日本の心・さいき

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続々・新型インフルエンザ・・・

2009-10-28 08:47:52 | Weblog
 (外来で子どもさんが点滴をしている時に)その母親が次の様に言ったことがあった、「主人が土木関係の仕事してるんですよ。で、台風が来そうな時、来るようにいつも祈っているけど、来ないことが多い・・・ホント、こんなこと言ったらいけないんでしょうが、・・・普段は仕事があまりないんで、・・・兎に角、不景気で生活がかかっているんで・・・」と。
 ウーッ、医師も患者さんがいるからこそ食べれるし、弁護士も訴訟があるからこそ食べれる、・・・これって、事実だなのです。
 ワクチン打っても、気道の粘膜の抗体価(IgA)は上がらないので、そこでの感染は起きることになる。血中の抗体(IgG)は高いので、重症化は防げることになる(と理論ではなっているが、一概に、そうでもない様だが・・・?!)。
 実際に打ってみると、全くかからない(症状が全く出ない)ケースも多い。打った後、少し、調子が悪くなることもある(自分にも、経験あり)。全く効果がないって感じのこともある(結構多い)。打って、かえって風邪気味になって、もうインフルエンザの予防接種なんかしない!って言っている人も現にいるし、打ってもどうせ切れたらかかるから、もう打たないと言う人もいる。厚生労働省は、患者が医療機関に一度に集中しない為にとか言ってワクチンを勧めている様だが・・・?!
 厚生労働省が今までいろんなことを決めてきているが、実態をちゃんと知ってもらいたいと思います。H5のトリ型→今回の新型の対応の仕方にしても、忙しい中、これで多くの医療機関がかなり振り回されている。
 自分のことを言えば、・・・国家試験を受ける前にインフルザの予想接種をしたが、(全く効果ない感じでひどく)掛かってしまった(幸いに、受験する時に治癒して事なきを得たが)。年を越えると、毎年の様に、掛かっていた。副鼻腔炎にもなることが多く、こじれることが実に多かった。
 反省しました・・・睡眠不足はいけない、抗生物質を初めから飲むといけないし、疲れが溜まっているといけないし、ストレスが溜まっているといけないし、気を抜いた状態だともっといけない、手足を温めておくべし、風呂にも毎晩しっかり入っておくべし、食事が大事などと自分なりに学習しました。
 昨日も、インフルエンザの患者さんで、小児科外来と(インフルエンザ)救急外来を行ったり来たりして、忙しい。学校からはっきりしてもらいなさいと言われているのでと親御さんから言われて、せっせと検査をしているが、・・・これで、医療機関も潤っているのかなとも思いながら。

*昔、インフルエンザの多い時、兎に角、春休みの前まで頑張ればいいと思っていた(多い時には、月曜など、入院患者を診ながら、1日250人以上を一人で診ていた)。春休みになると、嘘の様に、ピタッと流行がなくなっていて、今年も無事終えた(過労死で倒れなかった)とホットしていたものだ。それが、最近は(20年前からかな?)、流行(はや)っても、嘘の様に、春休みに入る前に、スッと突如消える感じになることが多くなっている。一番インフルエンザの患者さんが多かった2月が多くない(今年は特に)!恐らく、多くの人がそれに関しての何らかの抗体を持ってしまった為と思われる。インフルエンザウイルスが流行れば、(乳幼児が細気管支炎になって重篤になるケースが多い)RSウイルスは、下火になっている。インフルエンザウイルスは、インフルエンザ同志だけでなく、他の(主として呼吸器の)ウイルスとも、お互いに、縄張り争いで常に闘っているのです。
*インフルエンザ関係の産業はスゴイ経済効果になっている?!タミフルにしても、日本の量は世界の半分以上(7割以上?)、検査もしばしば(時に2回も)、(熱が又上がったと言うことで)肺炎を疑えば胸部レントゲン(子どもでは、インフルエンザでの2峰性の熱はしばしば)、(めったにない)心筋炎を疑えば(訴訟が怖いので)心電図と超音波・・・、医療費確実に上がりますね。これを漢方薬ですると、かなり、ダウンするでしょう。普通の感冒でも、漢方薬にすると、医療費は半分になると試算されていますが・・・?!(柴胡桂枝湯を2週間おきに服用している子ども達、かかっても軽いですヨ!!)


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