TANEの独り言

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山岳会入会、その後… <第④話>

2021-10-01 12:09:00 | 山岳会
私の初めての沢登りは悪天候で “お流れ” になりました。

会長さんも何かと忙しいようで、その後1週間ほど連絡は入ってきませんでした。

その間に、連れ合いの体調も少しずつ回復し食欲も出てきて、台所にも立てるようになってきたのです。

少し時間もできたので、沢登りでも使える容量30ℓ超のマムートのザックを「メル⬜︎リ」で格安に手に入れることもできました。



また、ドライパック(ザックの中の着替えや食料などを濡らさないための袋)も専門店で購入しました。



これで装備はより完璧になりました。


少しずつ秋めいてきた9月の初め、会長さんから連絡が入りました。

9月11日に多良岳の沢に行くことにしたので、その前日に会長さん宅でロープ(ザイル)ワークを練習するとのこと… 

ザイル(昔はドイツ語が使われていたが現在は英語でロープと呼ぶらしい)は、学生時代に一度だけ触ったたことがありました。

アラスカのマッキンリー(6190m *2015年よりデナリが正式名称になる)にも登った(らしい?)サークルの大先輩が、可愛い私たち後輩のために、訓練と称して大学の近くにあるお城の石垣をザイルとカラビナを使って登ったことがありました。



現在は石垣を登ることは禁止されているので、今となれば二度とできない懐かしく貴重な経験になりました。

初沢登りの前日、会長宅を訪ねハーネスの付け方に始まり安全確保の方法やロープ(ザイル)の結び方、カラビナの使用法や留意点、懸垂下降のやり方etc… 、ミッチリ3時間もかけて集中講義を受けたのでした。

家に戻ってからも先程習ったことを何度も繰り返し、復習はバッチリです。


翌朝、昼食用のおにぎりを握り、カップ麺に注ぐための熱いお湯もテルモス(サーモスのドイツ語読み)に準備しました。

そして朝8時過ぎに多良岳に向け会長さん宅を出発し、10時前には沢への降り口に到着したのです。






        <つづく>