本校でまた一クラス学級閉鎖…
今週末には「お別れ遠足」も控えているのに,その学級は参加がきわどい様子です。
かわいそうです。
いやいや,他人事のように言ってられません。
私たちもかなかりな注意が必要です。
さて,
前回は,「年度末のイベントはバランスを考えて,慌ただしくなりすぎないように」という記事を書きました。
そのバランスを考えた上で,クラスでのイベントごとを企画したとします。
例えば,
5年2組は3つのことを企画しました。
①学級文集づくり
②お別れパーティー
③保護者も交えた茶話会
どれも楽しそうです。
ここからは
クラスのイベントごとには,実行委員を結成して運営させる!
子どもたちの手による運営を進めていきます。
このねらいは大きく二つです。
一.子どもたちの,より自治的で,主体的な活動へとシフトしていく
二.数は力。担任が過重な負担を一人で担うのではなく,子どもたちにも分散する
この二つのねらいが達成されるような,実行委員を組織していくことです。
そのときに大事なことは,
○クラスの子たち全員がいずれかの実行委員に入る
→クラス全員に,最期に向けた高い意識を持たせるために
○いつ・どこで・だれが・なにを・どうやって について,できるかぎり綿密な計画を立てさせる。
→子どもに明確な見通しをもたせるために。(ここに成功するか失敗するかは8割かかっている気がします)
○外部との調整ごと,物品の調達など,子どもたちだけでできないことは,早めに担任に知らせる
→子どもたちだけに無責任なことをさせないために
○進展具合を確かめる中間報告を2~3回させる
→適宜,アドバイスをしてあげるために
といったところでしょうか。
これらのことを確実指導した上で,学年段階に応じて先生がどれくらいサポートに入るかを見極めていくといいですね。
とにかく出だしが肝心です。
軽いノリで「やろうぜ!」だけで見切り発進してしまっては失敗します。
失敗しないように,実行委員に成功体験をさせてあげるのは担任の役割です。
こうしてやり遂げたイベントならば,最期の子どもたちの達成感や喜び,自信はとても大きいはずです。
クラスのフィナーレが,また一つすてきなものになりますね。