日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

為になるかも知れない本(その57)

2007-04-04 06:58:59 | Weblog
○専門2年、3月15日(金)曇。
 ここでは知識以外に人間と人間の関係のことも勉強になった。先生方も大変だなあと思う(日本の医者は、当直明けも全く普通に仕事をしなければいけないことを初めて知って、ビックリした。産婦人科は、お産が夜に多いので大変だなあと思った。)。医者の生活は、世間が思っているみたいには、甘くない。一歩間違えてもいけない。命を扱っている以上、医者には、失敗は許されないのだ。外西先生は、「手術をする医者になる人は、医者になりたての初めの1~2カ年間に上手な指導者のもとで基礎をミッチリと叩き込まれておくことが大切で、上に立つ人は、下の人に言うべき時にはちゃんと言い、いつまでもガミガミ言ってはいけない。」と言われた。蔵屋ドクタ一に、「先生はすごいですね。」と言ったら、「まだ全然駄目、病理が出来るまでにはだいぶかかる。」と言われた。医者は自分に対して常に厳しくあることが大切だし、医学に対して謙虚な心でいつもいるべきだと思う。
○専門2年、3月16日(土)晴。
 研修が終わった。嬉しかった。仕事上、まず、看護師さんと上手くやって行くことが大切だと思った。この一週間の市立病院産婦人科での研修は、とても有意義だった。予想以上だった。オペも、10回以上見たし、虫垂炎のオペも見たし、アナムネ一ゼも沢山とったし、少し自信がついた。しかし、謙虚に反省しなければいけない。医者をするということは、そんなに甘いことではないのだ。学校での講義内容が本当に役に立った。外西先生は、教育に非常に熱心な先生で、医者の態度や能力に非常に厳しい先生であったが、予想通りの立派な先生であった。
○専門3年、4月10日(水)晴。
 実習のお礼に三人で鹿児島市立病院に行き、キリストを抱いたマリアの絵を外西先生に持って行った。喜んでもらえたので、嬉しかった。食べ物だと後に残らないので、残る方がいいということで絵にしたのだ。校長室(看護学校)に飾ってくれることになった。


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