日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

為になるかも知れない本(その65)

2007-04-14 06:51:53 | Weblog
○専門3年、10月31日(木)雨。
 概説試験が近くなってきた。一日の講義内容って、すごい量だなあ。毎日、予習以上に、復習をバッチリとしておくべきだった(この頃になって、やっと講義が如何に密度の濃くて価値のあるものだったかに気付く。自分の勉強の仕方は、実習>教科書>講義であったが、講義中心にノ一トをきちんと整理して、不足分を教科書で補っていれば、試験の時にあまり苦労しなくて済んだのだが・・・。)
○専門3年、11月1日(金)晴。
 皆、一生懸命に勉強している。我々のクラスは、真面目な人が多い。クラスの雰囲気がいい。しかし、自分を含めて、医学部の学生って、個性の強い人間が何でこんなに多いのかなあ。
○専門3年、11月4日(月)雨。
 一日中、よく勉強をした。昨日も日曜だというのによく勉強した。それなのに、少しも進まない。全くいやになる。
○専門3年、11月6日(水)晴。
 皮膚科をした。なかなか進まない。いくらしても覚えられないって感じだ。覚えても直ぐに忘れてしまう。記憶力が落ちている。動脈硬化が甘いモノの摂り過ぎでちょっとちょっと進んでいるのかなあ。それに、最近、卵を沢山食べ過ぎているからして。
○専門3年、11月12日(火)曇。
 米を8Kg買った。今年一杯もつかなあ(清水町から宇宿町に移り、この頃より自分の住むアパ一トの前のス一パ一でおかずを買い、自炊する様になった。自分なりに工夫していろんな料理も作る様になった。後輩が来た時に、卵にニンジンと玉ネギと砂糖を入れておかずを作って、冷メシで食べさせた。僕の結婚式の時、僕に付いてのスピ一チで、その味が如何に良かったかを言ったので、皆が笑っていた。)(その後輩とは、今も連絡を取り合っている。現在、彼は小児科医として、長崎の重症心身障害児の病院で活躍されている。)
○専門3年、11月15日(金)晴。
 背中の第8胸椎の下が痛いことに気が付いた。結核でもあるのかなあ。僕って心配症ナノダ。今までに自分でかってに自分に付けた病名は、過敏性大腸炎、胃潰瘍、心因性心臓病、cervical spondylosis 強迫神経症、不眠症、先天性股関節亜脱臼、ブロ一カ一の運動性言語中枢機能障害、起立性調節障害など。
○専門3年、11月17日(日)雨。
 第3内科の三周年記念で、東大神経内科教授の豊倉康夫先生の、「人類生物学より見た神経学」の講義があった。先生の講演は、いつ聴いても素晴らしいし面白い。医学とは、全く奥が深い面白い学問だと思う。さて、試験前と言うのに、こんなにゆっくりしているのは、僕位なものだろう。(会場で、同級生の姿は、どこにも見あたらなかった。)
○専門3年、11月18日(月)晴。
 よく勉強した。そして思うことは、もっと日数があったらいいなあということである。しかし、人生って、そんなものかも知れない。暇がある時は、能率低下、暇のない時こそ能率が最も上がる時ナノダ。試験科目に合わせてバッチリ頭に入れて行こう。あせらず、落ち着いて、まあ、あきらめが肝心かなあ。

 
 この11月20日~12月26日までの長期に渡る概説試験中、精神的におかしくなった人(精神科を受診した人)、透視をして潰瘍と言われて薬を飲み始めた人、熱が出て寝込んでしまう人、無精ヒゲが伸び放題になって山アラシみたいな姿になっている人、その日の試験が終わると直ぐにパチンコ屋に行って頭をカラにして、夕方から再び次の試験科目の内容を頭に入れ始める人、教科書を半分バッチリ覚えて(全部だと量が多いくて全てがウロ覚えになるので)、後は講義中のノ一トだけをして受ける人、山をかけてそればかりをしている人、学力でなく視力だと言う人(前の人の出来具合で合否が決まる?)など、実にいろいろな人が出て来た。


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