公共交通機関を使って旅行したり、愛車に乗って一般道を走る旅と違って、一人自分の足で山に登るとなると荷物の軽量化が課題となります。
持っていく荷物をいかに軽くするかが悩ましい問題なのです。
例えば、テントや寝袋(シュラフ)や炊飯関連の道具や食べ物(調理器具やコンロ、食器や食料)、衣服、装備を厳選したり、軽いモノを選ぶにことになります。
当然、機能的で軽いモノは値が張ります。
どの辺りで糞切りを付けるかが難しいところです。
また、テント泊しないとなると山小屋を利用したり、又はビバーク(ブルーシートやフライ等をテント代わりに使い雨露を凌ぐ)しかありません。
小屋泊まりは食事付きですから金さえ出せば荷物は軽くできます。
ビバークはそれなりの知識と技量と覚悟が必要となるのです。
山は常に危険と隣り合わせなので、最悪の状況を想定しての準備と必要最小限の携行品との間で決断が求められるのです。
一昨年の穂高遠征を経験して、私がすぐにでも手に入れたかったのが軽いテントと軽いバーナー(コンロ)だったのです。
テントは新品を購入することも考えましたが、私も若くはないのであと何回使うことになるか分かりません。
得意の「メ⬜︎カリ」で、中古品の割に使用感の少ない掘り出し物を安い価格で手に入れることができました。
次はバーナーです。
軽さだけでなく、性能や扱いやすさも検討しました。
未使用品が定価よりも安く手に入れることができました。
コレが今まで使っていたバーナーです。
ボンベを外し、バーナー本体だけで比べてみると…
違いは歴然ですね!
袋に入れても新しいバーナーは手のひらに収まりそうです。
新たに手に入れた軽い装備をザックに詰めて、この秋、愛車を走らせ中部山岳地帯を目指すつもりでいたのでした。
しかし、この計画は現実のものにはならなかったのです…
『大丈夫、山は逃げませんから!… 』
<終わり>