奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

住いの間取りと暮らしの価値観に動線の計画性、設計デザインの前段階に生活の基準と暮らしの日常に関する意識的な環境の情報を整理整頓する事は大切。

2023年01月05日 | 家 住まい 間取り プラン

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※提案デザイン事例間取り鳥瞰図(2階)

※提案デザイン事例間取り鳥瞰図(1階)

 

効率だけでは無くて

過ごしやすさと共に

考えておきたい間取りと

生活空間の移動経路。

 

リフォームや新築で

計画として間取りを考える際に

注意しておきたいのが動線です。

 

動線とは人が移動する経路の事。

家の中でどんな風に

移動して暮らすのか?

生活時間帯に

どのように移動するのか?。

 

デザインや雰囲気に

こだわって建てた住まいも、

生活しづらい間取りになるのは

本末転倒です。

 

生活のさまざまな場面を

考慮するべき「動線設計」について。

 

生活の場面に応じて、

動線も変わるものです。

 

実用性を考えて

動線を考えるには

先ず家事動線です。

 

毎日行う家事は

少しでも楽にしたいものです。

 

特に洗濯と料理は手間がかかります。

 

これら2つの共通点は

家の出入りが伴うことなので、

出入り、洗濯、料理を

ある程度同じ「動線」で

考えてみることも視野に。

 

勝手口の横に

キッチンやパントリー、

その奥に

洗濯機を置くスペースを

設ける事も一つの手段です。

 

買い物から帰って

食材をすぐにしまえたり、

洗濯が終わったら、

勝手口からすぐ外へ出て

洗濯物を干したり、

そのまま「部屋干し」が

出来るような部屋を考慮するケースも。

 

そして通勤動線。

 

朝は家族全員が準備するため、

バタバタしがちです。

 

だからこそ、

通勤動線は朝の準備に

必要な場所を

自由に行き来できる

そんな動線計画が大事になります。

 

朝よく行き来するキッチン、

洗面所、リビングは

ある程度

自由に回る事が出来るような

回遊性のある動線を

計画すると移動もしやすくなります。

 

その次に衛生動線。

トイレの場所は重要ですよね。

 

キッチンの近くでは

衛生的に気になりますし、

リビングの近くでは

音が気になります。

 

廊下があれば廊下に、

廊下がない場合は

玄関から少し離れつつも

移動がしやすいエリアに

計画するのが望ましいかと思います。

 

日常的な事を考えると

寝室との距離感も大切・・・・・。

どんな生活スタイルなのか?

というところが

大きく反映されるところ。

 

そして来客動線。

 

来客動線は

玄関からリビングや

客間の動線の事です。

 

ここからは

プライベートな範囲が

出来るだけ

見えないようにすることが

ポイントです。

 

パントリーや洗面所、

浴室(バスルーム)は

来客動線から少し外した

位置関係に計画する方が

住む人からすると

安心出来る環境になるかと思います。

 

来客や家族の動線に

重ならないようにするのも大切。

 

過ごしやすい家にするために

動線を考える際は、

実際の暮らしを

想像する事が重要です。

 

そのうえで

動線をできるだけ

短いルートで意識する事。

 

特に家事動線や衛生動線は

一日に何回も通るため、

比較的短いほうが身体的な負担も

少なくなります。

 

でも逆に暮らしの「価値観」によっては

距離をデザインする場合もあります。

あえて「移動」を

促すような間取りの計画。

それには理由があって

例えば日常的な「ルーティーン」に

それが必要だったり

それが「ストレス解消」に

つながる場合だったり・・・・・。

 

間取りにはそれぞれに「暮らしの理由」が

存在しています。

 

家族の構成や年齢層

生活の価値観や

暮らしの空間に対する趣味嗜好等。

 

それぞれの家庭の生活にあった

動線と間取りの構成を考える必要性は、

色々な場面に紐づけられます。

 

家づくりは生活の環境を整える

大切なキッカケですから

どんな理由がそこにあるのか?

を掘り下げる事が重要です。

 

暮らしの事を丁寧に仕上げる為に

必要な感度と観点を

大切に考えてみませんか?。

 

◼️設計デザインの問い合わせ
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やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
お申し込みください。
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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
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