めぐるの日記

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スティーヴ·ハケット その9 初来日以前とオプタゴン

2023年07月04日 | ジェネシス イギリス プログレ

77年、ジェネシスを脱退した時は“日本では二度と観ることが出来ない”ギタリストになってしまったと、かなり落ち込んだ。でも今では、フロントマン2人(3人か)よりはるかに沢山来日してくれる元メンバーになった。ジェネシスの頃は、激しいフレーズがあっても控えめな存在の印象だったのに、ソロになってからはかなり精力的に、演奏もいまだ現役バリバリで活動している。脱退後コンスタントにアルバムをリリースしていたが、何せその頃は情報が少なかった。接することの出来たライブ音源は、NHK FMでオンエアされた79年/81年のレディング・フェスと、FM東京での80年ボトムラインくらい。オープンでエアチェクして、カセットにダビングして聴いていた。レディングの方は、79年がライブの後半、81年がライブの前半のそれぞれ正味25分くらいのオンエアだった。ご存知の通りこのNHKの音源は「BBC Transcription Services」作成のレコード盤だ。だから両公演とも片面しか放送してくれなかったてこと。この音源で注目だったのは79年の方。1曲目の“Optigan”だ。もしかしたら、メロトロンよりチープな玩具メーカーが作った楽器(おもちゃ)オプタゴンを野外のフェスでハケットが演奏していることだ。曲名にもなってるこの“Optigan”は、光学ソノシート・サンプラー!?キーボードと言ったところか、なんとも頼りない構造のキーボードだ。そう言えば、新津由衣『傑作』のプロデューサー石崎光(なんとChamberlinを所有されてる!)さんとお話しする機会があった“傑作会”で、“Optigan”のことも伺えばよかったなぁ。2年くらい前だったか、ハケットが、配信の対談で、ライヴ等で使っていた“オプタゴン、今は動かなくなってしまったんだ”って話してた。因みに、アルバム『Defector』の“Sentimental Institution”で、ハケットがオプタゴンを演奏している(ノスタルジックなビックバンド風の音)。

オプタゴンを分かりやすく解説している動画です。





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