そこが他の一般的な公開との違いで、魅力でもありますね。
要するに、見る側の人たちは、どの授業を見るのかを選べます。
「今、三年生の担任だから、やっぱり三年生の授業を見よう」
「算数の授業作りを勉強したいから、それを見に行こう」
「二年生の国語はスーホの白い馬か。面白そうだから見とこ」
そういう風にして選ぶ人が多いのではないかと思います。
中には
「あ、有名な○○先生の授業だ。これは見ておかないと」
なんて選び方もあるかもしれませんね。
でも、私はいつも違う見方をしてしまいます。
とにかくたくさんの授業者を見る!!
これが好きなんです。
授業というより、授業者を見たいんです。
…この気持ち分かりますでしょうか。
一番興味があるのは、
「どんな魅力的な先生がいるのだろうか」
ということなんです。
附属にいるぐらいだから、きっと素晴らしい先生がいるはず。
子どもをぐっと引き付けて止まない授業をしている先生がいるはず。
その先生は、どんな見てくれで、どんな口調で、どんな身振りで、そしてどんなオーラを出しながら授業をしているのだろうか。
それが見たいんです。
…変でしょうか?
だから私はいつもできるだけたくさんの教室を回ります。
いい先生って言うのは一目で分かるものです。
そんなに先生に出会えたら、そこからできるだけたくさんのものを学び、盗みます。
もちろん、そうしながらも、研究の中身についても頭のなかには入れながら見ています。
が、私にとっての一番の刺激は、研究内容よりも、いい先生の姿そのものです。