日本の心・さいき

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日本語を理解する為に(その25)

2007-04-26 07:06:35 | Weblog
 日本語で書かれていても、その通りに読まれていないことに、我々日本人は、気が付いていない。
 例えば、漢方と言う場合、実際は、kanpooでなく、kampooと発音している。痰と見学の最後の「ン」の発音、違う。痰のンは、舌先が上に付いて発音しているが、見学のンは、舌先が上に付かない。この区別を、東南アジアの多くの国の人は、はっきりと意識して区別している。
 ヨ一ロッパの言語では、「する」とか「行く」とかの動詞の変化は、いつも使われている関係か、極めて複雑に変化している。
 日本語の場合も、「する」と「来る」は、特殊である。「ます形」で言うと、しますとなり、来ますとなり、初めの「す」も「く」も消えてしまう。
 それ以外の動詞では、大きく二つのグループがある。
 読む、聞く、書く、行くだと、「ます形」は、読みます、聞きます、書きます、行きますとなり、動詞が変化する時に、ますの前の言い方から変わる。
 起きる、浴びる、食べる、寝るだと、るで終わっていて、るをますに変えるだけで、「ます形」になる。
 
 次の濁音は、どちらが正しいか?
・地面は、ちに濁点か、しに濁点か?
・近々は、しに濁点か、ちに濁点か?
・縮むは、しに濁点か、ちに濁点か?
・三日月は、すに濁点か、つに濁点か?
・鼻血は、しに濁点か、ちに濁点か?
・うな( )くは、つに濁点か、すに濁点か?

 正解は、全て、後の方である(し・ち・す・つに濁点の使い方は、一般に、二語の場合は、同音連呼以外は、じとずにすることになっているらしいが・・・)。(難しいなあ・・・)

 長音に関しても、少し、紛らわしい。
 氷や通りは、和語なので、こ「お」り、と「お」りと言い、効果や統一は、漢語なので、こ「う」か、と「う」いつと言い、カタカナ語の長母音は、全て、「一」を用いて、「コ一ト」「ニ一ト」などと言う。


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