一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

旧篠ノ井線廃線敷を歩く 秋編その10

2020-12-03 14:45:00 | 各地の廃線
この日はコスライ(コスプレライフ)イベントが開催されていました。
鬼滅の刃のコスプレをした人などが全国から来て漆久保トンネルで撮影中。
人数が揃うと中々壮観な感じで男女、20~30人はいたのかな・・・。




漆久保トンネルから折り返して、帰り道は早足で歩きます。
ですが、バラストで歩きづらいので、やっぱりゆっくりになります。
三五山トンネルまで戻ってきましたが、向きが違うと印象も違います。




三五山トンネルの明科駅方面の里山は紅葉が綺麗でした。
この風景を列車の車窓から望むことが出来たら、どんなにか良いでしょう。
今では、一直線のトンネルになってしまい真っ暗な車窓風景です。




潮神明宮のある廃線敷入り口まで戻って来ました。
このイチョウは行く時にも撮影したのですが、3本だったことに気付きました。
1本1本色が違っていて綺麗でしたが、廃線敷ウォーク秋編も終わりました。

撮影日 2020.11.07 12:15 旧篠ノ井線

旧篠ノ井線廃線敷を歩く 秋編その9

2020-12-02 14:45:00 | 各地の廃線
距離にして53mしかない漆久保トンネルですが、煉瓦積みが綺麗です。
列車に乗っていれば、あっという間に通過してしまうようなトンネル。
昭和のコンクリート建築は100年と言われていますが、明治の建築は凄いですね。



トンネル内を真っ黒に潰して写真を撮ると、味が出ますね。
出口をファインダー内の何処に置けば良いのか、模索しながら・・・。





春にも同じポーズで撮った、奥さんが同じ場所で深呼吸。
コロナ禍で今では深呼吸することもないですから・・・。
自然まっただ中での深呼吸は気持ちがいいですね。

撮影日 2020.11.07 11:22 旧篠ノ井線

旧篠ノ井線廃線敷を歩く 秋編その8

2020-12-01 14:45:00 | 各地の廃線
けやきの森自然園近くに並んでいた、カエデが真っ赤に紅葉していました。
これを写真に撮るということが難しく、悩むところです・・・。
1枚の葉をクローズアップしようかと思いましたが、綺麗な葉が見つからず。




此処の紅葉が一番綺麗だったでしょうか。
ケヤキの木々の向こうにモミジの赤が映えます。
優しい感じで日本画調に撮影してみましたが、どうでしょう・・・。




散策しながら歩くと上り勾配も距離も気にならないほどです。
目的地の漆久保トンネルまでやって来ました。
春に来た時とは、また印象が違って煉瓦がいい味を出していました。

撮影日 2020.11.07 11:21 旧篠ノ井線

旧篠ノ井線廃線敷を歩く 秋編その7

2020-11-30 14:45:00 | 各地の廃線
明科駅から約3.6㌔のけやきの森自然園の踏切まで来ました。
今では線路の隙間も埋められていますが、確かに鉄道があった名残です。
カエデの葉が綺麗に紅葉していたので、後方ボケにして・・・。




歩いてきた明科駅方面を振り返ります。
ケヤキの葉は半分以上が落ちてしまいましたが、最盛期には綺麗でしょう。
今は線路ではなく、落ち葉のロードになっていました。

旧篠ノ井線廃線敷を歩く 秋編その6

2020-11-29 14:45:00 | 各地の廃線
旧篠ノ井線廃線敷の脇には数は多くないものの、標識や信号が残ります。
架線柱が残っているのだから、スピーカーを付けてSLの音なんか流すと風情あるのになあ。
当時の起点の塩尻駅から31.5kmを示すキロポストは折れ、時代交代を感じました。




中継信号が途中、幾つか残されたままとなっています。
サビが浮き、苔が生え始めていて、時の流れを感じます。
後方のケヤキが真っ黄色に紅葉して綺麗だったので、後方ボケにしました。




別の場所の中継信号機では、ドウダンツツジが真っ赤になっていました。
太いクモの糸が信号機から伸びて引っかかった葉がクルクルと回っています。
現役だった頃には、光り輝いていた信号機も長い眠りについています。

撮影日 2020.11.07 11:02 旧篠ノ井線

旧篠ノ井線廃線敷を歩く 秋編その5

2020-11-28 14:45:00 | 各地の廃線
けやきの森までは綺麗な紅葉が残っていて、つい足が止まります。
景色の良い場所では、ファインダーを覗いてアングルを決めます。
スッと伸びる欅の木をどのように配置するか、悩みますね・・・。




風景写真には人工物はタブーだと思うのですが、ガードレールが・・・
携帯基地局のアンテナも・・・。でも、此処が一番綺麗で外せなかったのです。




空が青ければ結果は違っていたのでしょうが、親の敵のような白い空。
ならばと、明るくして欅の葉と枝や幹を撮ってみました。
幾何学模様のようになったでしょうか?もっと一部分をズームした方がいいのか・・・。

撮影日 2020.11.07 10:41 旧篠ノ井線

旧篠ノ井線廃線敷を歩く 秋編その4

2020-11-27 14:45:00 | 各地の廃線
三五山トンネルから1.1㌔歩いて、東平まで来ました。
駅があったわけではなく、ウォーキングのための標識です。
ここからは紅葉が綺麗な山の中へと入って行きます。




私は綺麗な風景の中に鉄道があれば嬉しくなります。
車両そのものよりも、風景の綺麗な場所や構図を優先しています。
ですから風景写真の勉強もしなくてはなりません。これが難しい・・・。




線路は勾配を上げながら左急カーブになって行きます。
此処のケヤキはすでに、ほとんどの葉を落としてしまっていました。
線路脇には万年青が根を張り、赤い実を付けていました。

撮影日 2020.11.07 10:33 旧篠ノ井線

旧篠ノ井線廃線敷を歩く 秋編その3

2020-11-26 14:45:00 | 各地の廃線
三五山トンネルを抜けると、廃線敷は一面の落ち葉に覆われていました。
雨の日や朝露、霜の降りた日には、車輪の空転が起きて大変だったことが窺えます。
そして、長野方面へ向かってはどんどん標高を上げて行く直線です。




三五山トンネルを抜けると直ぐに25‰の上り勾配の標識があります。
これは、おそらく廃線後に立てられた新しい標識と思われます。
年月の流れで架線柱も倒れ、廃線敷には土手の土も流れ込んでいました。




三五山トンネル方面を振り返ると、18.2‰の下り勾配の標識。
そしてトンネルの出口まで左旧カーブが続いています。
こんな掘割りのような場所ではSLのライトひとつでは何の役にも立たず、
経験だけが物を言う仕事だったのかもしれません・・・。

撮影日 2020.11.07 10:15 旧篠ノ井線

旧篠ノ井線廃線敷を歩く 秋編その2

2020-11-25 14:45:00 | 各地の廃線
明治30年代に建設された全長125mの三五山(さごやま)トンネルです。
昭和46年の電化されるのに伴い地下水から電線を守るためモルタルが吹き付けられています。
建設当時の煉瓦は側面下方でしか確認できませんが、モルタルも剥がれ落ち始めています。




天井部分のモルタルが落下しても大丈夫なように、網で覆われていました。
トンネル内はライトで照らし出されて、風情は満点。モルタルの落下が年月を感じさせます。




長野側に出ました。僅か125mの三五山トンネルですが、松本方面は下り勾配で急カーブです。
当時の機関士はさぞや、神経を使う連続で運転も大変だったろうと推察されます。
この篠ノ井線をSL、DCで運転していた父の苦労が垣間見えました。

撮影日 2020.11.07 10:11 旧篠ノ井線

旧篠ノ井線廃線敷を歩く 秋編その1

2020-11-24 14:45:00 | 各地の廃線
コロナ禍で外出が控えられる前の春に半分を歩いて残していたので・・・。
雨模様の天気でしたが、明科駅から歩いて漆久保トンネルまで行ってみます。
まずは駅から約1㌔の潮神明宮に着き、いよいよ廃線敷となります。




紅葉の始まった大きなイチョウの木がお出迎えしてくれました。
里山の紅葉も丁度いい感じで、お天道様は隠れているものの・・・。
暑くもなく、寒くもなく歩くにはいい気候でした。




かつての単線だった旧篠ノ井線であることがよく分かります。
漆久保トンネルまでは明科駅から片道約6㌔となります。
周りの景色を楽しみながら、写真を撮りながらゆっくりと歩きました。

撮影日 2020.11.07 10:00 旧篠ノ井線