コンサートでの日野皓正さんのことば。
「とにかく一番大事なのはオリジナリティ」。
「ピカソとモジリアーニはまったく違う(たまたま先日見た『ミッドナイトインパリ』に二人は同時代人物として登場していたのを思い出しました)」。
「自分も一時期『日野はマイルスになった』といわれた」。
「コルトレーンとロリンズは音を一つ聴いただけで違う、そうでしょう」と一番前にいた私に向かっていう。私はよく分からないまま大きくうなずく。
休憩時間にご紹介いただいた、芥川賞作家辻原登氏から「建築家がうらやましい。ものを創りだす芸術であり計算も必要・・・職業自体を尊敬する・・・」とのお言葉。有難いと同時に、先ほどの「オリジナリティ」という言葉が頭の中を駆け抜けた。休むことはできない。