まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

能登の今を訪ねる(2)

2024-10-31 12:29:40 | 建築まち巡礼中部 Chubu

宿泊は、珠洲の観光スポット見附島のすぐ近く。見附島も海側が大きく崩落してしまいました。

地盤レベルが大きく変わってしまっています。

海との関係を見ても、おそらく土地の全体が上がっているように思われます。テトラポットなどもすべて水面上に出ています。

そして、周りの集落も、地震と津波で大被害を受けています。道路は海岸線と平行なので、道路に並ぶ家々は海岸線と直交するように建っています。おそらく津波が通り抜けたのだと思います。

倒壊した家もたくさんあります。

道路の中央部にはマンホールが飛び出しています。

まったく復旧は手付かずというように見えます。私たちは、水道も復旧した宿に泊まることができましたが、住民の皆さんにとっては、正月から困難な状況が絶えることなく続いているのです。

高谷時彦

建築・都市デザイン

Tokihiko TAKATANI

architecture/urban design