大好きなライブ盤だ。その40周年記念盤が届いた。アルバムがCD化された時、恐らく多くのファンが当時の曲順に並び替えて録音して楽しんだはずだ。もうそんなストレスはいらない!!ブックレットの秘話コメントも興味深い。アーティストにとってはクリエイティブなことじゃないかもしれないけど、過去の作品を、当事者たちの協力や証言を基に新たな技術で甦らせ、次に残していくのってアリだと思う。それにしても8トラの制限下で、アピスのドラム良くこれだけリアルに録ったもんだ。
ジェフ・ベックのJCBホール公演を観てきた。我がホームタウン文の京・後楽園に、あのOXBLOODのレスポール(シグネーチャー・モデルだろうけど)を持って、35年ぶりに舞い戻ってきてくれた。もうそれだけで感激だ。プロデューサー業に専念していると思いきや、いまだに現役プレイのナラダ。変拍子のあの曲、ハイハット・ペダルが終始しっかりリズムキープをしていた。プレイに集中しすぎてか、忘れてなのか、相変わらず曲の構成を無視してしまうベックを、今回は、キーボードがしっかりまとめてくれていた。あっという間の2時間だった。近年の来日公演で、1番印象に残るものになった。もう1日、月曜日の国際フォーラムでベックの勇姿を目に焼き付けておこう。
オフィシャル・サイトに今年のツアー・メンバーが出ていた。ドラムはナラダ・マイケルだ。“ワイアード”再現なるか?“ソフィー”や“プレイ・ウィズ・ミー”なんて聴いてみたい。スタンリー・クラークとの来日時は、トリオで来日なんて新聞記事が出たりして、もしかしたらレニー・ホワイトか?なんて期待した。今回は情報源が確かだから、ナラダが来ることは間違いない。期待してよさそうだ。今から楽しみ。
久々にJ・ベックのサイトを見たら、リニューアルされていてビックリ!ロッドとの共演映像がアップされていたり、ブログまであって、D・ギルモアと共演したとありさらにビックリ!! う~ん「ギルモアさん、次はギターだけ持って日本に来てください。待ってます!!」
6日、国際フォーラムでジェフ・ベック公演を観た。曲を大切にしていたと言うか、今まで観た中で一番丁寧に演奏していたように思えた。しかしそこはベック、相変わらず誰も真似できないフレーズを連発。あっという間の90分。あの曲演らなかったなんて言うのは贅沢で、64才で極東の地に2週間近くも滞在してコンサートをしてもらえるだけで、ただただありがたいことだ。今日のNHKホールも楽しみ!
噂どおり、クラプトンとベックの“奇跡の共演”が発表になった。でもどんな“共演”になるのだろうか?それぞれのバンド演奏のあと、最後に2人でステージに立ち、ブルース・カバー2~3曲でソロの掛け合い…といった具合か。ハリソンとクラプトンの時のような“共演”は期待できないにしても、同時在籍はないがヤードバーズの曲…例えば、G・ムーア風アレンジで“シェイプス・オブ・シングス”をみたいな、何かサプライズな選曲での記憶に残る“奇跡の共演”を期待したい。