一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

115系 (信越本線)

2014-08-31 14:28:16 | 信越本線
仕事の関係で撮影に出られず、憂鬱な日が続いています…
あと2~3日は出られそうもありません…
夏が終わってしまいました。
空模様は相変わらずどんよりとした雲に覆われています。
「天高く馬肥ゆる秋」です。青い高い空と鰯雲が見たいです…
気分だけでもそんな写真で…


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台湾鉄道の旅(10)

2014-08-30 20:00:00 | 台湾鐡道
平渓線を体験乗車して台北に戻ってきました。
朝から食事らしい食事をしていませんのでお腹が空きました。
ホテルへ帰る途中の中山地区で少し早い夕食にします。
「京鼎楼」という小籠包が美味しいと評判のお店です。


地下へ案内されるとこの3日間でオプショナルツアーでご一緒だった日本人の方もおられました。
早速「生ビール」を注文します。
台湾の生ビールはジョッキではなく瓶入りです。
製造から18日以内が生ビールのようです。確かに今まで飲んだ台湾ビールよりも美味しかった…


評判の小籠包などを堪能します。今回の旅行で小籠包をいただくのはこれが初めてです。
たっぷりの肉汁とさっぱりした味付けでイケます。
台湾料理は日本人の口に合います。
それにとても湿気が多く暑いのですがハワイやグアムのように冷房ガンガンということもありません。
ゆっくり食事を楽しみました。


お腹いっぱいになってホテルまでは散歩気分で歩きます。
台北の街は活気があります。
今の日本にこの元気はないなあと感じながら街並みを眺めます。
こうして台湾最後の夜は更けていきました。


台湾4日目は帰国日です。夕方16:00発の飛行機ですのでお昼までは自由時間です。
少々疲れた体を癒しに「元気」というお店へマッサージに行くことにしました。
朝9:00開店に合わせて行くと1番乗りです。しかし後から後から日本人観光客が来店します。
足つぼと全身の60分コースでお願いしました。これがとっても気持ちいい!!
台湾にいったら絶対にお勧めです…


マッサージで軽くなった身体で銀座のような中山地区を歩きます。
ブランドのお店が数多くあります。でも路地を1本入るとアジアンチックな街です。
現地ガイドに聞いた飲茶の美味しいお店で早めの昼食にします。
24時間営業しているお店で結構なお客さんが入っています。


台湾料理とはまた違った味わいの飲茶料理で舌鼓。
脂っこそうに見えますが、あっさり食べられます。
お店を出る時には店内は満席の上、入店するお客さんが入り口付近で行列でした。


ツアーの迎えがお昼過ぎにホテルに来ました。
台湾のホテルのチェックアウトは12:00ですので出発まで部屋でくつろげます。
空港へ行く途中で免税店に寄ります。松山空港内にはお店はほとんどありませんと聞かされて空港到着です。
ここで自由解散のようになります。空港内には確かにお土産屋1軒、コーヒーショップがあるだけです。
出発まで時間がありますが税関を通ることにしました。すると出発ロビーまで行くと結構な数のお店がありました。


駐機している機体を見ながらお土産やグルメを楽しめます。
中国本土に向かうエアーチャイナやANAの出発時間が近いために結構な数の搭乗者です。
台風11号の進路が気になるところですが20分遅れで出発予定とのことです。
今日の機材も来た時と同じ環球機でした。


16:20に台湾を離れます。台風の影響で東シナ海を熊本まで北上して大分に抜けました。
飛行機が揺れることを覚悟していましたが、あまり揺れません。
瀬戸内海を東へ飛び大阪上空から太平洋沿岸へ出ました。
途中機内食を楽しんでいるうちに日本へ到着です。


こうして初めての台湾旅行が終わりました。
災害で不通になっていた阿里山森林鉄道がこの秋にも全線で運転再開されるそうです。
そうしたらもう1回台湾を訪れてみたいものです。
乱文とブレた写真もありましたが最後までご覧いただきありがとうございました。

183系 (大糸線)

2014-08-30 14:34:12 | 大糸線(JR東日本)
兵どもが夢の後…というような空気感でした。
この夏、「懐かしの189系」「懐かしの115系スカ色」で賑わった大糸線沿線も静かです。
23日のムーンライト信州運転後の回送シーンです。
大糸線屈指のお立ち台にも誰もいません…
夏のムーンライト信州もあと4回の運転です。
静かに信州の夏が終わりました…

台湾鉄道の旅(9)

2014-08-29 20:00:00 | 台湾鐡道
4725列車は定刻通りの14:50に十分駅に滑り込んで行きます。
すでに対向の4726列車が到着しています。
ホームにはこの列車に乗ろうとする乗客で溢れ返っています。


右のホームには4726列車で十分に着いたばかりの乗客がホームで待機しています。
やがてこの列車が完全に停止すると線路を渡って改札に向かいます。
午後2時を過ぎても多くの観光客が訪れます。


10分ほど停車しました。
ここで降りるお客さんもいるので車内はギュウギュウ詰めという感じではありません。
しかし結構な混雑ぶりです。
発車ベルも警笛もなく列車は14:50に十分駅を発車しました。
いよいよ十分老街へ列車は突入していきます。


十分老街で天燈上げやお土産屋さんを見る観光客などでごった返しています。
車体幅ギリギリのところで観光客は記念写真を撮ったりしています。
左側の写真を撮っている人、危ない!!
でも列車は警笛を鳴らすこともなく静かに走ります。


老街といっても150mほどの直線です。
先のカーブを曲がってしまえば十分老街は終わりです。
それまでは両側にぎっしりとお店があり観光客が列車を見つめます。
先頭車両で写真を撮っているとオリンピックで金メダルを取って凱旋パレードをしているような気分です。


十分老街を抜けて2分ほどで十分大瀑布近くにある撮り鉄ポイントの鉄橋に差しかかります。
この時も鉄橋の向こうでは2人ほどカメラを構えていました…
隣の歩行者専用吊り橋や鉄橋下からもいい写真が撮れるようです。


鉄橋を渡り終えると直ぐに十分大瀑布の入り口が左側にあります。
シャッターが降りていて入ることは出来ません。
踏切もありませんからここは要注意です。
この列車はディーゼルの割には静かに近づいてくるのです…


十分大瀑布の入り口前を通過するとトンネルが見えてきます。
大華駅で降りて瀑布を目指すとこのトンネルを歩かなければいけません。
とても危険ですので瀑布に行くことがありましたら必ず十分駅からお願いします。


十分大瀑布が公開されていないせいか大華駅ホームには乗客の姿はありません。
片面だけのカーブしたホームです。
14:57に大華駅を発車です。


列車は平渓線で1番の風光明媚な場所に入ってきました。
手掘りのようなトンネルもいくつか通過しました。
まるでどこかの遊園地のアトラクションにでも入っていくような気分です。


やがて列車は三貂嶺駅を過ぎて本線(縦貫線)と合流します。
前方から「太魯閣号」がやってきました。中長距離用振り子式交流電車です。
JR九州の885系と同じドーンデザイン研究所(水戸岡鋭治氏主宰)がデザイン担当した日立製作所製です。
特急「かもめ」「ソニック」とほとんど変わりありません。


侯トン駅では彰化行きの太魯閣号が後続しており平渓線の4725列車を追い抜いていきます。
花蓮13:30発、彰化17:37着で台湾を半周する長い距離を走る列車です。
それにしてもJR九州の駅にいるような錯覚に陥ります。


こうして平渓線の旅は定刻の15:22に瑞芳駅に戻ってきました。
ここでほとんどの乗客は降りて乗り換えをします。
ホームで台北方面行きを待っていると貨物列車が入線してきました。味わいのある電気機関車です。


しばらくすると時刻表通りに15:32発の樹林行きの快速がやってきました。
これに乗って台北まで帰ります。セミクロスシートのこの快速は静かで乗り心地は最高でした。流石に日本製です。
こうして初めての台湾鉄道の旅は無事終わりました。


今日も最後までご覧いただきましてありがとうございました。
明日は最後の夜から帰国までの完結編になります。

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185系 (中央東線)

2014-08-29 14:20:03 | 中央東線
先日の団体列車としての送り込み回送シーンです。
青柳駅に停車中を遠景で…
架線柱や夏草などが邪魔していますが…
青い空と実り始めて黄色くなり始めた水田。そして白い車体に緑の縦ストライプ。
この編成には青い空や青い海が似合いますね…

台湾鉄道の旅(8)

2014-08-28 20:00:00 | 台湾鐡道
十分駅を12:42発の4722列車に乗車して4つ先の菁桐に13:00に到着しました。
ここが平渓線の終着駅です。片面1線のホームしかありません。
駅の奥にはかつて石炭を積み出したコンクリート施設が残っていました。
菁桐は台湾最大の石炭出荷駅だったようです。
駅構内には日本のワムに良く似た貨車が1両寂しそうに残されています。


駅周辺は小さな古い街並みが残っています。
駅舎も日本統治時代に建てられたそうですが、現在は改修中らしく工事用のガードで覆われていました。
鉄道マニアには嬉しい菁桐鐡道故事館という土産物屋があります。
平渓線グッズなどを購入することができます。


街は小さいので直ぐに一回りすることができます。
駅の奥の方へ行くと竹に願い事を書いて塀に沢山吊るしてありました。
日本の絵馬みたいなものでしょうか…
日本語で書かれたものも数多くあります。


街の角には観光案内らしき標識が立っていました。
が、微妙な角度がついていて…
まあ、標識はなくとも歩けますが。ここでもカキ氷を食べずじまい…何故食べなかったのだろう???
烏賊ボール(烏賊のすり身を油で揚げたもの)とソーセージでお腹を満たしました。
この烏賊ボールは「温泉商店」にあるのですが絶品!!4個で40元(約150円ほど)
ただし温泉があるわけでなく単なる名前らしい…




さあ、瑞芳に向けて引き返します。
この平渓線は菁桐行きの先頭車は乗客から前面展望が出来ませんが瑞芳方面行きはそれが出来ます。
しかし菁桐駅ですでに1番前の席は埋まります。子供のように貫通扉の窓をキープ出来ました。
運転手は扉を開けた状態で運転をします。びっくりしましたが運転室に冷房装置がついていないからでしょう。
これを閉め切ると大変な暑さになるでしょう…


14:17発の4725列車の海科館行きはほぼ定員いっぱいの客を乗せて定刻に菁桐駅を出発しました。
運行日誌を書きながら列車を発車させて行きました。まあ台湾ですから…こんなもんでしょう…
乗務行路表は日本とほとんど変わりないような感じです。


ではここからは平渓線の前面展望をお楽しみいただきます。
菁桐駅を発車した4725列車は6分ほどで1.7Km先の平渓駅に到着します。
家並みの間を古い高架で抜けたところの右側に片面のホームが見えてきました。
乗車する客は20人ほどでしょうか…ここが有名な2月に天燈を上げる街です。


14:23に平渓駅を出た列車は1.0Km先の嶺脚駅に3分後に滑り込みます。
ここは右側にカーブを描いたホームになっています。
乗客は15人ほどです。車内はすでに立ち客もいます。


次の停車駅は2.0km先の望古駅です。直線の先の右側に片面ホームが見えます。
流し撮りをしてみました。こうして見ると早いようですが最高時速は30Kmしか出ていません。
本当にローカル線です。それでも列車は大きく揺れます。


次はいよいよ十分です。
あの軒先をかすめるように走るのが楽しみです。
ですが今日はここまで…明日はいよいよクライマックスです。
今日も最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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115系 (信越本線)

2014-08-28 14:27:49 | 信越本線
昨日北陸新幹線の長野以北の営業が3月14日からと発表されました。
するとこの信越本線も前日までということになります。
いよいよカウントダウンが始まった感じがします。
1日1日が大切な記録になりますが、仕事の関係で1週間撮影が出来ていません。
走る車両に変化はありませんが風景が日毎に変わります。
あ~早く休みにならないかな…

台湾鉄道の旅(7)

2014-08-27 20:00:00 | 台湾鐡道
十分駅を出て十分老街をそぞろ歩いてみます。まだお店は開店準備中が多くシャッターが閉まっています。
平渓線の線路上ではすでに「天燈上げ」を楽しんでいる方がいます。
列車が来ない間には線路上は天燈上げの指定地のようになっています。
これは竹と紙風船で出来た気球です。天燈に願い事を筆で書き天燈の中で火種を焚いて気球の要領で空へ上げるものです。
天燈の色にはそれぞれ意味があり、それに副った願い事を四面に書きます。


ここのお店の前には多くの日本人観光客がツアーバスで来ていました。
みなさん真剣にお願い事を書いています。
天燈は空高く飛んでいけば願い事が叶うと言われています。ここ十分老街には天燈上げのお店が多く並んでいます。
世界的に有名な2月の「平渓國際天燈節」は沿線の平渓で行われるものです。


さあ、ところで瑞芳駅で購入しようと考えていた駅弁がありませんでしたので朝食抜きでお腹がぺこぺこです。
開店しているお店が少ないのですが、優しそうなお母さんと娘さん?でやっている小さな食堂に入ってみます。
片言の日本語?で対応してくれました。ゼスチャーで何とか通じるものです。
ご飯が炊けていないということで、温かい麺類を注文しました。優しい味で美味しかった…
暑いので台湾ビールを添えて…


お腹に力が蘇ってきたところで、台湾のナイヤガラと言われる十分瀑布まで歩くことにします。
ここから片道20分ほどのところです。大華駅と十分駅の中間にあります。
しかし何とこの十分瀑布は8月6日から閉園しているのです!
ここは私有地らしく行政と土地所有者の間でよく問題が起きているらしいのですが…残念です。
それでも平渓線の絶好のお立ち台ポイントですので歩くことにしました。


背中に汗が流れます。瀑布までは標識に沿って歩けば問題ありません。
途中でタクシーの運転手が「滝は見れないよ」というよなことを台湾語で教えてくれました。
台湾の人は困ったような顔をしていると直ぐに声をかけてくれます。優しいんですね…
20分ほど歩いてポイントに到着しました。列車が来るのを待ちかまえます。


先ほど乗ってきた菁桐行きの列車が折り返してきました。
公園外にある小さな滝とからめて1枚。時間があれば1日ここでアングルを変えて撮ってみたいものです。


後ろ打ちで1枚。列車の左側に石畳の側道が見えますが瀑布まではここを奥の方へ歩いていきます。
列車は人がいても警笛を鳴らすこともなく走り去っていきます。柵などはありませんので注意が必要です。
次の列車通過は1時間後です。暑いので十分老街まで引き返すことにします。


汗だくになって十分老街まで戻ってきました。だいぶ観光客が増えてきました。
両側のお店もほとんどが開店しています。
折角ですので「天燈上げ」をしてみることにしました。お願い事がたくさんあるので4色の天燈を注文。
四面にそれぞれお願い事を書いて空へ飛ばします。飛ばす時には店員さんが客の持参したカメラで記念写真を撮ってくれます。
さあ、願い事は叶うのでしょうか…


そろそろ次の菁桐行きの列車が来る時間です。
列車が来る時にはサイレン?が鳴りました。線路上にいた観光客は一斉に端に寄ります。
それでもお店の商品などは車両の幅ギリギリに置いたままです。


列車が近くにやってきました。安全を保ちゆっくりとしたスピードです。
しかし警笛などを鳴らすことなく静かに十分駅へ入っていきました。写真を撮る場合は十分注意が必要です。
自分も思った以上に列車に近づいていました。反省…。


駅に戻り十分12:42発の菁桐行きの4722列車に乗ることにしました。
この頃には街はごった返しています。週末の土日にはもっと混み合うということですから凄いです。
駅のホームから見ると十分老街の方角から列車はやってきます。
狭い軒先をかすめるようにして列車がやってきました。この列車も満員で十分に到着しました。


次は菁桐ですが続きはまた明日…
今日も最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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NO.DO.KA485系 (信越本線)

2014-08-27 14:20:45 | 信越本線
さわやか信州夏旅号として新潟から松本まで23日~24日にかけて運転されました。
この車両は元「シルフィード」として活躍していました。
比較的信州に多く登場しますが、信越本線がなくなるとどうなるのでしょうか…
信越本線は2つの会社になりますが線路だけは繋げておいて欲しいです。
夏空の信州は今年は終わりになりそうです。
同時に信越本線の夏が終わったということです。
残された季節は秋と冬だけになってしまいました…早春もあるかな?

台湾鉄道の旅(6)

2014-08-26 20:00:00 | 台湾鐡道
瑞芳駅でいよいよ平渓線ローカル列車に乗り込みます。
平渓線は三貂嶺駅から菁桐駅までの全長12.9キロの短い単線です。日本統治下の1921年に炭鉱専用線として開業しました。
瑞芳駅は平渓線の起点駅ではありませんが、ここで乗り換える方法が便利です。
一旦改札を出てから平渓線の切符を購入します。平渓線乗り放題の切符です。
しかし購入した切符は1回も検札や改札で確認されたことはありませんでした。


それにしても朝から暑い台湾です。この日の予想気温も35℃でした…
瑞芳駅の全景を日向に出て撮影してみますが背中が焼けるように熱いのです…
奥では貨物の入れ替えが行われていました。量は多くないのでしょうが貨物の取扱いもあるようです。
前情報ではこのホームで駅弁売りがいて「べんと~」という掛け声で売っているとか…
この日は行きも帰りも見かけませんでした。衛生面でこの季節は問題があるのでしょうね…残念!
この駅弁を朝ごはんにしようと考えていたのに…駅前の商店もまだ開いていませんでした。


30分ほど瑞芳駅で待ちますが反対ホームに「自強号」気動車が停車し台北方面へ発車していきました。
この駅は分岐の起点ですので結構な乗降客数があるようです。
台湾鉄道の出発信号は地上スレスレにあることが多く、この写真でもホームの先の線路際に埋もれるようにあるのが分かります。


いよいよ平渓線の列車がやってきました。DR1000型気動車の日本車輛製です。
冷房装置がついた動力用エンジン1基と電源用エンジン1基を搭載した車輛です。
平均して1時間に1本の運転で1日16往復の運転があります。


瑞芳駅を定刻の9:03に発車した菁桐行きの区間4714列車は3両編成のロングシートでかなりの乗車率です。
車内では台湾のご婦人がおおきな声で会話をしたり、朝食を食べたりと賑やかです。
車掌は運転席でドアを開け閉めするのではなく、乗客用のドアの場所に開閉ボタンがあり鍵を差して操作します。
日本のように乗客そのものが操作するのではありませんので注意が必要です。
これは区間車でも自強号でもそうでした。ですからどこのドアでも操作できるようになっています。


瑞芳駅の次の猴ドウ駅でのスナップです。車掌さんの背中越しですが車内から…
反対ホームに貨物列車が停車していました。日本のトラに似ています。
セメント(水泥)の原料を積載していました。


三貂嶺駅からいよいよ平渓線に入ります。
有名な台湾のナイアガラといわれる十分瀑布は大華駅と十分駅の中間にあります。
大華駅で降りてしまうと線路を歩かなくてはいけません。線路を歩くのは禁止です。大華駅ホームにも大きな看板が掲げてあります。
必ず十分駅から行くようにしましょう。罰金を取られることもあるようです。


そうこうしているうちに列車は定刻通りに9:42に十分駅に到着しました。
半分以上の乗客がここで降ります。この平渓線のメインの街です。
なんか信州のどこぞやの駅かと思うくらい、心安らぐ雰囲気です。まだ午前中の早い時間ですので団体客もあまりいません。
のんびりと散策することにしましょう…まずは駅舎を撮影。


ホームの端に行ってみるとモーターカー(?)が留置されていました。
瑞芳駅でもこれと同じような車輛が貨物の入れ替えをしていました。どことなく日本的ですよね…
クレーンを積載しているのが特徴でしょうか…


暫くすると反対方向から海科館行きの4711列車がやってきました。この十分駅は平渓線唯一の交換駅です。
1時間前の列車が菁桐駅で折り返してきました。ここで暫く停車します。
この列車は10分ほど停車していたでしょうか…


平渓線は単線です。今でもタブレットの交換をします。ですから閉塞信号がありませんでした。
懐かしい風景ですね…のんびりとしたものです。
昔は日本のあちらこちらのローカル線でみられた光景です。


タブレット交換も終わり、私が乗ってきた列車が菁桐へ向けて出発していきます。
そんな光景を2人の若い台湾女性が撮り鉄していました。どこの国にもいるのですね…嬉しいものです。
因みに2番線は菁桐行きホームですが、降りた乗客はホームを降りて線路を渡ります。


駅舎内の売店もまだ開いていません。駅舎を出て海科館行きの4711列車の発車を待ちます。
どこを切り取っても絵になるような感じです。あとは腕次第!?…


やがてディーゼルエンジンをふかして4711列車は十分駅を離れ始めました。
線路脇には住民により綺麗な花が鉢植えされていました。駅を出てから直ぐにお土産屋や食堂、売店が続きますが開店準備中です。


さあ、では十分の街を散策してみましょう…この続きはまた明日。
今日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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