普段は家の中で履物を履く習慣はないのですが、お客さんがあった時はスリッパを出すようにしています。
そのスリッパをいつも玄関近くの床の上に置いておくのは見た目が悪いので、スリッパ立てをつくることにしました。
ヒントは、トイレのタオル掛けです。
壁に垂直な出っ張りを2カ所設け、スリッパを掛ける横棒を渡す仕組みです。
玄関のスリッパ立ての場合では、壁に横棒を渡すための出っ張りを取り付ける際に柱を利用しました。
柱は壁から少しだけ飛び出しています。
壁に穴を空けずに出っ張りを取り付けるとき、その段差部分に出っ張りを固定する木ネジを打てば見た目もスッキリしてキレイです。
ただし、壁面と柱面との段差は1cm足らずなので、出っ張りに使う木材は硬く割れにくい木材でなければいけません。
欅の端材を使うことにしました。
壁と柱の段差の形に欅の端材をピッタリ合うように加工し、木工用ボンドで補強して木ネジで止めました。
これで完璧です。
もちろん、横棒を通す穴も空けていますよ。
横棒も強度と粘りがある材質がいいと思い、孟宗竹を丸く仕上げて欅材の穴に通して出来上がりです。
これで、玄関が以前より少しだけスッキリしました。
でも、スリッパを出すようなお客さんはなかなかみえません…