山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

平治岳

2013-07-24 16:14:25 | 大分県の山
2013年6月1日(土) 平治岳 1643m

あこがれていた。ずっと見たいと思っていた。
写真ではなく、この目で見たくて、見たくて。
思いを募らせたミヤマキリシマ!
どうせ見るなら一番の山に、一番いい時期に登りたい!

そう思って万全の日にちを選び、万全の準備をして出かけた。
万全の準備といっても、レインウェアとお弁当を忘れないようにということだけど・・・
うっふっ!

何日も前からお天気が気になる。何度も久住のお天気を確かめる。
こればかりは、いくら天気予報を眺めたところで、どうしようもないのだけど。
霧が立ち込めて、ミヤマキリシマが見えなかったというのは嫌だ。
雨よ、どうか、降らないで!美しいミヤマキリシマの群生を見せてほしい。

やってきたよ!平治岳!

朝3時起き、4時に福岡の自宅を出る。
男池駐車場で支度をして、7時にさあ出発!


まずはソババッケまで、森林浴をしながら軽快に歩く。
4月に来た時よりも、木々が茂って深い森になっていた。




初めて見たサワフタギの花


大戸越までは結構きつい。それでもミヤマキリシマを早く見たくて、頑張って歩く。


おおっ!
いきなり現れた平治岳!
斜面いっぱいのミヤマキリシマ!
あまりに突然の景色に驚き、その壮大な美しさにびっくりする。
感動の前に驚嘆してしまった。


これが平治岳!これがミヤマキリシマ!


どこからどこまでも花の壁。


花の絨毯。


そそり立つ岩をも覆って咲いている


南峰の端


南峰からは本峰斜面を見て、また絶句!一面のミヤマキリシマ!


霧の中から坊がつるが見えてきた


ピンクの色がなんとも愛らしい。


もっともっと見ていたい。山から下りたくないと思っていたのに…
なんと、非情の雨が降り始めた。しかも昼食を食べ始めたばかりの時に。
雨粒も大きく、しっかり降り始めたので、おにぎり一個だけをかき込んで撤収。
急いで片づけて、レインウェアを着込み、下山開始。
雨は降る降る。足元はじゅるじゅる。
それでも、美しいミヤマキリシマの群生を、しっかり見ることができたので大満足!

帰り道に、ひっそりと咲いていたアセビ


久住の山はどこもミヤマキリシマが美しいという。
大船山、久住山、三俣山、どこの山のミヤマキリシマも見てみたいが、平治岳にもまた来たいと思った。雨よ、降らないでね。















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九千部山

2013-07-24 08:53:49 | 佐賀県の山
2013年 5月25日(土) 九千部山 848m

九千部山の山歩きはどんなだろう?
その昔、うち続く風水害を治めようと隆信という僧侶が願をかけ、一万巻のお経を読む途中、九千巻でこと切れてしまい、あわれに思った村人たちが祀ったという伝説の山。

しかし、しかし、参った、参った。降参です。
九千部山、嫌いかも。訳はメマトイ。メマトイ!

御手洗の滝駐車場から出発。
キャンプ場の脇を抜けて、御手洗の滝


水量豊かで木漏れ日もきれい。


木々の間をリズムよく歩く。道幅は広い。


石谷山(754m)近くのでっかい岩


山頂には電波塔


山頂気分としては味けない各テレビ局の電波塔


展望台からの眺めも電波塔


下山途中にはおもしろい木を見つけた。
ロープのようにぐるぐる巻きついている。何年かかって、どうやって巻きついたのだろう。


二匹の蛇が空を行くような黒肌の木


九千部山で見つけたヤマボウシ←コガクウツギ
後からこの写真を見て、九千部山登山のたった一つの救いかな~と思った。


なぜ、九千部山が嫌だったか…!
行き帰り、ずっと、ずっと、ずううううーっと小さな虫にまとわりつかれたからだ。
しかも顔の周りに。はらってもはらっても、ずっとついてくる。まるで目の前が虫のカーテンのようだ。立ち止まって払っても、顔の前を始終飛び回る。これでは景色どころではない。虫のおかげでよく見えないし、休憩も昼食もそこそこに早く山から下りて虫から解放されたかった。

調べてみると、「メマトイ」という小型のハエらしい。

どうしてちょろちょろ飛び回るかというと、動物の涙をなめたがっているからなんですね。動物の目の角膜には光をさえぎらないように血管が分布していません。そのため、角膜の細胞は血管によってではなく、涙によって栄養分を運ばれ生存しているわけです。つまり涙とは優秀な細胞培養液で栄養満点なんですね。メマトイは要するにこの涙を卵を栄養源にしているハエなのです。

だって!
おお、こわい!!
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