神谷町駅ホームも、その頃まではとても狭かった。地上に出ると、銭湯亀の湯や老舗の十三造呉服店、正田のパン屋さんなんかがあった。なぜかこの界隈にはパッキンのゴム屋さん、ラヂエーターやメーター、バンパーといった自動車部品のお店が数多くあったが、もう通りにその面影はない。愛宕周辺には、あの“永谷園”の本社があった。トンネルは姿を残すも、出口のところにあった清水の駄菓子屋さんは店じまい。通りの桜もかなり切られてしまい本数が減っている。山の両脇には高層ビルが立ち開発されてしまった。青松寺や伝叟院ですら堅牢に立て替えられてすっかり佇まいが変わってる。あの“武中シャツ”も正則向かいの坂道の途中にあった。愛宕山を登ったところには、ところてんが美味しい風情ある小さな“深井のお茶屋さん”があったのだが… お店のお婆さんから“以前はここから海が見えたんだよ”ってよく聞かされた。愛宕神社に立ち寄りお参りしてから虎ノ門ヒルズへ。エントランスで、“ドラえもん”と“トラのもん”が迎えてくれた。開発されて出来たビルはどこも同じような造りで、緑地を体裁よく造っていても味気ない。ゆっくりせず直ぐ後にし、あまりの街の変貌ぶりに少し寂しい思いをしながら帰路についた。
神谷町駅ホームも、その頃まではとても狭かった。地上に出ると、銭湯亀の湯や老舗の十三造呉服店、正田のパン屋さんなんかがあった。なぜかこの界隈にはパッキンのゴム屋さん、ラヂエーターやメーター、バンパーといった自動車部品のお店が数多くあったが、もう通りにその面影はない。愛宕周辺には、あの“永谷園”の本社があった。トンネルは姿を残すも、出口のところにあった清水の駄菓子屋さんは店じまい。通りの桜もかなり切られてしまい本数が減っている。山の両脇には高層ビルが立ち開発されてしまった。青松寺や伝叟院ですら堅牢に立て替えられてすっかり佇まいが変わってる。あの“武中シャツ”も正則向かいの坂道の途中にあった。愛宕山を登ったところには、ところてんが美味しい風情ある小さな“深井のお茶屋さん”があったのだが… お店のお婆さんから“以前はここから海が見えたんだよ”ってよく聞かされた。愛宕神社に立ち寄りお参りしてから虎ノ門ヒルズへ。エントランスで、“ドラえもん”と“トラのもん”が迎えてくれた。開発されて出来たビルはどこも同じような造りで、緑地を体裁よく造っていても味気ない。ゆっくりせず直ぐ後にし、あまりの街の変貌ぶりに少し寂しい思いをしながら帰路についた。
すっかり秋らしい日が続くようになった。週末、食欲の秋…駒沢公園で開かれている“東京ラーメンショー”へ。“豆天狗”は、“大つけ麺博”に引き続き出店だ。全部のせの中華そばをいただいた。肉厚の自家製チャーシューがとっても美味しい。“saku saku”が高山でも(月)~(金)で放送されれば大将、女将も安心できるのになぁ。ご馳走さまでした。無理なさらず、無事に最終日を迎えられますように。芸術の秋…帰宅すると、S・ハケットの“Genesis Revisited II”が届いていた。敢えて収録を見ずに聴き始めた。お~、本気でやってくれた(当たり前か)。正統のジェネシス体現者面目躍如だ。“ラム”“ホグイード”“音楽箱”“騎士”…“サパース”70年代、夢中になってレコードを聴いてた頃にタイム・スリップだ。来年の5月までのツアーも決まっているようだ。お願い!!日本にも来て!! 文化?の秋…暫くほったらかしていたギターのお手入れを1本。指板の手垢を落としオイル拭きして弦を張り替えた。
浜松町で開かれている“大つけ麺博”へ立ち寄った。食券を買い求め、迷わずに“豆天狗”へ。大将、女将さん達が総出で参戦されていた。忙しいなか、たまらず声をかけさせていただくと、高山のお店へお伺いした時のことを覚えていてくれた。感激だ!! “ごちそうさまでした!” “豆天狗”に一票投じて会場をあとにした。22時迄の長丁場、大将・女将さん・従業員の皆さん、無理をなさらないように。
週末久しぶりに、敢えて人出の多いところへ花見に出かけた。どこも見事に満開だった。千鳥ヶ淵は遊歩道がきれいになって歩きやすくなっていた。“桜が見頃になってます”と新聞広告を出していたフェアモント・ホテルがなくなっていたのにはビックリした。浅草では花より団子、看板に偽りなしのやわらかいトンカツを味わって、最後は地元の播摩坂へ。この時期に見頃なのもめずらしいが、まだまだ日が暮れると寒い。
半世紀近く近所に住んでいながら、週末初めて東洋文庫に行ってみた。“龍馬伝”で広く知られた岩崎弥太郎の長男・久弥氏が設立した文庫だ。昨年末リニューアルし、ミュージアムがオープンした。小規模のミュージアムだが、教科書等で見覚えのある蔵書の展示もあり、1時間近く見入ってしまった。蔵書は、手続きをすれば閲覧できるようだ。学生の頃に訪れていたら人生変わっていたか?…ないか(苦笑)。
現在、皇居三の丸尚蔵館で、あの“薩長同盟裏書”が展示されている。実物を目の当たりにするチャンスだ。好天の土曜日だったが、混雑もなくゆっくり見ることが出来た。