私は教務主任になると決まった瞬間から、前任の教務主任に張り付いていました。
早く仕事を覚えなきゃいけないから。
いろいろと質問したし、その先生もとても丁寧に教えてくれました。
聞いていくと、明文化されている仕事以外の仕事もいろいろとあるものです。
教務主任しか知り得ない、教務主任の仕事です。
私もこの学校にはもう長年いるのに、そんなことを初めて知って、これまでの教務主任に頭が下がる思いでした。
そんな教務主任の影の仕事のおかげで、学校って回ってるんだなって気付きました。
教務主任とは教頭先生と強く関わる仕事です。
だから、教頭先生との連携の仕方がとても重要で、それについてもいろいろとノウハウがあることを知りました。
「教頭先生がこの仕事をしたら、次に教務主任があの仕事をする」
「教務主任がこの伺いを立てたら、次に教頭先生はどう動く」
ひとつひとつ前任教務主任が分かりやすく教えてくれました。
今年、本校は教頭先生が新しく赴任しましたので、いわば新任教頭と新任教務のペアです。
ですが、まだ私の方が学校に長くいるから、しばらくは私が連携の音頭をとっていくことになると思い、前任者にしっかり習いました。
そして、しばらく習った通りに教頭先生と仕事をしてみました。
すると…
どうもうまくいかない面が出てきました。
教頭と教務が噛み合わないのです。
以前の教頭と教務はそうやってうまくやっていただろうに。
「これはいかん」
と、お互いもう一度ノウハウを確認したりして、その仕事に臨むわけですが、やはりうまくいかない。
私が困っていると、教頭先生が声をかけてくれました。
「先生、もう、いっそのこと、変えてみないか。」
仕事のやり方を変えようというのです。
「私がこうするから、先生はこうしてよ。」
新しい方法を提案してきました。
「…なるほど」
うん。
確かに、提案してもらった方法のほうが、私もやりやすいと思いました。
それは、以前のノウハウとは全く違うものですが。
そして、しばらくその新しいやり方で仕事をしてみました。
すると、とてもしっくりきました。
その仕事がスイスイ進むようになりました。
「なーんだ。最初からこうすればよかったんですね」
「なぁ」
戦術は戦力ありき。
よく言いますが、こんな小さな場面についてもそうなのかなと思いました。
新任教頭と新任教務主任という二人の戦力にハマる戦術は、以前のそれとは違ったわけです。
何も長年のノウハウに従わなくてはいけないということはないでしょう。
だって、他の先生たちには直接関わらない、教頭と教務の連携に関する仕事なんだから。
要はその二人がうまくいくなら、それでいいわけです。
だから、二人それぞれの仕事の仕方から、もっともいい方法を見いだす、それが大事になってくるということでしょう。
早く見極めることですね。
あと、見極めたら勇気を出して早く変えることですね。
今回は教頭先生のほうから提案があって、私は助かりました。
新任教務なものだから、何から何まで前例に前ならえしてしまいそうになりますが、最初はそれに沿いながらも、自分で新しいシステムを作っていくことには臆病になりたくないと思いました。
早く仕事を覚えなきゃいけないから。
いろいろと質問したし、その先生もとても丁寧に教えてくれました。
聞いていくと、明文化されている仕事以外の仕事もいろいろとあるものです。
教務主任しか知り得ない、教務主任の仕事です。
私もこの学校にはもう長年いるのに、そんなことを初めて知って、これまでの教務主任に頭が下がる思いでした。
そんな教務主任の影の仕事のおかげで、学校って回ってるんだなって気付きました。
教務主任とは教頭先生と強く関わる仕事です。
だから、教頭先生との連携の仕方がとても重要で、それについてもいろいろとノウハウがあることを知りました。
「教頭先生がこの仕事をしたら、次に教務主任があの仕事をする」
「教務主任がこの伺いを立てたら、次に教頭先生はどう動く」
ひとつひとつ前任教務主任が分かりやすく教えてくれました。
今年、本校は教頭先生が新しく赴任しましたので、いわば新任教頭と新任教務のペアです。
ですが、まだ私の方が学校に長くいるから、しばらくは私が連携の音頭をとっていくことになると思い、前任者にしっかり習いました。
そして、しばらく習った通りに教頭先生と仕事をしてみました。
すると…
どうもうまくいかない面が出てきました。
教頭と教務が噛み合わないのです。
以前の教頭と教務はそうやってうまくやっていただろうに。
「これはいかん」
と、お互いもう一度ノウハウを確認したりして、その仕事に臨むわけですが、やはりうまくいかない。
私が困っていると、教頭先生が声をかけてくれました。
「先生、もう、いっそのこと、変えてみないか。」
仕事のやり方を変えようというのです。
「私がこうするから、先生はこうしてよ。」
新しい方法を提案してきました。
「…なるほど」
うん。
確かに、提案してもらった方法のほうが、私もやりやすいと思いました。
それは、以前のノウハウとは全く違うものですが。
そして、しばらくその新しいやり方で仕事をしてみました。
すると、とてもしっくりきました。
その仕事がスイスイ進むようになりました。
「なーんだ。最初からこうすればよかったんですね」
「なぁ」
戦術は戦力ありき。
よく言いますが、こんな小さな場面についてもそうなのかなと思いました。
新任教頭と新任教務主任という二人の戦力にハマる戦術は、以前のそれとは違ったわけです。
何も長年のノウハウに従わなくてはいけないということはないでしょう。
だって、他の先生たちには直接関わらない、教頭と教務の連携に関する仕事なんだから。
要はその二人がうまくいくなら、それでいいわけです。
だから、二人それぞれの仕事の仕方から、もっともいい方法を見いだす、それが大事になってくるということでしょう。
早く見極めることですね。
あと、見極めたら勇気を出して早く変えることですね。
今回は教頭先生のほうから提案があって、私は助かりました。
新任教務なものだから、何から何まで前例に前ならえしてしまいそうになりますが、最初はそれに沿いながらも、自分で新しいシステムを作っていくことには臆病になりたくないと思いました。