先行例として、小保方氏の米ハーバード大学留学時代にバカンティ教授の元での「胞子様細胞(spore-like cells)」研究をまとめた「スフィア細胞論文」を紹介している。

この論文はアメリカの再生医療専門誌「Tissue Engineering Part A」に掲載された。「スフィア細胞」は生物には休眠状態の小さなサイズの細胞が眠っており、病気や怪我の時に多能性細胞となり修復機能をもたらす、とする研究だ。

 小保方氏はこの論文を元に博士論文を書き早稲田大学に提出し、11年3月に学位を授与されたが、誤って草稿論文を提出してしまい、「不正に学位の授与を受けた」として学位を剥奪される事態となった。

早大は15年11月2日に学位取り扱いについての記者会見を開き、小保方氏の学位取り消しを正式に公表した。

これにより、小保方氏は最終学歴が早大卒、早大大学院後期退学扱いとなった。

 学位授与当時の小保方氏の研究は「身体のなかにもともと存在する万能細胞を発見すること」だったが、STAP細胞実験は「刺激を与えて万能細胞をつくり出すこと」にチャレンジしたものだ。

フロンティア精神を萎縮させる「研究不正認定」

 小保方氏は理研から研究不正の認定を受けた。それは実験部分ではなく、論文構成上のミスである。

データの切り貼りなどは論文に付記されるデータ画像を見やすくするためのもので、実験結果のねつ造ではなかった。

画像の不正引用とされるものは本人の学位論文からの引用で、他人のデータを論文に持ち込んだのではない。

早大の学位論文は「コピペ、盗用を多用」と報道されたが、それは誤って提出した論文の下書き、草稿のことであり、本稿への評価ではなかった。早大は草稿の評価を「調査報告書」で公開したのだ。

 STAP細胞問題は、どこかで、小保方さんの論文構成上のミスを「実験ねつ造」や「研究不正の常習犯」として論点のすり替えが行われたような気がしてならない

大切なのは発見であり、その可能性へのチャレンジだ。メディアを含めた世間は、細かな書類上のミスにこだわり、発見や可能性への出発点を握り潰していたのではないだろうか。

 iMuSCs発見により、「体細胞の刺激による初期化」への小保方氏のチャレンジは正しかったことが証明された。この研究の進歩より、万能細胞で再生医療の新たな領域が開かれるかもしれない。いつでも再生医療が受けられるように、自分の細胞を特殊なカプセルに入れて持ち歩く時代が来るかもしれないのだ。

 現代では当たり前になっている「血液型」は、1900年にオーストリアのウィーン大学の病理学者カール・ラントシュタイナー博士によって発見された。

博士が発見したのは今日で言うABO型までだったが、その発見より前に「血液には4種類のタイプがあり、輸血で混ぜると最悪の場合は死んでしまう」と言っても誰も信じてくれなかっただろう。

今回のキンガ博士の報告を受けて、我々はもう一度、このSTAP細胞問題を立ち止まって考えることが必要なのではないだろうか。
(文=上田眞実/ジャーナリスト)



 「STAP細胞はやはり存在する」 小保方氏守護霊が悔しさを吐露。 2015.07.09

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9876 

 2015.07.09 

2014年の「STAP細胞」に関わる一連の騒動で注目された理化学研究所(理研)の元研究員・小保方晴子氏。理研OBが「当時、理研にあった論文の共著者である若山照彦氏の研究室からES細胞が盗まれた」として告発状を提出し、兵庫県警が5月に受理するなど、いまや小保方氏を犯罪者扱いする論調がほとんどだ。  

昨年12月には小保方氏が参加したSTAP細胞の検証実験が「失敗」として打ち切られ、理研は、STAP細胞はES細胞が混入したものだったとほぼ断定。小保方氏は理研を退職したが、今年2月に理研は同氏を懲戒解雇相当と発表した。 

 理研の判断は科学的根拠に欠けている

 

しかし、理研がSTAP論文は不正と断じた理由や、ES細胞が混入したものと断定した理由は、科学的根拠に欠けており、検証実験も科学的探究の姿勢とはかけ離れたものだった。 

例えば、当初、若山氏らは「STAP細胞が胎盤へと分化した」ことを確認しており、これはES細胞では起こらない現象だが、理研は根拠を示すことなく「見間違い」と説明している。また、検証実験は論文と寸分違わぬ条件でしか実験できず、溶液の微妙な調整さえ許されなかった。どのような条件でできるかもわからない未知の細胞を作成できる環境は、検証実験には初めからなかったと言える。 

まるで魔女狩りのような風潮の中で追い詰められ、理研を追われた小保方氏は、今何を思っているのか。 

「神の領域」に迫る研究だった 

大川隆法・幸福の科学総裁は6月、小保方氏の守護霊を招霊し、検証実験の真相や、理研やマスコミに対する思いを聞いた。この霊言を収録した書籍がこのほど発刊された。 

 現われた小保方氏の守護霊は、持ち上げては叩くマスコミと、公然と「トカゲの尻尾切り」を行うこの国のあり方に対し、「これで、私と同じ研究をする人がいなくなっていくから、十年か二十年、(日本の科学の発展は)遅れたと思う」と語り、さまざまな制約の中で行われた検証実験は、「犯罪人に仕立てるため」の実験だったと悔しさをにじませた。 

現代の科学には、解明されていない2つの大きな謎がある。それは、「宇宙の創成」と「生命の創造」という第一原因(根本原因)だ。宇宙の始まりはビッグバンだと言われているが、それを再現したり見てきた科学者はおらず、地球が誕生してから現在までの間に、どのように一番最初の生命が誕生したのかを解明した科学者もいない。 

小保方氏守護霊は、STAP細胞の研究は生命の誕生と進化に関わる「神の領域」に迫っていたものだったことを明かし、「この第一原因論のなかで、『生命の分野に関しての第一原因論を探究したかった』というのが、率直な気持ちです」と、研究の動機を語った。

 この他にも、

 

  •  STAP細胞ができる条件
  • 「生命の誕生」の奥にあるもの
  •  STAP研究が潰された本当の理由
  •  STAP細胞が秘めている驚異の可能性

 などについて語られている。


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マザー・テレサ、「奇跡」認定され聖人へ

2016-03-22 07:48:25 | 日記

 マザー・テレサ、「奇跡」認定され聖人へ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11080

インドを中心に貧困層の救済を行なった修道女、マザー・テレサを9月に「聖人」に列することをこのほど、ローマ法王が発表した。

マザー・テレサは1910年にアルバニアにカトリック教徒として生まれた。インドで修道女として働く夢を抱え、18歳からアイルランドに渡って修道女会に入る。

その後念願のインドへ赴き、女学校の校長などを務め、1946年、列車の中での啓示をきっかけにスラム街での活動を決意。「神の愛の宣教者会」を設立し、1997年に亡くなるまでのおよそ50年間に渡ってインドを中心に貧しい人々の救済活動を行ない、世界に大きな影響を及ぼした。


◎病気を祈りで治す奇跡

今回マザーが聖人に列せられたのは、フランシスコ法王が「二つ目の奇跡」を認定したことによる。キリスト教カトリック教会における聖人の認定には、前段階として「福者」に認定される必要がある。マザーは2003年10月に1つ目の奇跡が認定されており、福者に列せられていた。

「奇跡の認定」とは耳慣れない言葉だが、奇跡は本当に実在するのだろうか。

今回マザーが聖人に列せられる際認定された奇跡は、昨年12月に脳腫瘍を抱えていたブラジル人男性がマザーへの祈りで回復したというもの。宗教では病気治しの奇跡が数多く確認されている。


◎今も昔も報告される病気直しの奇跡

キリスト教に関して言えば、新約聖書に書かれているラザロの復活や、伝道師パウロの回心などが知られている。近代では、フランスにある「ルルドの泉」も今までに数千件もの病気治癒が起こった奇跡の泉としてキリスト教の巡礼地になっている。

ルルドの泉は、ノーベル医学・生理学賞を受賞したアレクシス・カレル氏が泉を訪れた際に病人の病が治るのを目撃したエピソードを氏の著作『人間 この未知なるもの』で紹介していることでも有名だ。

また、1999年にアメリカのミズーリ州カンザスシティの病院で行われた臨床実験で興味深いものがある。心臓病集中治療室に入室した患者990人を対象に、患者には知らせずクリスチャンによる「祈り」を4週間行なった結果、祈りを行なっていない場合に比べて治療経過が約10%も良くなったというものだ。

海外だけでなく日本でも、ガンやくも膜下出血などの難病をはじめとした数々の病気からの奇跡的な回復現象が数多く報告されている。

宗教的な奇跡現象は、決して一笑に付せるものではない。次の時代の科学の研究対象と言える。(祐)

【関連サイト】
19日に公開された、映画「天使にアイムファイン」では、ガンに苦しむ女性とその身に起こる奇跡が描かれている。

映画「天使に"アイム・ファイン"」公式サイト
http://www.newstar-pro.com/tenshi/

【関連書籍】
幸福の科学出版 「アイム・ファイン!」になるための7つのヒント 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1616

【関連記事】
2009年2月号 「病は気から」を科学する1
http://the-liberty.com/article.php?item_id=958

2015年4月24日付本欄 早くもHSUプロフェッサーらの論文が、米心理学学術書に掲載
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9545

2016年2月14日付本欄 ストレスに悩むサラリーマンへ 病気にならない心とは
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10913


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もしもトランプが大統領になったら? アメリカ人識者に聞く「どうなる大統領選」(3)

2016-03-22 07:45:37 | 日記

もしもトランプが大統領になったら? アメリカ人識者に聞く「どうなる大統領選」(3)
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11078

予想外の事態になっているアメリカ大統領選。立候補そのものが冗談だと見られていた実業家のドナルド・トランプ氏が共和党の予備選で次々勝利を収めている。一方、楽勝かと思われていた民主党のヒラリー・クリントン氏が、自称「社会主義者」のバーニー・サンダース氏に意外に苦戦中だ。

今後、大統領選のゆくえはどうなるのか。元フロリダ州議会議員のビクター・クリスト氏に聞いた。全3回でお届けする。最終回の今回は、もしもトランプが大統領になったらどうなるかについて。

(プロフィール)
Victor Crist(ビクター・クリスト)
フロリダ州の共和党下院議員を1992年から2000年まで務めた後、01年から10年にフロリダ州上院議員を務めた。今回、大統領候補として立候補していた元フロリダ州知事ジェブ・ブッシュ氏(兄は43代大統領ジョージ・W・ブッシュ)に仕えており、同じく元大統領候補で08年までフロリダ州下院議員を務めたマルコ・ルビオ氏とは同僚の仲。


◎経済は強くなり、軍事では積極的になる

——もしトランプ氏が大統領になったら、アメリカはどのように変わるのでしょうか?

アメリカは今までと同じように前に進み続けます。一人の人間が世界を変えることはできませんが、基本理念や文化は変わり始めます。おそらく、小さな政府になり、(政府からの規制がほとんどない)自由な中で企業が成長するでしょう。経済ははるかに強くなり、軍事面では積極的になる可能性が高いです。

最初は、政治家同士の内輪もめが少し増えるかもしれませんが、すぐに国民が変化を欲していることを悟り、彼ら自身も変わるでしょう。結果的に、ドナルド・トランプは、生産的で、安全で、安心できる未来への変化を起こすことで、アメリカを前進させるでしょう。

——オバマ大統領は、社会保障を充実させるなど、「大きな政府」の政策をとっています。アメリカのこの政策は変わりますか?
振り子がまったく逆の方向に振れることになります。つまり、社会主義という一つの極端な考え方から、純粋な資本主義というもう一方の極端へと移行するでしょう。そして、これからの8年の間で、その中間で振り子が収まります。この中間で起こることが最善なのです。


◎日本はどうなる?

——アメリカと日本が、世界の平和と経済的安定を支えるために大きな役割を果たすべきだと思いますが、もしトランプ氏が大統領になったら、日米関係はどうなるのでしょうか?

有権者がやりがいのある仕事につくためには企業が成長し、繁栄する必要があるという考え方がある点で、日本はアメリカによく似ています。アメリカの経済を成長させようというトランプの考えは、日本にとっても、世界中のアメリカの同盟国にとっても、よいことだろうと思います。私たちはみな、成功を分かち合うことになると思います。

もう一つ、トランプについて考慮すべき点は、他の候補者とは異なり、彼は宗教的信条に動かされる候補者ではないということです。彼は、ビジネス主義の候補者です。トランプのもとでは、さらに信教の自由や機会が増えると思います。


◎トランプ対ヒラリーなら接戦

——トランプ氏が大統領になる可能性はどの程度ありますか?

彼は今までのように予備選挙に勝つでしょう。本選挙で、もしトランプ対ヒラリーになったら、非常に接戦になるでしょう。これはどちらが勝つかわかりません。
 
ヒラリーは、特に女性の間でとても人気があります。年配の人たちにも人気があります。そして、トランプは特に若い人たちに人気があります。2人ともとても強い候補者なので、非常に接戦になるでしょう。どちらが勝つにせよ、2%以上の差はつかないのではないでしょうか。

——もしヒラリーが大統領になったら、何が起きると思いますか?

つまりこういうことです。私はトランプが好きです。私の妻はヒラリーが好きです。わかりますか(笑)?

ヒラリー・クリントンは、オバマよりもずっとしっかりしています。彼女はオバマの間違いや、彼女の夫である元大統領ビル・クリントンの間違いから学んでいると思います。また、もし当選すれば初の女性大統領になります。その意味でも、彼女は最善を尽くさなければならないでしょう。

彼女は、合意を形成するために、非常に慎重になり、保守派とリベラル派、共和党員と民主党員の両方に働きかけるようになると思います。私の同僚のほとんどが予測しているよりも、もっと穏健派になるでしょう。

もし選択できるとするなら、個人的にはドナルド・トランプを選びます。彼のビジネスでのしっかりした実績、型破りで若者に人気があるということなどを考えると、トランプが大統領になれば、アメリカは積極的に前進できる機会を得られると思います。ヒラリー・クリントンについて言うときは言葉に気をつけないと。妻を怒らせたくないですからね(笑)。
(了)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『守護霊インタビュー ドナルド・トランプ アメリカ復活への戦略』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1613

【関連記事】
2016年3月20日付本欄 トランプが人気の理由 アメリカ人識者に聞く「どうなるアメリカ大統領選」(2)
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11075

2016年3月2日付本欄 トランプ、クリントン両氏が快勝 トランプ大統領で日本はどうなる?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11012
 
2016年4月号 アメリカ大統領選 トランプの正体 この暴言王は日本の友人か?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10968


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北朝鮮:新型ロケット砲か 短距離の飛翔体5発発射

2016-03-22 06:10:01 | 日記
毎日新聞 【ソウル米村耕一】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は21日午後3時19分から4時5分(日本時間同)にかけ、咸鏡南道咸興(ハムギョンナムドハムフン)の南側約20キロの一帯から日本海に向け短距離の飛翔(ひしょう)体5発を発射した。

飛距離は約200キロで、聯合ニュースは「新型ロケット砲と推定されるが、短距離ミサイルの可能性もある」と報じている。韓国軍が詳しく調べている。

 北朝鮮は今月3日に新型ロケット砲6発を日本海に向けて撃ち、さらに10日にも飛距離約500キロのスカッドミサイルを2発発射。18日には「ノドン」と見られる中距離弾道ミサイル2発を発射した。

 韓国で実施されている米韓合同軍事演習や国連安全保障理事会の制裁決議に対抗し、軍事力を誇示する狙いがあるとみられる。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は最近、「核弾頭爆発試験と核弾頭装着が可能なさまざまな種類の弾道ロケット(ミサイル)の試験発射を断行する」と述べていた。


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北朝鮮が大気圏再突入のミサイル試験に「成功」残された時間は多くない

2016-03-22 06:08:54 | 日記

北朝鮮が大気圏再突入のミサイル試験に「成功」
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11063

北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、長距離弾道ミサイルに必須である「大気圏再突入」の試験に成功したと報じた。

長距離弾道ミサイルには、核弾頭の小型化と、大気圏に再突入する際に高熱や衝撃から核弾頭を守る技術が必要だ。

北朝鮮メディアによると、金正恩第一書記は9日にも、核弾頭の小型化に成功したと発言。今回、金正恩氏は、大気圏再突入の技術を誇示し、核弾頭の爆破実験や弾道ミサイルの発射も宣言した。

アメリカや韓国国防省は、大気圏再突入の技術はまだ完成していないと見ている。だが専門家によると、アメリカまで届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)は、3年以内、早ければ今年か来年には完成するという(14日付時事通信)。


◎中国企業を装って外貨を稼ぐ北朝鮮

水爆実験やミサイル発射を受け、北朝鮮には、国連安全保障理事会によって、これまでにない厳しい制裁が加えられている。

だが、北朝鮮はたくみに制裁を逃れている。15日付産経新聞によると、北朝鮮は、ロシア産の重油を中国企業を介して北朝鮮に運び、中国企業を装って中国国内で決済していた。

北朝鮮はこれまでの制裁を教訓に、ビジネスの拠点を中国や東南アジアに移し、外貨を稼いでいるという。中国国内では、北朝鮮関係者の経済活動は野放しになっている。

結局、北朝鮮の運命は中国に委ねられている。だが、南シナ海などでの軍事拡張を進め、アメリカと対決しようとしている中国は、外交カードとして北朝鮮を利用しようとしている。


恐怖で支配しようとする国の台頭を許してはならない

北朝鮮や中国について、大川隆法・幸福の科学総裁は、13日の講演会「時代を変える奇跡の力」の中で、次のように指摘している。

「反対派を完全に粛清して、一極支配できたときだけが安定して、それ以外のときは国内でも各国が分裂して戦うような時代が強かったので、民主主義政治なんて信じられないというのが、彼らの本音だろうと思います」

こうした、恐怖で国民を支配しようとする国が近隣にあり、核ミサイルを撃ち込まれる恐れまである。日本がすべきことは、核装備も含めた国防体制を固めること。そして、自由や平等、民主主義といった価値観を中国や北朝鮮に広げることだ。

北朝鮮が核弾頭を搭載できる長距離弾道ミサイルを成功させるまで、残された時間は多くない。(山本泉)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『北朝鮮・金正恩はなぜ「水爆実験」をしたのか』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1612

【関連記事】
2016年3月10日付本欄 金正恩氏「核の小型化成功」に初言及 日本は核武装も視野に入れた国防体制の強化を
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11041

2016年3月13日付本欄 「愛することによって世界を変えることができる」 大川隆法総裁が福岡で講演
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11052


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違法操業の中国漁船を曳航中、中国公船が体当たりで奪取 インドネシア抗議

2016-03-22 06:02:38 | 日記

 【シンガポール=吉村英輝】インドネシアのスシ海洋・水産相は20日、違法操業していたとして検挙、曳航(えいこう)中だった中国漁船が中国公船に奪われたとして、中国政府に漁船の引き渡しと違法操業の中止を求め、抗議すると発表した。南シナ海で続く中国とフィリピンやベトナムとの衝突が、領有権問題では「中立」の立場をとるインドネシアにも拡大した格好だ。インドネシアのメディアが21日、一斉に報じた。

 中国漁船が摘発されたのは、南シナ海の南端に位置するインドネシア領ナトゥナ諸島沖で、インドネシアの排他的経済水域(EEZ)。中国は、ナトゥナ諸島はインドネシアに帰属するとしているが、南シナ海のほぼ全域の管轄権を主張する根拠としている「九段線」の一部とこのEEZが重複している。

 スシ氏によると、海洋・水産省の監視船が19日午後、EEZ内で違法のトロール漁をしていた中国漁船を発見。職員3人が漁船に移り船員8人を拘束し、捜査のため漁船を領海に向けて曳航した。だが、20日未明に中国の監視船から体当たりを受け、さらにもう一隻の中国公船が駆けつけ、漁船を奪い取られた。

 スシ氏は、拘束した8人の事情聴取を進めるとともに、外交ルートを通じて中国に漁船の引き渡しを求める方針を示した。これに対して在インドネシアの中国大使館は声明で、「(現場は)中国の伝統的な漁場」とし、「通常操業中に武装したインドネシア船に追い回された」と反論した。

 この海域では、2013年3月にも摘発した中国漁船が中国側に奪われている。諸島を管轄するインドネシア国軍指揮官は、中国公船に守られた中国漁船による違法操業が常態化しつつあると指摘し、国防省は「海洋権益を守る」として防衛体制を増強する方針だ。海洋・水産省は、中国側の監視船がインドネシア側より2~3倍大きいため、船を大型化して対抗する姿勢も示している。


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注目の北朝鮮5回目の核実験の三つのポイント

2016-03-22 06:01:03 | 日記

北朝鮮の動向を分析しているジョンズ・ホプキンス大の研究グループが運営する北朝鮮専門ウエブサイト「38ノース」は3月18日、北朝鮮の咸鏡北道吉州郡豊渓里の核実験場の最新衛星写真(3月6日と14日)を分析した結果、核実験場につながる坑道の入り口周辺で除雪作業が行われていたことなどから北朝鮮は新たな核実験をいつでも行える状態にあると伝えていた。

新たな核実験、即ち5度目の核実験については金正恩第1書記が3月14日に弾道ミサイルの大気圏再突入の模擬実験を視察した際「核攻撃能力の信頼性をより高めるために早い時期に核弾頭の爆発実験を行うよう」指示していたことから時間の問題となっている。従って、今後の関心は次の3点に絞られる。

第一に、これまでのように外務省が事前予告をするのか?

第二に、核実験をやるとすれば、米韓合同軍事演習期間中(~4月30日)か、それとも終了後か?

第三に、どのような形態の核実験を行うのか?

事前予告については、過去4度とも外務省は声明を出して、予告していた。

1度目(2006年10月9日)は10月3日に声明を出して核実験計画を発表していた。二度目(2009年5月25日)も4月29日にスポークスマン声明で「核実験と大陸間弾道ミサイル発射実験を含む自衛的措置を講じる」と発表していた。

また、3度目(2013年2月12日)も「高い水準の核実験」を示唆した国防委員会の声明(1月25日)が出る前日「自衛的軍事力を質量ともに強化するため物理的対応措置を取る」との声明(1月24日)を出していた。

直近の「水素爆弾」称される4度目(1月6日)は金第一書記が前年の12月9日に平壌市の平川革命事績地を視察した際「今日、我が祖国は国の主権と民族の尊厳を固く守る自衛の核弾、水素弾(水素爆弾)の巨大な爆音を轟かせることのできる強大な核保有国になり得た」と水素爆弾について言及していた。そして、この発言から1週間後の12月16日に「米国が対朝鮮敵対視政策にしがみついているならば米国が望むものとは正反対の想像もできない結果を招くことになる」との外務省スポークスマン談話が出されていた。その後、判明したことだが、4度目の核実験を金第一書記は12月15日に決断していた。

前回同様に今回も金第一書記自らが核弾頭の爆発実験を指示していることもあって、北朝鮮は外務省声明を通じて事前に何らかの意思表明を行うだろう。但し、北朝鮮の一連のミサイル発射がこれまでと違って、国際民間航空機関や国連海事機構への事前通告なく行われていることから唐突に行われる可能性も決してゼロではない。

実験の時期については、1度目は外務省声明から6日後に、2度目が26日後に、3度目が19日後に、そして4度目は21日後に行われている。統計では外務省声明から1か月以内には実施されている。1か月以内ならば、確実に米韓合同軍事演習期間中(3月7日―4月30日)にぶつかることになる。

金第一書記が3月15日に「早い時期(近いうち)に発射しろ」と命じていることもあって金日成主席の誕生日(4月15日)や朝鮮人民軍創建日(4月25日)を待たずに強行される可能性も多分にある。早ければ、3月31日に世界の主要国首脳らを集めてワシントンで開催される核安全保障会議(サミット)に照準を合わせるかもしれない。

オバマ大統領が招請する核安全サミットには安倍総理、朴槿恵大統領、習近平主席ら約60か国の首脳らが出席する。2日間のサミット期間中に北朝鮮問題で日米韓の3か国首脳会談も予定されていることもあって世界の耳目を集めるには格好の機会といえる。

当然、サミットにぶつければ、日米韓のみならず国際社会の結束をさらに強めかねないデメリットもあるが、金第一書記はむしろサミットに冷水を浴びせることで核放棄の考えは毛頭ないとの意志を伝えるにはまたとない機会と捉えているかもしれない。

実際に2012年3月26日に核安全サミットがソウルで開かれた際には10日前の16日に「人工衛星(テポドン)を打ち上げる」と予告し、4月13日に発射していた。さらに、2009年4月2日にロンドンで主要20か国首脳らによる金融サミットが開催された時も一週間前の3月26日にテポドン発射の予告を行い、サミット終了3日後の5日に発射ボタンを押していた。

核実験の形態については、金第一書記が3月10日にスカッドミサイルの発射に立ち会った際「新たに研究製作した核弾頭の威力を判定するための核爆発実験と核攻撃能力を高めるのに必要な実験を続けていかなければならない」と関係部門に指示していた通りならば、成功したとされる小型化した核弾頭の爆発実験が先行することになりそうだ。

この場合、プルトニウムもしくはウラン型核弾頭そのものを豊渓里の地下核実験場で爆発させるのか、核物質を入れずに起爆装置だけを弾頭に入れて爆発させるのか、どちらかだが、本物の核弾頭をミサイルに搭載し、海に落とすような実験はあり得ないだろう。

核弾頭爆発実験後は、金第一書記が「核攻撃能力を高めるのに必要な実験を続けていかなければならない」と言明し、それも「地上と空中、海上、水中の任意の空間でも敵に核攻撃を加えられるよう準備せよ」と命じていることから実験で核弾頭の威力が判定されれば、スカッドやノドンに続き、ムスダンや「KNー08」などの中・長距離ミサイルや完成したとされる潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)に模擬核爆弾を装着しての発射訓練が行われるものとみられる。


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