今年度も残すところ一ヶ月を切っています。
体育館からは六年生の卒業式練習の声が聞こえてきます。
卒業生の涙を誘う歌声ばかりだといいのですが,所々六年生担任の怒号が混じっています。(笑)
カレンダーを見ると,もう3月になることに気が付き
「はぁ,今年も終わるんだな」
って実感がわいてきます。
先生は,クラスの子たちには,残り少ない時間を充実させてほしいと
「残り○日だよ!」
「終わりよければすべてよしって言ってね…!」
「思い出をまとめる文集を作るよ!」
と,精一杯の言葉かけをしているころでしょう。
一方で,先生自身はどうでしょうか?
残り少ない今年度,ゴールがしっかり見通せているでしょうか?
時間と仕事に追われ,バタバタした年度末になり,子どもとのお別れが慌ただしい中で台無しになってしまわないように,
年度(学期)修了一か月前になったら,修了プランを立てる!
ようにしています。
残りの一ヶ月の間に自分がしなくてはいけない仕事をすべて挙げてみて,それを一ヶ月,四週のいつするのかを明確にします。
年度末にしなくてはいけない仕事。
大きくは「学級」「校務」「校外」「自分」と4つのジャンルに分けると私の場合やりやすいです。
○年度末の「学級」の仕事(例)
全教科の単元学習の完全終了,テスト,文集づくり,最後のお楽しみ会,お別れ場面の演出,教室の整理,子どもの作品処理返却,指導要録,通知表,出席簿,学級会計,修了台帳,次年度学級編成 ・・・・・・
○年度末の「校務」の仕事(例)
今年度の反省,次年度教育課程の最終確認,担当教室の整理,引継書の作成,引継文書の整理,3月分の活動報告書作成提出,年間の活動報告書作成提出,関係会計類の締め,校内サーバ内のPCデータの整理・・・・・・
○年度末の「校外」の仕事(例)
地区○○部会の活動報告書作成提出,関係会計類の締め,次年度役員の選出,引継,次年度活動計画立案・・・・・
○年度末の「自分」の仕事(例)
自分の荷物の整理,自分の仕事史のまとめ,自分の研究のまとめ,自分の次年度の研究分野の選定,研究計画の立案,お世話になった人へのお礼,送別会での一発出し物,もし転出するならさらに色々・・・・・
思いつくままにザッと挙げてみました。
やること,多いですね。
やはり少なくとも一ヶ月は必要です。
もっと早くから取り掛かっても,早すぎることはありませんね。
「学級のお別れ」ばかりが頭をよぎりますが,それと同時にしなくてはいけないことがたくさんあることに気付かされます。
上のはあくまれ例ですが,先生によってはさらに手のかかる仕事をしなくてはいけない人も多いでしょう。
これらの仕事を,「いつ完了させる」という期日のゴールを明確に設定することですね。
それでこそ「修了プラン」です。