数年前、浴室入口の柱(床近く)に虫食いの穴を見つけました。
指で押すと穴の周りの板がボロボロと崩れました。
白アリにやられてました!
シロアリ駆除の業者さんに来てもらい、家のあちこちを見てもらいました。
玄関付近や外屋にも白アリの痕跡はありましたが、一番被害が大きかったのは洗面所の浴室入口部でした。
白アリ駆除の業者さんにお願いして木質部に薬を注入してもらい、白アリは駆除できました。
でも、スカスカになった部材を新しく交換したわけではありません。
浴室入口の床がブカブカしたままでした。
今年の春、浴室入口の床を剥がしてみることにしました。
一か八かの思い切ったメンテナンスです。
壁に鋸を入れるより緊張感があります。
床と同じ材料はありませんでしたが、少し広めの板材はありました。
剥ぎ取った床の広さだけその板をはめ込む心算です。
虫喰いのある浴室入口の両側の柱の根本から床を剥がしていきました。
床は大丈夫でしたが、床を支える根太が一部白アリに喰われてスカスカになっていました。
スカスカになった根太に段をつけて切取り、硬くてしっかりとした材木を寸法を合わせて継ぎます。
何カ所か同じような補修を施し、切取った床と同じ寸法の板材をはめ込みました。
木ネジでしっかりと留めて、木ネジの頭を隠すダボを打ちます。
水がかかる場所なので板の表面に防水のニスを2〜3回重ね塗りをしました。
また、浴室入口の両側の柱の根本部分も新しい板を当てて漆調塗料を塗って仕上げました。
継ぎ接ぎの板に違和感が出ないように、板の模様を合わせた所がこだわりです。
でも、そこまで気付く人は誰もいません。
「誰か気がついて〜!」
もう、床はブカブカすることはありません。
多少、太っても大丈夫です。
※この後、洗濯機が壊れてしまい買い替えることになりました。この機会に、洗濯機の向きを変えるために下のトレーの向きを変えました。排水溝の場所も変えなければならず、再度、床に鋸を入れました。元の排水溝の穴は新しく開けた床板をピッタリ充てて目立たなくしました。"経験は偉大なり“ です。
「床下にも潜りましたし、もう、何でもやっちゃいますヨ!」