山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

杵築

2013-07-23 21:17:12 | 観光・他
2013年 4月29日(月)大分県 杵築

石鎚からの帰り、体は疲れているものの、まだ家には帰りたくなくて杵築に寄った。
杵築は小さな城下町。古い街並みや旧家を、のんびり見て回るのも楽しい。


番所の坂


酢屋の坂


大原邸


こんなところに伊能忠敬の測量碑が。


勘定場の坂


お休みはいいなあ~!
遊んでいられるのはいいなあ~!

石鎚山

2013-07-21 17:02:31 | 九州以外の山
2913年 4月27日(土) 石鎚山 1982m

西日本最高峰、石鎚山!
「日本百名山」NHKBS・「絶景百名山、山においでよ」BSフジなどの山のTV番組でも、山雑誌でも必ず紹介されている。
古くからの信仰の山であるとともに、多くの登山客を迎える人気の山でもある。
石鎚山の天狗岳に、登っている人の様子を空撮したテレビを見て、恐ろしくも「私も登ってみたい」と思ってしまった。天上を歩く自分の姿は想像できないくせに、ともあれ、石鎚山の足元までくらいなら行けるかも・・と思ってしまったのだ。

実際には鎖場はすべて回避、天狗岳も見ただけでわなわな~~。
それでも楽しくてうれしくて、登山の醍醐味を味わったような、尊大な気分になってしまった。

表参道ルートなので、ロープウェイに乗って登山口へ。


ロープウェイ乗り場にはこの階段を上がっていく。


いきなり天狗のお出迎え


このロープウェイがなんとも可愛らしい。色も明るくて、霊山への登り口とはとても思えない。まるで遊園地にでも行くみたいで、ルンルン♪


ぐいぐい登っていく
標高差800mを約8分で登っていくのだ。


山頂成就社には、なぜかこんな壁画が展示されている
神聖な山のイメージとは違って幼い感じがするし、ちょっと笑った。


成就社本殿の中から神の山、石鎚山を望む。


天狗は何となく愛らしい




この山門をくぐっていよいよ登山開始


まずはゆっくりと進む


あれが石鎚!あの山頂を極めるのだ!


現れたのは試しの鎖。手につかんでみるけど、怖い~~っ!


こんなにでかいんだもの、もちろん回避。


もちろん一の鎖も回避


まだ雪が残っている!


「鎖はちゃんと足をいれるようになっているから大丈夫ですよ。」「せっかくだから話のタネに登ってらっしゃいませー。」と言っていた山の先輩Sさん。とんでもありません。力が出ませんわ。

トコトコ歩く.


ねこやなぎ?違う?


巻き道からだって楽しい!景色は素晴らしい


二の鎖も回避して先を急ぐ

そそり立つ岩肌


山頂に続く三の鎖は工事中とかで誰も上がれない


ここを登ればいよいよ山頂!


おう!山頂では山伏さんたちが向こうの山に向かってお経を読み始めた


剣岳かな。


あっという間に山頂は大賑わい


天狗岩! 登る人たちが見える。


山頂の石鎚神社


さあ、帰ろう
下り階段は谷側が切れ落ちている。滑り落ちないように。


足が痛くない。不思議な下り。


帰り道、ほら貝の練習をしている人に出会った


アケボノツツジ

スミレ


さすがに人気の山!石鎚山!
あんなに高いのに、登りやすく楽しかったわ!
歩き始めから、景色も空気も次々と変化していった。
行きかう人達も、みんなこぼれるような笑顔で、「こんにちは」と声を掛け合う。
それがまた楽しくってし方ない。
いい山でした。また登りたいと思う山でした。





















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民宿 叶館

2013-07-21 14:50:40 | 観光・他
2013年 涌蓋山登山の後、湯壺温泉の民宿、叶館に泊まる。

ここが正に別世界!
桃源郷、楽園、どんな言葉で表現すればいいだろうか・・・

メルヘン童話のようなお庭、泉水山を望む露天風呂。
花も、木も、空気までもが美しく澄み切っていた。
聞こえてくるのは小鳥のさえずりだけ。

大自然にどっぷり包み込まれ、目の前の小さな自然にゆったり癒された。
もちろん、心のこもったおもてなしを受け、
お料理は料亭にも負けないおいしさと、手の込んだ工夫があり、山の幸がふんだん!
あふれかえるお湯は、とろり、さらりと気持ちいい。

叶館はこんなところ





庭から望む泉水山






庭の花たち




























これはイカル?


露天風呂から泉水山


叶館にはまだまだ魅力がいっぱい!!不思議もいっぱい!!
ひとつひとつ紐解いていこう。

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涌蓋山

2013-07-21 07:36:27 | 大分県の山
 2013年4月13日(土)涌蓋山 1500m

心がどこまでも広がる山!涌蓋山!
登山口から歩き始めた途端に心が広がっていく。
ぐるっと見渡しても、遮るものがない。まるで空に向かって歩いていくようだ。

八丁原の登山口


この柵を超えて涌蓋への世界へ


足元の枯草の白と、木々の緑の対比が目に鮮やか


風車
それぞれが風をキャッチしているだろうに、羽の向きが一定していないのが面白い。


ミソコブシ山、涌蓋山を望む


それにしても青い空!




稜線をたどりながら


ミソコブシに向かう
ミソコブシって変な名前!カタカナで書くって・・・?
味噌をこぼすとか、とか、味噌をこぶる(かじりつく)そこを見なさい、とか…わからない。


ミソコブシからは360度の展望


これは女岳。 その向こうに見えるのが涌蓋山


涌蓋山山頂!仲良くパチリ!

のんびりと昼食をとっていたら、あれれ…
一緒に山頂にいた人たちはどんどん下山。私たちは最後になってしまった。


やっと見つけたハルリンドウ。会いたかったよ!


帰り道の風車。羽はどっちを向いているかな?


涌蓋山を振り返る


山から下りて、後ろを振り返ると、さっき登った山がうんと大きく見える。
「よくぞ登ったなあ~。」とうれしくなる。
これだから、また山に登りたくなる。
涌蓋山!よかったなあ。う~~んと伸び伸びできた。ありがとう!





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求菩提山

2013-07-08 08:55:02 | 福岡県の山
2013年 3月16日(土) 求菩提山782m

歴史深い求菩提山に登った。
英彦山、犬が岳とともに修験道の山である。
山伏と呼ばれる修行僧は,どんな山の中でどんな業を積んでいたのだろうか。


登山口に向かう車道脇にも石像が並ぶ


湧水にもご利益があるのだろう。水汲み場もある。


「構の門」ここから先は山伏の世界 


岩を削った石仏様たち



「鬼石坊」鬼が積んだという岩はどれだろう


苔むした岩の上にも石仏


水路も岩を積んで造られている


山伏の祀られている安浄寺跡に続く参道


苔の中につわぶき


「岩屋坊」ここで修行僧の家族も暮らしていたそうだ
「一山五百坊」と言って、修験の山には500人もの山伏がいたそうだ。


豊照神社


「鬼の口」入山するものはここで口と手を清めたのだという。
いかにも怖い顔の鬼だが流れる水は清らかで透き通っていた。


木立の中を登っていく


ここからは鬼の石段。「鬼の磴(あぶみ)」といわれ、全長181m約850段あるらしい。
昔、むかし、求菩提山のふもとの里には鬼が住んでおった。
鬼たちは、村の人々がせっせと作った米や作物をぬすんでいた。
そこで村人たちは、なんとかこの鬼たちをおっぱらおうと権現様に相談した。
権現様は一計を案じ、鬼を呼んでこう伝えた。
「この山の頂に社を作りたい。そこで社に続く千段の石段を夜明けまでにつくりあげたら、今までどおり鬼たちもこの村に住んでよい。もし、一番鶏が鳴くまでに出来上がらなければ、お前たちは出ていかなくてはならない。」
そこで鬼たちは働いた、働いた。
ひと晩のうちにつくりあげようと、仲間を呼び寄せ力を合わせて働いた。険しい山から石を削りだし、休むことなく重い石を担ぎ上げ、次々と積み重ねた。そして千段の階段h、もうすぐできようとしていた。
それを見た権現様は大慌て。夜明けにはまだ間がある。追い払おうと課した難題にまさか鬼たちがここまで力を見せようとは。
そこで権現様は鶏の鳴きまねをして一番鶏をけしかけた。村の鶏たちもいっせいに鳴き始め、嘘の夜明けが告げられたのだ。
鬼たちは驚き、悲しんで山から消えたというお

しかしなあー。なんだか鬼たちがかわいそう。
賢い人間たちにうまく利用されたのではないかしら。
鬼が作った山の中の階段は、その後、神社への参拝の折にもとても役に立ったのだろうに。


国玉神社上宮が見えてきた




山伏が籠って修行をした「窟」は五つあり、切り立った岩壁に沿って作られていた。どれも小さい!






すっぱり切れ落ちたような岩肌から水が染み出ている


不覚にもすっ転んでしまった場所。オット殿は大笑いして助け起こそうとしなかっけど。


オット殿は撮影に夢中


足元の一面の青緑色の草


禊の場 山伏たちが修行を前にして身を清めたところ


求菩提山は不思議な山だった。
当日はよく晴れていて絶好の山日和!
霊験あらたかなる山に向かうので、おのずと気持ちは引き締まってきた。でもちっとも「おそろしや」に気持ちは起こらなかった。
浮わついた人間は足を踏み入れてはならない、という拒絶の雰囲気はちっとも感じられなかった。私のような「楽しみ登山」の者でもゆったり受け入れてくれる山だった。

でもなあー笑えるんだけど
求菩提山に向かう駐車場ではこんな像が


登山の後は求菩提山資料館へ。資料館前のミツマタの花


資料館では銅板法華経や銅筥、金剛界大日如来座像など貴重な資料が展示されていた。
心をひかれたのは、山伏にあてた若き女性からの恋文である。凛とした山伏に憧れる女性もいたのだろう。いいなあ。わかる気がするなあ。

特設展では珍しいお雛様がたくさん展示されていた。




春のいい一日だった。求菩提山、ありがとう!


















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