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宇都宮にきたのですから、県立美術館をスルーするのはまずい。
川崎清さんのもとで家具は柳宗理、照明石井幹子、ランドスケープ吉村元男というそうそうたるメンバー。
まったく古びては居ません。
入り口には飯田義国さんの彫刻。お宅に伺ってご馳走になったことを思い出します。
ちなみに大高正人氏の県議会庁舎はもうないようです。
近くにはこんな典型的な大正昭和初期住宅がありました。
高谷時彦記20161017
高谷時彦記 Tokihiko Takatani
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宇都宮にきたのですから、県立美術館をスルーするのはまずい。
川崎清さんのもとで家具は柳宗理、照明石井幹子、ランドスケープ吉村元男というそうそうたるメンバー。
まったく古びては居ません。
入り口には飯田義国さんの彫刻。お宅に伺ってご馳走になったことを思い出します。
ちなみに大高正人氏の県議会庁舎はもうないようです。
近くにはこんな典型的な大正昭和初期住宅がありました。
高谷時彦記20161017
高谷時彦記 Tokihiko Takatani
宇都宮の
の歴史文化を研究しているOさん、Iさんの勧めでまちの大谷石建築を見て歩きました。
松が峰教会。大谷石のロマネスク建築。
中も外も大谷石です。
ついでにお向かいにも大谷石の飲食店が・・・。
町を歩いていると青源みそ蔵。
聖ヨハネ教会。
ちょっと足を伸ばすと、今何かと話題の隈さんの駅と駅前の地域施設。
食堂もあります。
大谷石といえば採掘場。古代劇場の趣・・。
高谷時彦記20161017
高谷時彦記
Tokihiko Takatani
Architect/Professor
Takatani Tokihiko and Associates, Architecture/Urban Design, Tokyo
Graduate School of Tohoku Koeki university ,Tsuruoka city, Yamagata
研究室視察,
真壁の次は宇都宮です。
宇都宮には府中建築文化フォーラムの岡田雅代さんがいらっしゃいます。宇都宮の市政研究センター時代の同僚、研究者仲間で市の職員でもある井上俊邦さんも加わり、大谷石建築を中心とする歴史・文化を活かしたまちづくりについていろいろ教えていただきました。
場所は、大谷石の石蔵レストラン。中庭(坪庭)に面した開放的なキッチンなどおしゃれなデザイン。
ひとつの敷地に三つの蔵が並んでいます。
やはり店(見世)の奥に蔵を並べるという配置はどこも共通のようです。
食事の後は井上さんの案内で大谷石建築ナイトツアー。
岡田さん、井上さん遅くまでありがとうございました。また今後とも交流させてください。
高谷時彦記20161017
高谷時彦記 Tokihiko Takatani
研究室で視察に訪れた真壁です。
真壁は平成の合併で桜川市の一部となっていますが、
戦国時代までは真壁氏の城下町として、また江戸時代はいわゆる
在郷町として栄えました。明治以降は製糸業や石材業が盛んでした。
また良い水が得られることから今でも蔵元が3つあります。
下写真は村井醸造。蔵は明治期、煙突は昭和のものだそうです。
大変栄えた真壁ですが、交通の主要動線から外れていることもあり、とくに関東鉄道筑波線の
廃線(87年)以降は経済的にも停滞した状況となったようです。
そんな中で、まちの人たちが「ディスカバーまかべ」というグループ(93年)をつくり、歴史的
建築を活用したまちづくりを進めてきました。いろんなイベントを行い、まちの方に自分たちの
まち並みの良さを知ってもらうとともに小山高専の河東先生(当時)の支援も受け
登録文化財制度(96年)をその初期段階から活用したという言うことです。
その後町長以下行政もまちづくり支援に加わり、今では104の登録があります。
例えば増渕家。醤油やみその醸造で栄えました。立派な長屋門です。
伊勢屋旅館。町家だけでなく、蔵や、立派な門が多いのがこのまちの特徴です。
こんな親切なお宅もあります。
中に入ると江戸時代に建てられた土蔵(文蔵)。素晴らしく手入れされた庭も公開されています。たいへん博識の
ご主人がおもてなししてくれました。お土産までいただいてしまい、恐縮の至りです。
民間有志の活動が町の人たちに広がり、研究者のお墨付きも得る中でまち並みに対する誇りも醸成され、それをう
まく行政も後押ししていくという大変学ぶべきプロセスがこのまちににあることを実感できました。お話を伺った
ディスカバーまかべのA様、T様、市役所のT様、そして親切にいろいろなことをお教えいただいたK様大変ありが
とうございました。
高谷時彦記 16 Oct 2016
高谷時彦記 Tokihiko Takatani
東北公益文科大学大学院の研究室でまち並み保存継承の先進事例として茨城県桜川市真壁地区を視察しました。
地元まちづくりのキーパーソンの方々にお話を伺ったのが真壁伝承館です。
図書館、公民館、ホールなどが一体となった施設で、周辺の伝統的な街並みを意識しつつ、清新で斬新な印象を与える建物です。
いつか見たいと思っていましたが、大変良い機会となりました。
内外とも仕上げとなるサンドウィッチ鋼板構造の白壁が古いようで新しい不思議な印象をつくっていました。
開口部を見ると鋼板ならではのシャープな納まりです。
外構も落ち着きがありましたが、決して古いものを踏襲したという雰囲気ではありません。
中々よいものをみさせていただきました。
高谷時彦16 Oct 2016記
高谷時彦記 Tokihiko Takatani