このカテゴリー「教師力UP」ネタは,わたくし個人的に好きなんです。
読まれる方には,やはり子どもや保護者ネタの方が好評なのかもしれませんが…
今回もお付き合いください(^-^)
さて
校内研修の取り組み方に,その学校のまとまりやクオリティーが表れるという一面もあると感じます。
( + 個人的には,職員体育も!)
しかし,研修というのは考えもんです。
ぶっちゃげた言い方をすると,やって実りのあるものなら楽しいし,子どもにも還元できる。
やって実りのないものなら楽しくないし,子どもにも還元できない。
もっと言えば,やらなくてもなんとかなりそうな気もする。(これはかなり低い次元でしょうか)
このように,学校によって,先生によって研修の在り方はずいぶん違ってきます。
だからこそ,研修に学校が表れるのでしょうか。
研修のカテゴリーもとても幅広いですが,どんな研修をするにしても,これだけは大事にしたい。
理屈っぽい研修にしない!
ということです。
「要するに,現在の基礎学力向上の取り組みはまだ戦略が不十分です。帰納的に進めるのか演繹的に進めるかすら定まっていない。言いかえるならば,トップダウン型でいくのか,ボトムアップ型でいくのか。この戦略が見えていないから,我々の個々の取り組みが点と点にしか存在しておらず,線にも面にもなっていない。肝心なベクトルも同じ方向を向いていないように感じます。大事なことは,現段階ではより係を中心とした求心力を大事にして…!」
研修の進め方に異議をとなえる先生。理屈っぽい…!
理屈として言っていることは,噛み砕けばその通りな部分もあるのでしょう。
知識が豊富な分,的を得ている部分もあるのでしょう。
でも,この理屈で人は動きません。
動きたくありません。
どう動けばいいのか分かりません。
結果,やはり研修は楽しくなくて,若い先生なんかもう眠たくて仕方ありません。
大事なことは,今の構成員の戦力で,どこまで理屈が通じるかを肌で感じることでしょうね。
理屈が通る,議論になる構成員であれば,おおいにどうぞ。
理屈が通らない,議論にならない構成員であれば,理屈は控えるべきです。
そして,学校の先生の多くは,あまり理屈が好きではありません。
子どもと向き合う方々ですから。
体験型・実践型がしっくりとくる人が多いのです。
学校という職場で進める研修は,ぜひ理屈っぽくない研修にしたいものです。