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人は、身を持っての経験で今の自分の大半が造られている。体験学習と言う言葉もある。話を聞いて、頭で解っている感じになっていても、心底から理解することは難しい。体験して会得した人の方が、経験がしっかりと生かされる場合が多いと思う。
今までは、自民党が大多数の原理を利用して、参議院で否決されても、衆議院での自民・公明の3分の2を利用して、法案を通せていた。そんな場面(大乱闘)をテレビの画面で何度も見てきた。しかし、今度は、全く逆の立場だ。しかも、今は、ねじれもなくなっている。
参議院で社民党・国民新党の協力を得れば、半分取れる。衆議院で社民党・国民新党の協力を得れば、3分の2確実に取れる。民主党は、今までの自公の横暴を経験しているだけに、軽々しく3分の2を利用しないだろうし、出来ないだろう。そんな自体になれば、解散して、民意を問うだろし、是非、そんな感じになって欲しいと思う。
国民は、いい選択をしてきていると思う。民主党1党だけでは、参議院の2分の1に達することが出来ず、衆議院でも、3分の2に達することが出来ないからだ。今まで2大政党が理想だと選挙前に大きく掲げてきた民主党だが、これ、どう見ても、一党独裁に近い感じになってしまって、民主党自体が面食らっているのではないかと思う。
慣れは怖いし、周りが見れなくなる。取り敢えず、見守り、次の参議院選挙で民主党がどれほど議席数を確保出来るかに、興味がある。それまでに、自民党や公明党、根底から立て直せるかなあ。
竹の寿命は30年(地下茎を含む)とのことだが、人の寿命もどんなに頑張っても、平均寿命の倍も生きる人はまずいない。商売人の世界も、3代続けばいい方。政党の寿命にしても、50年ぐらいが限界とも言われているとかいないとか。