まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

タイタニックのローズ=メトロポリスのマリア?

2012-04-30 20:12:03 | 建築・都市・あれこれ  Essay

連休中日の打合せのための資料作りを何とか終了。まだ、整理は出来てませんが一応の目処がついたので、大きく背伸びをして寝転がりながらブログを書いています(といきたいものです)。

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ところで昨日「タイタニック3D」を見ましたが、労働者が蒸気のなかでたくましく、忙しく働く機関室のシーンは、フリッツラングの映画「メトロポリス」のメタファーですね?。タイタニックの1等船室からディカプリオ扮するする貧乏絵描きに導かれて地下の労働者の世界に「女神であるローズ」が入るわけです。ローズは労働者を救うことは出来ませんが、地上の資本家の世界と決別し、労働者の世界に入ったのです。すなわちメトロポリスのマリア・ロボット=タイタニックのローズというわけです。   

    

ちょっと疲れているということで、この珍説をお許しください(逆に、もしかすると映画通には常識だったりするのでしょうか)。

    


まちキネの見える広場

2012-04-30 11:51:13 | 建築・都市・あれこれ  Essay

歴史と文化の香りあるまちづくりを進めている山王商店街でも、少しずつ空き家や空き地が増えています。

   

最近解体された「だいこくわたや」さんは山王商店街三浦理事長が教えてくれた通り小屋組みがトラスでした(下の写真)。3、4間そこそこの梁間でトラスが多いというのはこの地域の特徴だと思います。ちなみに旧イチローヂ商店は3間のトラスです。

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ぽっかりと空地が出来たために、山王商店街から直接まちキネが見えるようになっています。

もとあったトラス構造の小屋組みに敬意を表して次のようなイベントスペースはどうでしょう。

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四国高松の北浜アレーです。港のすぐ前で、私が通った中学校(城内中学)のすぐ近所にあります。地元の若い方がショップをやっているようです。

 

Tokihiko Takatani

Architect/Professor

Tokihiko Takatani and associates, architecture/urban design, Tokyo

Graduate school of Tohoku Koeki Univ. Tsuruoka city, Yamagata

高谷時彦/建築家・都市デザイナー

設計計画高谷時彦事務所/東京都文京区千石4-37-4

東北公益文科大学大学院/山形県鶴岡市馬場町14-1

 


まちキネでタイタニックの3Dをみました

2012-04-30 00:26:32 | 建築・都市・あれこれ  Essay

食べかけで申し訳ありません。まちキネヒラボク食堂のとんこつラーメンです。

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横にあるのは2周年記念の上映チラシ。

    

「ひまわり」、「ニューシネマパラダイス」と続きます。何度も見たい映画ばかりです。最後の週には「死刑台のエレベーター」がきます。チラシの中で唯一モノクロームのカットです。

    

「ひまわり」は、一面に広がるひまわり畑のシーンのバックに流れるヘンリーマンシーニの美しい旋律が悲しい物語を暗示します。

    

ニューシネマパラダイスでは、主人公である映画監督の少年時代の一シーンが思い出されます。それは「親友」だった映写技師が少年の学校で何かの試験を受けるシーンです。学校に行けなかった映写技師を少年がからかいながらも手助けします。そのときの少年のちょっとずるく、いたずらっぽい表情がなんともイタリア映画的魅力です(といっても映画はイタリアとフランスの合作)。ピエトロジェルミの「鉄道員」や「ひまわり」のデシーカの「自転車泥棒」、サンペーリの「青い体験」など芸達者の少年たちがイタリア映画では印象的です。

   

死刑台のエレベーターはなんといっても冒頭の望遠レンズでの殺人現場のカットです。マイルスデイビスのトランペットにより、ジャズが都会的な洗練された音楽でもあることを教えてくれました。ジャンヌモローも存在感がありますね。

  

藤沢周平記念館にも「死刑台のエレベーター」のレーザーディスク(だと思います?)が展示されています。藤沢周平氏はこの映画のどういうところがお好きだったのでしょうか。ちなみにその隣に展示されているのが「かくも長き不在」、そして記憶に間違いがなければドクトルジバゴのビデオもあった筈。

   

     

最後になってしまいましたが、3週目には「セーラー服と機関銃」も登場します。あいにく私は見ていませんが、鶴南OBの冨樫森監督が師事した相米慎二監督の作品(このあたりのことはまちキネを立ち上がりから支援しておられるシネマパーソナリティ;荒井幸博さんの受け売りです)です。


何とか案をまとめます

2012-04-15 14:36:12 | 建築・都市・あれこれ  Essay

今日はお天気に恵まれたためか、巣鴨駅が大混雑。皆さんとげぬき地蔵に向かうのでしょうか。

     

家族連れも楽しそうです。

     

前を歩くお父さんが子供に「今日は御馳走だ。何にする?」と問いかけたら、子供が大きな声で「ラーメン!」。巣鴨は庶民のまちなのです。

     

私は楽しげな集団とは別れ、一目散に事務所へ。今日は最後まで仕事に専念します。製図板とモニターがどちらも見えるように度の低いめがねを使用します。

Sansuke_glass