さあ,いよいよ2学期がスタートします!
もう,逃げも隠れもできないといった心境です。(笑)
また,子どもたちと密着して汗だくになる毎日を楽しみたいと思います!
さて
2学期のスタートにあたり,学級では必要なシステムづくりに取り組みます。
係の仕事を決めたり,掃除場所を確認したり。
毎日の学級生活を運営していくために、しなくちゃいけない作業はかなり多いものです。
明日からの給食のおぼんを配るのだって,誰がいつするかを明確に分担しておかないと,給食は食べられないわけですから。
そういったの仕事を「○○係」として、グループに任せる学級が多いと思いますが、私はこれをしません。
なぜかというと、仕事をする子が複数になってしまうと、だれがするのか不明確になりがちだからです。
特定のある子だけがして、あとの子は何もしていない、となることも多いです。
また,その日の日直に多くの仕事を任せる学級もありますが,これもかわいそうな気がします。
たまにしか回ってこない日直で,すべての作業をうまくできなくても仕方ありません。が,それでは学級は困ります。
そこで、学級の仕事はぜひクラス全員で公平に分担し、一人一人に責任感をもって取り組ませるようにしたいと思います。
そこで必須なのが
「一人一役」のシステムをつくる!
子ども一人につき、クラスの仕事を一つ分担するわけです。
だから、クラスの人数が30人いれば、仕事を30個見つけて、分担することになります。
「そんなにたくさんあるかな」と思うかもしれないが、結構あるものです。
・ 授業の号令役 ・廊下の雑巾並べ役 ・明日の時間割記入役
・教室の棚チェック役 ・朝の窓明け役 ・教室の電気付け消し役
・花の水やり役 ・1時間目の黒板消し役 ・鉛筆削りカス捨て役
・給食の台出し役 ・集合,整列の号令役 ・トイレのスリッパチェック役 ・・・
まだまだあります。
クラスの実態を思い返しながら、細かなことでもいいので、必要な仕事を洗い出してみるといいですね。
そこで重要なことは、
必ず毎日できる仕事であること。
毎日やり遂げることができるから、子どもにとっては分かりやすいし、習慣になります。
そして、これらを確実に全員が毎日やり遂げる「システム」にすることが必要です。
私の経験から、一番効果的なのは、仕事ができたら裏返すカードを準備することです。
①仕事ができていないときは「赤カード」
②仕事をしたら裏返して「青カード」
これで一目瞭然です。
帰りの会,さようならをするときに,全てのカードが青色になっているかを確かめるといいですね。
この「一人一役システム」は,実践している学級も多いと思いますが,私は学級運営上欠かせないものだと感じています。
こうして,一人一人が責任感をもって,たった一つでも自分の仕事をやり遂げるからこそ,気持ちいい毎日の学級生活が送れる。
それを実感できたとき,子どもたちもやりがいが感じられるようになります。
自分だけでなく,友だちもがんばっている。
長い時間,同じ空間で生活する集団の一員として,大切な意識ですよね。
毎日,カードが青色になっているときは,思いきりほめてあげたくなります。