1つ目の滝を無事登り終え、さらに先を目指します。
水に濡れたロープは重くなります。
ここまで2本のロープを会長さんが自分のザックに入れて上がってこられていたのでした。
ここは若者(?)の出番です!
濡れたロープを私が持つことにしました。
肩からロープを掛けると、何処から見ても一端の沢屋って感じで、とても沢登り初体験には見えません。

男同士2人で記念写真を撮ってもらいました。
渓相の良い沢が続きます。

赤い一枚が広がる瀬やエメラルドグリーンの淵も見られ、心が洗われる思いです。
その後もロープを使い雨で滑りやすくなった土の斜面を登るなどして、今回の沢登りも最終地点まであと少しとなりました。
最後に現れたのは落差10メートル近い2段になった滝でした。

『エーッ、この滝を登るの?… 』
心の中でそう呟いている自分がいます。
私の心の声は会長さんには届きません。
会長さをは何も言わずにドンドン滝に近づいて行くのです。


2番手の年配の女性も黙ってついて行くだけです。
2段になった滝の下の段まで進んだ会長さんはそこでコースを左にとり、滝の手前の少し緩くなっている壁を登って行かれたのでした。
滝の上まで登ると、そこはまた美しい沢となり、もう少し進むと経ヶ岳へ続く古い登山道と交差する場所に出てきました。
私達はそこで本日最後の記念写真を撮ったのでした。

沢に行かなければ見ることができない美しい滝や淵、木々の緑や、沢に行かなければ感じることができない水音や空気を体感できました。
何より、今回ご一緒させていただいた女性陣の年齢を感じさせないチャレンジ精神に刺激をもらったことが一番の収穫でした。
沢靴を登山靴に履き替え山道を30分近く下り、車を停めていた道路脇まで戻ってきました。
会長さんは私に右手を差し出し、
「お疲れさん、初めての沢登り無事に終えることができておめでとう!」
と、握手を求められたのです。
「こちらこそ、ありがとうございます!」「楽しい時間でした。会長さんのお陰です!」
私はそう言って、差し出された会長さんの手をしっかりと握り返したのでした。
そうしたら、
「✖️✖️さん、明日も沢登りに行くバィ!」
と、会長さんの口から驚きの言葉が飛び出したのでした。
<沢登り第1部 完>