山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

太宰府から三郡縦走

2016-05-23 20:58:25 | 福岡県の山
2016年5月21日(土)快晴 三郡縦走

新緑にどっぷりつかりたい!!
宝満山から若杉山まで縦走しよう!

西鉄太宰府駅を7時にスタート。


過去、現在、未来の三つの橋を渡って


今日の登山の無事を願って天満宮にお参りします
受験シーズンではないので、人も少なく静かです。


竈門神社


三合目の水場に可愛いジンジソウ →ユキノシタです。教えていただきました。(^-^)
踊っているようです。


「目の前の岩に黄色い藤が咲いているよ。珍しいものだそうですよ。」と教えてくださったので、見上げてみると、たった一房、キングサリでしょうか。←間違いです、ジャケツイバラです。教えていただきました。
こうして教えていただきながら、一つずつ賢くなります。(#^.^#)


スイカズラや


コガクウツギを見て


百段ガンギを登ります。
四か月前の峰入りの時は、緊張感ばかりできつさも何も感じなかった。
今日はエンヤコラショッ。


着いたぞ!宝満山山頂! 9時45分。


いいお天気!
熱いジャスミンティーを飲んで休憩です。
若杉山は左奥。 行くよ~~!!


三郡山までは新緑のシャワー。
ここ、歩きたかった。

三郡山頂。お天気もいい! 11時15分。


日差しが強いので、砥石山に向けて少し下ったところでお弁当です。
小さなフライパンも持ってきていたので、インスタントスパゲッティやウィンナーも炒めて美味しいよ!


風を感じて歩くのはとても幸せ~ 


ツボスミレやタニギキョウもたくさん


タツナミソウと、何度見ても不思議なギンリョウソウ


前砥石山から三郡、宝満を眺めて「半分来たよ~~」


ヤマツツジ


最後の登りが急だった砥石山 826m


新緑のシャワーはどこまでも続くから、どこまでもいい気分!


夫殿が振り向いて「歌って~!」と言います。
(え?踊るんじゃなくて、歌うの?うぬぬ~)
「オペラ座の怪人歌ってよ。」とこちらから誘い水。
そーだねータンタンタン、ターンタターンタンタンタ、ターン
機嫌よく適当に夫殿が歌います。
合わせて私もケラケラ笑いながらタリロリ歌いました。
ハーッ、気持ちいい歩きです!
ちょっと、のんびりしすぎかな~。

ショウケ越えの手前でアサギマダラ!
綺麗!!


こっちの白いのは何だろう?


思いがけず蝶を見ることができたので、幸せ度アップ!
そしておかしくて笑ってしまうのがこの看板。
「この橋の所有者を探しています」って! 平成28年3月ってついこの前です。
「はい、私です。」と言って、これからここで通行料を取ろうかしら?




ショウケ越えを過ぎたら、あとは若杉山へ登るだけ。
ちょっと疲れてきましたが、休憩もしたし、登りの傾斜は緩やかなので頑張れそうです。

フタリシズカも現れ、


エンゴサクも咲いていました。


ショウケ越えからちょうど1時間で若杉山山頂に着きました。15時40分


もう後は下るだけ。帰るだけ。
スタートしてから、8時間40分たっています。
太祖宮奥の院に寄ろうと思いましたが、疲れて「いやだ、行かない。」と座り込んでしまいました。
夫殿が「じゃ、ここで待ってて。冷たいジュース買ってくるから。」
と、一人で下りて行ったのですが…
挟み岩も抜けて、さあ、と思ったところ。
なんと、
閉まっていた!!   

夫殿、ありがとう。ごめんね。

ここで夫殿は不思議な親子に会います。
そして、この親子とは最後の車道でも会いました。

さて、若杉楽園までの下りは快適です。
逆コースだと、宝満の百段ガンギを下るので膝に応えますが、歩きやすいのでさっきの疲れも忘れます。
ミズタビラコやヒメウワバミソウはたくさん咲いて


まあ!これはサイハイラン!!


ロングコースでも、いつまでもどこまでも楽しい歩きだと思っていました。
若杉楽園に着くまでは。

あれえ~~???

帰り道がわからない。

前回は、笹栗駅から楽園までタクシーで来ていたのでした。
その時も登山口がわからなくて困ったのだった。
地図を見ながらそのまま車道を下ってみようということになり、~~

とにかく下れば笹栗駅に着くよ~~と、車道をてくてく歩き~~


ここから近道だ!と喜び~


賑やかな幟に気分が変わりましたが~


また車道に出てまたてくてく~、歩けど、歩けど、街に近づかない~~
ナルコユリが「お馬鹿だね~。」と笑う。


とうとう、ここでギブアップです。残念!17時40分。
タクシーを呼びました。
ここ、若杉山への登山口ですよね。ここへ下りる道があったのですね?


太宰府駅からは22km、10時間40分。
ふうぅーー。のんびりし過ぎたかな。
スタートから若杉楽園までは調子よく歩けたのに、そこからの車道は疲れました。
いえ、
車道は疲れましたが、ずっとずーーーっと、楽しかったです!!
思う存分新緑の世界に浸りました!

三郡縦走は宝満からのほうがいいですよ~と、教えてくださった風来坊さん、ありがとうございました。
その通りでした!大、大満足です!!
このコースでまた歩きたい!紅葉の頃もいいだろうなあ。(^-^)

追記
夫殿が奥の院で出会った不思議な親子とは。
母親らしき70代後半くらいの女性と、その娘らしき40~50代の女性。
母親は荷物をたくさん載せた手押し車のようなものを引っ張って、娘はほぼ手ぶらで奥の院へ。
挟み岩のところなど往生してて、母親は娘に手伝ってくれるよう頼んでいるのに、娘は「絶対手伝わんからね」と怒鳴り声。
奥の院は閉まっており、夫殿は上がってくるところで、二人のやり取りのすさまじさに、声もかけられずにいたそうです。
ザックとかではなく、あんな大きな荷物を手押し車に乗せて若杉山まで登ってくるなんて…。
信仰心が篤いのでしょうか。お元気なのでしょう。
それにしても…
その後、若杉楽園まではこの親子には会わなかったのですが…
私たちがタクシーで車道を下っているとき、母親だけを見かけました。
手押し車を曳いて、とぼとぼと。
前にも、後にも娘の姿は見なかった…。
これ、若杉山の怪でしょうか?笑
信仰心が篤いと変幻自在なのでしょうか?!







コメント (18)