日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

津軽三味線

2009-08-28 22:54:56 | Weblog
 18:30過ぎに不在者投票に行って、19:00前に、潮谷寺での鈴木利枝さん(22歳)による「津軽三味線」を家内と一緒に聴きに行った。
 会場には、早くから完売分の200人がいて、冷房は効いていないが、さほど暑くもなく、音響も良く、ライトもあって、演出効果満点って感じで、(途中、休憩を挟んで)21:00近くまで演奏があった。
 彼女は、まだ22歳なのにスゴク大人びていて、(スラッとして長身の日本美人で)考え方もしっかりして、演奏のトークも上手で、立派な演出家の大人だなあと思った。
 10歳の時に、父親の勧めで三味線の世界に入っている。驚いたのは、父親の勧めで、(父親、アフリカなど、海外を一人でアチコチ旅している)高校に行かずに、その間、独りでアジア各地を旅していることだ。で、日本では、自分の考え方が周りの日本人と違うことに悩み、ここなら、アジアの人が多いから大丈夫だろうと考えて、頑張って別府のAPU:アジア太平洋大学に首尾よく入学して、そこを卒業している。
 若くして、20歳で、NHK文化センター津軽三味線講座の講師を1年間務めている。又、21歳の時には、津軽三味線全国大会女性の部で優勝している。
 在学中より、中国上海にて演奏会を開催している。今年9月からは、日米文化交流事業メンバーとして、アメリカ各州を40日間かけて訪問予定とのこと。英語・中国語に堪能。
 演奏前、少し風邪気味だったみたいだが、たいしたことない感じで、立派に演奏されていた。多くの人が癒され、そして、満足したに違いない。アンコール曲も応じてくれた。
 今回は彼女の体調、大したことなかったが、予定が組まれていると、どんなにきつくてもキャンセル出来ないんだなあ。プロって、そう言った面では、大変だ。自分の場合、救急病院で年明けに熱が38度以上あってフラフラしているのに、代えがない理由で、多い時には、月曜日に250人前後診ていたが、これと同じだなあ。(そんな時、親御さんから、先生お大事にって感じで言われたこともしばしばあったが?!)
 ところで、彼女の話で初めて知ったことだが、津軽三味線の歴史は、三味線の中では最も新しく、まだ、100年ぐらいしか経っていないとのこと。又、津軽三味線との名前は、三橋美智也なる歌手が言い出したことによるとのこと。それに、元々、津軽半島には民謡などなかったのに、全て外から取り入れて自分のものにし、例えば、「津軽あいや節」は、天草の「ハイヤー節」から来ているとのこと。それに、三味線も大きくて、あの独特な弾き方は、唄に負けるもんかとの三味線を弾くことで目立ちたがり屋の津軽の人の気性に起因するとのこと。それに、津軽三味線の皮は、猫ではなくて、犬とのこと。津軽三味線では、バチを強く打つ為に、猫の皮だと破れるので、丈夫な犬の皮にしているとのこと。
 終わって帰る時に、鈴木さんが外で多くの人と握手を交わしていたが、私は、握手することなく、両方の脈診をさせて頂いて、後でメイルさせてもらいました。
 帰りは、家内と楽しく歩いて帰りました。

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ミスの予防は・・・?!

2009-08-28 16:41:17 | Weblog
入学試験問題が、難し過ぎると言われたり、適切な解答が一つでないなんて感じで問題にされること多いけど、その後、その問題の採点がちゃんとされていたかどうか何て、100%大丈夫って言えないんじゃないのかなあ。
 昨年度の鹿児島大学の歯学部のマークシートの卒業試験で不合格とされた学生が、「納得できない」として、問題と自分の解答を開示するよう要求した。その結果、開示された解答を自己採点した結果、ミスが判明した。
 鹿児島大学は8月27日、2005、08年度の歯学部卒業試験で採点ミスがあり、男子学生8人を誤って不合格とし、留年させていたと発表した。その8人は歯科医師の国家試験を受験できず、新たな学費を負担するなどの被害を受けていた。
 大学の発表によると、試験はマークシート方式で行われ、05年度は68人、08年度は60人が受けたが、両年度の採点を担当した教授(58)のミスで05年度は本来合格していた3人が、08年度は5人が不合格とされた。08年度の試験では、教授がパソコンで学生の答案と解答を照合した際、別の問題の解答で採点するなどしていたとのこと。
 自分の時には、マークシートの試験何て、一度もなかった。卒業試験何て、半分は論文式で、何も書いていない西洋紙が配られ、「○○に付いて書け」って問題が黒板に書かれて、エッチラエッチラ書いていたのを思い出す。今は、国家試験チックにマークシート形式になっているんだなあ。しかも、その間違いを指摘した学生、勇気がいったに違いない。
 マッ、こんなこと、試験ではよくある話かな。元京都大学の森教授も言っていたなあ、「(数学の問題で)解き方に8通りの方法があるかなと思って出題するとと、京都大学を受ける受験生、20通り以上の解き方で解いてくる。途中でつまづいて、ホラ、解けないんだヨ、その方法ではと思っていると、その内、同じ方法でちゃんと最後まで立派に解いている答案に出くわす。そうすると、こちらも慌ててきて、途中まであっていた前の答案を多くの中から探し出して、そこまでの点数を上げないといけないことになる(この作業が大変)・・・」と。
 大学入試の傾向がガラッと変わったり、資格試験の傾向がガラッと変わること、よくあること。又、他の大学入試の問題がそのまま私立の入試問題に出されたり、昨年と同じ様な問題が出されたりと、予想が全く付けられないこともある。
 今回の様に、明らかにミスを大学側が認めてくれたからいいものを、大分県の教員採用試験の様に、試験問題の解答用紙の保存がちゃんと義務付けられているにも関わらず、直ぐに捨てられてしまって、その責任を誰も取ろうとしない何て、やはり、おかしいかな。
*歯科医師の数は、今の日本、過剰状態にある。そんな中で、大学のあり方が国家試験中心に、国からも大学からもされている感じの今の姿、夢を持って入った学生さん達が、本当に気の毒に思えてなりません。


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民間病院の実態・・・

2009-08-28 08:37:02 | Weblog
 昨日(27日)、ある病院の副院長とスーパーローテートのドクター(まだ、専攻する科を決めていない)と19:00~22:00過ぎまで話をしていた。
 副院長は、60歳近いのに週1回当直、時に週2回の当直があり、その時には、血圧が高くなってきつかったとのこと(当たり前だよな)。で、当直明けも当然普通に働き、土曜の午前中も、いつも仕事で、責任上、ホント頑張っているが、体大丈夫かなあ?!
 スーパーローテートのドクターの話だと、地方の大学、とにかく、残る人が少なくて、それから民間病院の派遣となると、大学も大変なので、もう人がいなくなる。特に、産科と小児科は、最も厳しいって感じ。
 副院長の話だと、大学からの派遣だと、ずっと常勤医並みに働かせると、今の時代、大学から派遣してもらえなくなるので、そうなると週に2回は休ませる感じになり、その分、又、ずっとそこにいるドクターの負担になるとのこと。
 又、副院長自身は、救急病院で子どもも来るが、本当は診ないといけないのだろうが、何かあれば責任取らされるので、小さい子は、やむおえず、断っているとのこと。
 経営も、どこも大変みたいだ。医療費が上がらないし、長期に薬が出せるので、その分、来院する回数が減っている。ドクターの少なくなった分仕事量が増えていて、しかし、給料は減らされ、・・・体が資本だが、だんだん歳とるし、いつまで体が持つかなあ何て言っているが・・・想像以上に、民間病院の現実は厳しいと思われる(自治体病院の多くも同じだが)。
 スーパーローテート中のドクターも、どの科も問題が多過ぎて、どの科を選ぶか、躊躇している感じ?(スーパーローテートの給料、年俸、360万、バイト禁止、それ以後、大学に医員で残ると、もっとダウンとなる!!)
 全国の多くの個所で、こんな感じかなあ。民主党の医者5割増しの話も出て、いきなりされては、教育も追い付いて行けず、現場は混乱状態となるだろう、・・・稼ぎが少なくて役立たないと思われた医者のフリーターも多くなるかも(医師には、失業保険を納めていても、適用されない!)。

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