前に
「板挟みの教務主任」
というタイトルで記事に書きましたが、それについて今日結果が出ました。
まさかの大逆転でした。
校長が提案して一旦は通ったA案が覆り、反対する先生たちが押したB案が、真の決定となりました。
まあ「まさか」とは書きましたが、私も教務主任です。
会議の場で驚きの決定がされることはほぼありませんし、そんなことが起きるようでは教務主任として頼りないでしょう。
今回の逆転は少し前から分かっていました。
その時点では「まさか」も含まれましたけど。
私は校長側のアシスタントとして、A案を進める環境づくりをいろいろと進めていながら、一方でそれに反対する先生たちから相談を受け、B案を通すためのアドバイスもしていました。
その自分のいやらしい立場に悩んでいたわけですが。
結論、私がしたアドバイスを忠実に実行した先生たちがうれしい結果を得られることになりました。
私がこの先生たちに特に強調したのは
「本当に覆したいのであれば、できるだけ多くの仲間を作れ」
ということでした。
相談や根回しを、多くの人、多くの方面に尽くす。
勝機を得るにはそれに限ると。
それ以降、先生たちはよく動き回っていました。
それは誰の目にも明らかでした。
決め手は、学校の外の関係者まで巻き込んだことでした。
この先生たち、がんばったんですね。
本当に「多くの方面に」手を伸ばしたんです。
これが説得力をもち、校長の気持ちをも変えることに成功しました。
校長は不満げでもありましたが、そこは人格者です。
いじけたり、へそを曲げたりするような人ではありません。
先生たちの思いを受け止め、努力を認め、B案を通してくれました。
それができる校長だからこそ、私も「あちら」サイドへの味方にもなれたという面もあります。
今日の話し合いのあと、廊下でその先生が私にかけよってきて
「先生!ありがとうございます!」
と。
私も立場が立場なので、大声で「やったねー!」とはさすがに言えませんでしたが、
「よかったね、がんばったもんね」
と小声で一言だけ返しました。
普段はそう目立つ役目を果たす先生ではないのに、今回のことだけは粘り強くやり通したことに、私も素直に感心させられました。
私の悩ましい立場はこれで終わり、学校の懸案も解消されてすっきりとはしましたが、一連のことを振り返り、自分が教務主任としてベストな役回りができたのかは不安が残ります。
現場の先生の声を実現してあげられた手応えもあるし、校長を最後までサポートするべき立場なのにそれを降りてしまった無責任さも感じます。
頼られるがままに、「お人好し」になってしまった感が否めなくて、気持ち悪さが残りました。
またいつか、きっと同じような場面に出くわすことはあるでしょう。
そのときは今回のことを教訓に、自分の立ち回り方をじっくりと考えたいと思います。
「板挟みの教務主任」
というタイトルで記事に書きましたが、それについて今日結果が出ました。
まさかの大逆転でした。
校長が提案して一旦は通ったA案が覆り、反対する先生たちが押したB案が、真の決定となりました。
まあ「まさか」とは書きましたが、私も教務主任です。
会議の場で驚きの決定がされることはほぼありませんし、そんなことが起きるようでは教務主任として頼りないでしょう。
今回の逆転は少し前から分かっていました。
その時点では「まさか」も含まれましたけど。
私は校長側のアシスタントとして、A案を進める環境づくりをいろいろと進めていながら、一方でそれに反対する先生たちから相談を受け、B案を通すためのアドバイスもしていました。
その自分のいやらしい立場に悩んでいたわけですが。
結論、私がしたアドバイスを忠実に実行した先生たちがうれしい結果を得られることになりました。
私がこの先生たちに特に強調したのは
「本当に覆したいのであれば、できるだけ多くの仲間を作れ」
ということでした。
相談や根回しを、多くの人、多くの方面に尽くす。
勝機を得るにはそれに限ると。
それ以降、先生たちはよく動き回っていました。
それは誰の目にも明らかでした。
決め手は、学校の外の関係者まで巻き込んだことでした。
この先生たち、がんばったんですね。
本当に「多くの方面に」手を伸ばしたんです。
これが説得力をもち、校長の気持ちをも変えることに成功しました。
校長は不満げでもありましたが、そこは人格者です。
いじけたり、へそを曲げたりするような人ではありません。
先生たちの思いを受け止め、努力を認め、B案を通してくれました。
それができる校長だからこそ、私も「あちら」サイドへの味方にもなれたという面もあります。
今日の話し合いのあと、廊下でその先生が私にかけよってきて
「先生!ありがとうございます!」
と。
私も立場が立場なので、大声で「やったねー!」とはさすがに言えませんでしたが、
「よかったね、がんばったもんね」
と小声で一言だけ返しました。
普段はそう目立つ役目を果たす先生ではないのに、今回のことだけは粘り強くやり通したことに、私も素直に感心させられました。
私の悩ましい立場はこれで終わり、学校の懸案も解消されてすっきりとはしましたが、一連のことを振り返り、自分が教務主任としてベストな役回りができたのかは不安が残ります。
現場の先生の声を実現してあげられた手応えもあるし、校長を最後までサポートするべき立場なのにそれを降りてしまった無責任さも感じます。
頼られるがままに、「お人好し」になってしまった感が否めなくて、気持ち悪さが残りました。
またいつか、きっと同じような場面に出くわすことはあるでしょう。
そのときは今回のことを教訓に、自分の立ち回り方をじっくりと考えたいと思います。