❽有史以来続いてきたニューエイジの思想
エデンの園でサタンが始めたニューエイジ思想は、アダムとエバの子孫たちが神様の真理を崩して堕落させ、ノアの洪水をもたらした精神です。そして洪水後も、ニムロデを通してバベルの塔を築かせ、バビロンの異教の宗教思想を構築しました。バベルの塔が崩れ民族が分散した後は、さまざまな異教思想に分かれて、それぞれの国に広がっていくことになりました。そうやって広がって行った異教の中にペルシャの火を崇拝するゾロアスター教があり、そこから派生していていった宗教がイスラム教や仏教などです。エジプトに渡ったニューエイジ思想は、オシリスの神話に基づいた宗教を発展させ、アラブではアッラーに仕えるイスラムの宗教となり、ギリシャに行っては、ギリシャ神話を生みました。またローマのバッカス神やディオニソス神話を生み出しました。
また、パレスチナ地方に行って形成された宗教が、聖書にしばしば言及されているバアル神の異教信仰です。これらの異教の宗教は、多かれ少なかれ、汎神論的な思想にその基礎を置いています。一つの驚くべき事実は、昔、古代バビロンにあった太陽神を崇拝する異教の象徴だった、高い尖塔を持ついわゆるオベリスクが、エジプトの神殿にも立てられていることです。そしてさらに、それと同じ形のオベリスクが、バチカンのサンピエトロ寺院の中央広場にも建てられており、さらには、同じようなオベリスクが、米国ワシントンDCの中心に建てられているのです。これは決して偶然の一致とは考えられないことです。
❾サタンの出現を準備させるニューエイジの思想
ニューエイジ思想は、この世界のすべての教えとすべての制度の中に深く食い込んでいます。それはサタンから出発したものであり、中心思想は、神なしに世界を一つに束ねしようとすることです。ニューエイジ思想は、現在の人類よりも優れた能力を持つ宇宙生命がやって来て、地球を危機から救出してくれるという思想を内包しています。これは聖書の思想と似て非なるものであり、驚くべき詐欺、この世界の歴史の最後のために準備しているサタンの最後の心霊術です。
この地球が経済的な破綻を迎え、自然災害によって人々が苦しみ、テロリストたちの横暴が激しくなり、犯罪が急増して都市生活が混乱し、暴動が頻発するようになり、中東の問題がより深刻化していくうちに、悪魔は人類を危機から救出するための救世主のような姿でこの世に突然現れるのでしょう。それがエイリアンの姿をしているのか、輝く天使のような姿であるのかわかりませんが、一つ明らかなのは、ニューエイジの教えを通して、クリスチャンや異教徒や無神論者のみんなが一つに連合して、彼を再臨のイエスや、釈迦牟尼、あるいはマホメット、またはニューエイジのメシアとして、熱狂的な歓迎を受けるような姿で現れるのでしょう。悪魔はこのようにして、自分を崇拝さるように仕向け、悪魔の政府を打ち立てようと努めているのです。