小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

できる先生の「夏の計画」は、もう一歩先まで

2018-07-23 10:58:18 | 教師力UPの攻略法
夏休みに入りましたね。
毎年ですが,職員でする1学期の打ち上げが一年の中で一番たくさん飲んでしまいます。笑
今回もやっぱりそうでした。
迷惑をかけた先生たちごめんなさいって感じです。笑

学校の先生にとって,この夏休みというのは他の職種にはない特別な期間になります。
本業である子どもたちの指導がなくなり,それ以外のことに時間を使えることなるわけですから。
それも長期間。
だから,この夏休みを計画的に過ごすということが重要になるし,言い換えれば,この夏休みを計画的に過ごせる教員であることが重要です。

じゃあどのようにことに計画的になるか。
まずは自分が受け持つ学級や校務の仕事に対して計画的になるということはもちろんです。

「学級」
→2学期の授業計画を作る
→2学期に使用する教材を選定し業者へ依頼する
→転入生を受け入れる体制を作り,必要な事務処理をする
などなど

「校務」
→9月行事の提案資料を作る
→活動をピーアールする掲示物を作成したり,ホームページに掲載したりする
→必要に応じて外部との連絡を取ったり,管理職へ打診したりする
などなど

しかし,これだけやって満足しているようではもう一歩でしょうね。
できればもっと広い視野で計画的になりたいものです。
それができるのがこの長期休業,教員の特権ですから。

例えば
「自身の研修(校内・外)」
→独学でできそうな,自分なりの研修計画(勉強計画)を立てる。
(この夏は〜を勉強してみようかな)
→校外の研修に参加する計画を立てる。

「他の先生との交流(校内・外)」
→サークルなどの情報を集め,この機会に参加してみる。
→同僚との懇親会を企画してみる。

こんな計画が立てられる教員は,毎年「夏にパワーアップ!」できそうですね。

そしてさらには,
「家族との過ごし方」
これも計画を立てたいものです。
もちろんこれは仕事ではありませんが,「夏の過ごし方」としてはとても重要ですし,仕事と切り離して考えるものではありませんから。
→やらなきゃと思っていた家の片付けをする
→子どもと遊ぶ
→旅行に行く

こうして,せっかくの長い夏休みを有意義,中身の濃いものにしていきたいものです。
夏休み初日,私もまずその作業をしています。

教員バレーで優勝!最後に決めたは意外な先生でした

2018-05-22 07:17:01 | 教師力UPの攻略法
地区教職員バレー大会で優勝しました~
昨年は準優勝で悔しい思いをしていたのですが、今回の決勝の相手がまた同じチームで、余計に気合いが入りました。
なんとファイナルセットの14-14からの優勝。
めちゃくちゃ盛り上がりました!

そして、その最後の場面で見事にサービスエースを決めたのが、普段からおとなしい、人がいい、若い男の先生でした。
この先生はバレーもなかなかできるのですが、とにかく気が弱く、遠慮がちなプレーばがりな先生で…。
みんなその先生の優しさはよく分かっているし、そこが普段から慕われてはいるのですが、バレーに関してはちょっと頼りなくて、そこをおじちゃん先生から叱られたりもしてて。

まさか超緊張の場面で、この先生にサーブが回ってくるなんて!
正直みんな
(やばい…)
(ミスんないでくれよ~)
って思っていたはずです。笑
私はもちろんそうでしたし。笑
しかししかし、彼が本気を出したのか、偶然かは分かりませんが、ここ1番の場面で鋭いサーブを打ち、見事にエースをとり、優勝を決めました。

いつもなら、私は優勝を決める1発は「ぜひ自分が!」と思っているのですが、今回だけは、彼でよかったと思っています。

普段からスポットライトを当たるような立場にはならない、なれないその先生が、仕事ではないバレーという場ではあるけど、みんなに注目されて祝福されるような立場になれたのですから。
職場にはどうしても、仕事上でエース級の活躍をする人と、なかなかそうはなれない人とが存在しているものです。
普段活躍しない先生たちを、どうにか表舞台に引き上げるのは周りの同僚や管理職の配慮と腕が必要で、それがある職場は紛れもなくいい職場です。
私も、自分の職場がそんなところであってほしいと願っています。

小学生攻略法 今年の担当に仰天

2018-04-14 07:15:51 | 教師力UPの攻略法
さあ、新しい1年のスタートです。
勤務校2年目となる私、小学生攻略法の今年の担当は、
「3年生」
です。
そしてこの3年生、実はとても特殊な学年なんです。
それはどういうことかというと…
あまりに特殊すぎて、具体的に書くと支障がありそうな気もするので、
少しオブラートに包みながら書くことになりますが。
その学級の人数が、40人をはるかに超えているんです。
「え?40人以上はありえないはずでしょ?」
と思うのが普通でしょうが、それがあり得てしまっているんです。
勘のいい方なら、なぜこういうことが起きるのか分かるかもしれませんね。
申し訳ないですが、その詳しい事情についてはここでは控えます。
とにかく、極稀なケースで40人を「はるかに」超える大人数学級の担任をすることになりました。
(本当はこの異常事態について力強く訴えたい気持ちもあるのですが… 控えます)

当然、通常の教室では収まりきらないので、広い特別教室を改造してこの3年生のための「教室」にしました。
その改造の作業が、昨年度の冬から進めて大変だったことは皆さんにも想像がつくでしょう。
そして、この40人超の学級の運営をどうするのか。
これも深く深く検討がなされました。
各教科の授業
給食
家庭訪問
運動会
通知表等の学級事務…
課題は山積していますが、「とりあえずやってみるしかない」ということで、スタートを切りました。

これからこのジャンボ学級をやっていくなかで、これまでに経験したことのないような苦労が待っているでしょうし、逆に普通の教員では味わえないような面白さや感動が待っている(?)と信じて、前向きにやっていこうと思います。

附属小の公開の裏側を見ちゃった?

2018-03-20 07:16:25 | 教師力UPの攻略法
2日間学校を留守にして、県外の附属小学校の研究公開を見に行きました。
遠かった~
この手の出張は久しぶりだったので、いいリフレッシュにもなりました。
肝心の授業もとても勉強になりました。
附属小学校らしく、知的で、鍛えられている感じのムンムンとする子たちと、その子たちを生かそうとがんばる附属の先生方。
流行の「考えて議論する道徳」的なものも見られて、いい刺激をもらいました。
やっぱり自分の学校にこもってばかりでなく、たまにはこうして最先端の研究に触れるのは大事なことですね。
自分に進化がなく古くなっていっていることに気付かされるいい機会になります。笑

授業の合間にちょっと時間があったので、なんとなく学校内をブラブラとしていると、人がたくさん集まっている場所とは逆に、誰もいないような教室や裏庭なんかに出ました。
すると、素晴らしい公開授業とは対照的に…

体育の公開授業をしているクラスの子たちの教室に散らかった制服
学級文庫の棚に並ぶ「まんが」的な本の数々
草が伸びてうっそうとした花園

少し残念な気持ちになりました。
もちろんこんな細かなところを見て、学校の良し悪しをすべて判断できるわけではありませんが…

私の身近には、うまい授業はできなくて苦労しているけど、子どもに制服は必ずきちんとたたませる先生がいます。
本を通して子どもを育てようと、学級文庫に良質な本をたくさん並べている先生がいます。
学校中の花園をきれいに手入れするだけでなく、誰も目にとめないような敷地の隅っこの草花だって丁寧に育てている主事さんがいます。

そんな人たちの努力は、附属小学校みたいな華々しさはなくても、立派なものだし、誇れるものだと思っています。

附属小学校の先生たちの素晴らしさ。
私の身近な先生たちの素晴らしさ。
「みんな違ってみんないい」でしょうか。

論文が選ばれて、損した気分になった理由が

2018-03-05 20:01:52 | 教師力UPの攻略法
私の書いた論文が地区の冊子に掲載されることになりました。
生意気な言い方ですが、もう何度も経験していることなので、特にどうともないのですが、今年転勤した先の地域では当然初めてということになります。

「先生の論文が選ばれたよ!おめでとう!」
という教頭先生の声に
「はあ、ありがとうございます」
と、驚くこともなく返しましたが、次の瞬間、ものすごく驚かされることになりました。
「それでね、委員会の方から修正が来てるんだけど… これ」
冊子に載せる前に若干の公正が入るものです。
その「これ」を受け取りました。

「…えっ」
思わず目を丸くしました。
「何ですかこれ???」
教頭先生に尋ねると、
「ねえ、やばいでしょ。それ、あんまりだよね~」

二人が唖然としたのは、その修正の量です。
私の書いた論文の行間と余白を埋め尽くすほどにびっしりと赤ペンが入っていたのです。
「マジですか、これ」

その一個一個を見てみると(見たくもないような量なので、見始めるのに時間がかかりましたが)とにかく「表記」に厳しい!
・ここを一マス空けろ
・ここに読点はいらない
・×友だち → ○友達
・×さらに → ○更に
・×子ども → ○子供
・この文章をもっと端的に
・このグラフの目盛りをあと0.1細かく
などなど
あまりの細かさに修正作業に入るのが億劫になったし、いざ作業を始めても終わらない終わらない…
やりながらだんだんイライラしてきて(笑)
「なんでこんなことさせられてるんだ!」
「こんな嫌らしい修正入れた人の顔が見たいわ!」
なんて文句ばかりが頭に浮かんでいました。
選ばれたことは光栄なことなのに、この修正はまるで「ダメ出し」をくらっているような気さえしました。

はっきり言って損した気分です。

…とかなんとか愚痴りながらま、なかなかな時間をかけて作業は終わりました。
大変なさせられてるんでしたが、正しい表記について勉強になったことは間違いありませんし、修正した側の人たちだって大変な労力をかけてしてくれているわけで、そこにはそれなりの責任と理由があるのも分かります。
なので、頭に浮かんだ愚痴はここにとどめて、また明日からがんばることにします。笑