日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

真実は何?

2009-10-20 17:22:28 | Weblog
 マスコミがインフルエンザで子どもが亡くなる例を報道している。これで不安をあおられて、熱が出ると慌てている親御さんもいるかと思う。これって、季節型の時でも、今までずっとあっていること。今回何でこんなに強調して不安をあおり立てるのかって感じにも思えるのだが・・・。
 外来でまだ熱が出て12時間経っていないのに、インフルエンザの検査をお願いしますと言われる。12時間以内では出ないことが多いんですが・・・と言っても、なかなか納得してもらえない。当然検査をしても、陰性(しかし、時に、数時間しか経っていないのに陽性に出ることがあり、そうなると、こちらの立場も弱くなるが・・・?!)。
 朝日新聞の「私の視点」で、自然に反してのインフルエンザの予防接種について懐疑的な意見が出ていた。すると、それと全く反対の感じで、インフルエンザの予防接種は積極的にするべきだとの意見がしばらくして掲載された。
 そしたら、10月18日(日)には、首都大学東京教授の公衆衛生学の医師が、充分な栄養が免疫を作ることを強調していた。例え感染したとしても発病させない為にも適切かつ充分な栄養を摂り、しっかりとした免疫抗体づくるに励む必要があると述べていた。
 私が思うに、小さな子は、抗体を全く持っていない訳で、早めにワクチンを打ってあげたい。掛かっても、重症化がそれなりに防げると思っているからだ。そして、掛かった場合、安静をもっと今以上に心掛けて欲しいと思う。解熱して48時間で登校・登園するケースが多いので、もっと慎重に対処すべきだと思う(自分の体を大切にする教育も大切だと思います。極マレに、心筋炎もあります。)。子どもの場合は、二峰性の発熱のことがしばしばで、又、インフルエンザの後、免疫力低下していて、その後、又、いろな疾患になっていることもある。
 発病して48時間以内で、急性脳症やウイルス性肺炎の疑いがあれば、それなりに早めに入院が必要だと思われるが、その線を引くことが難しく(大部分は結果論になる)、現実には、そうでなくても小児科医不足で、小児の入院ベッドが少ない現実では、入院して他の患者さんへの感染なども考えると、出来るだけ外来で治療をとなることが多いと思うが、現実は、なかなか難しい。
 私は、外来でしばしば、「甘いモノを摂り過ぎない様に、冷たいモノを摂り過ぎない様に、体が冷えない様に、よくお風呂で温まって良眠、姿勢を正して、ストレスを溜め込まない様に・・・」などと親御さんに言っているが。

 

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歯科口腔外科受診・・・

2009-10-20 09:07:31 | Weblog
 やはり、歯痛が治らなくて、歯科口腔外科に行った(10月19日15時過ぎに)。写真を撮ったら、被せた歯の根っこが感染していた。被せた金属を外し、消毒してもらった。4~5回ぐらい通わないけないと言われた。でも、原因が分かって良かった。抗生物質のジスロマック2gを水60mlに混ぜて、一気に飲んだ。
 歯科医が神様に見えた。ありがたかった。医者って言う仕事、いい仕事だなあと思う。ホント、自分が病気をしてみて、そう思う。患者さんが苦しんでいるのをホントに助けることが出来るのだから。
 今朝もまだ痛いが、昨日より明らかに痛くない。
 一昨日(土曜)の21時に高熱があって来院し、右前上の肺(S3)の呼吸音が小さくて入院した4歳の男児、すっかり元気になった。検査を見て、今日の午後退院かな。一昨日(日)は、夕方に急に帝王切開もあった。11月は、お産ラッシュになりそうだ(と言っても、そんなに多くないんだが)。インフルエンザの患者さんも、この1週間、殆ど毎日、時間外に診てきている。
 歯の痛みで苦しんできたが、これで2週間程続いた痛みが取れるかと思うと嬉しい。2つある根の一方だけ悪くて、もう一方は健全なので、最悪でも、全部抜歯にはならない様だ。やはり、早期診断早期治療だなあ。こんな田舎で、病院に歯科があって、ちゃんと治してもらえるなんて、幸せ。

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