何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

令和5年 平らけき世を祈る

2023-01-03 11:11:11 | ひとりごと

令和5年
おめでとうございます

毎年お参りする日本でも有数の歴史ある一之宮
今年は拝殿の正面ちかくに天皇陛下の御製が
(毎年新年にはお参りしているが、御製が掲げられるのは初めて)

 

天皇陛下 御製
人々の願いと努力が実を結び 平らけき世の到るを祈る


御製をカメラに収めたかったが、
御製であるし拝殿も映り込んでしまうし、不敬な気がしてカメラをおろした
であるので、
天皇陛下のお誕生日 
富士山の日にちなみ、一 富士の写真を

コロナ禍に急激な円安物価高。
正直なところ、あまり明るい先行きが見込めない年明けだが、御歌を拝見し、目頭が熱くなった。
そんな思いの人は多かったようで、 あちこちで御製を見つめながら、目頭を押さえたり空を見上げてこみあげるものを抑えている人の姿が目に留まった。

天皇陛下は歴史学者でもあられるので、地形上地質上災害が多い我が国のことを十分ご存知なうえで、そこを乗り越えてきた、努力する国民であることを信じておられるのだと思う。

なかなか良い見通しはたちにくい状況ではあるが、縁起の良い美味しいお菓子をいただき、元気に努めていかねばと思っている。

 


祈りの旅 静かな山 ②

2022-08-21 10:45:30 | ひとりごと

時々怖いなと思う。

このところ連日スマホが「三年前の今日」の写真とやらを届けてくれている(ということで今回の写真は三年前のもの)


ザイテングラードに取りつく前の、いよいよ登るぞ!と気がはやりだす地点

 


奥穂のてっぺんから望む槍

 

スマホから送られてくる写真のおかげで、三年前の夏はコロナもなく40肩(50肩)もなく、天気に恵まれご機嫌に山を歩いていたんだなとか、初めて奥穂に登った時に偶々ご一緒した(どこの何方とも知らぬ)素敵なご夫妻に明神館の前で偶然再会し旧交を温めたのもこの夏だったな、などと懐かしく思い出したのだが、月ごとにスマホに表示される行動(活動)履歴も含め、こんなちっぽけな機械に行動を見張られ管理されているような、うすら寒さを感じている。

三年前の夏は、その半年後に世界を揺るがすようなウィルスが出現することなど思いもしていなかった。
考えてみると近年は、大震災にしても大洪水にしても、「経験したことのない○○○」ということばかりなので、いつ自分が当事者になってもおかしくないという思いは持っている。そんな私でもコロナは思いもしないものだったが、それでも、どんなものであれ、明日そして一年後三年後が続いていくことを疑ってはいなかった。

それが、当たり前でないことを思い知らされる日々を過ごしている。

五月半ば、久しぶりに会った君は、かなりほっそりしていた。
久しぶり、といっても二月後半にコロナに罹患した直後にも会っていたので、たった二カ月ほどのことだった。
最近 合気道だか空手だかを始めたと聞いていたので、「体がしまってイケメンに磨きがかかってるね」と話しながらも、急激な変化に驚いていた。
そんな君がその次の週のある朝「コロナの後遺症か倦怠感が抜けないので病院に行ってみる」と知らせてくれた。その時 電話口から聞こえてきた君の声は、軽い後遺症か五月病か、と明るいものだったから、夕方の電話に衝撃を受けた。
「即刻の入院を告げられた。明日には骨髄穿刺をし、そのまま入院することになる」
君の声は震えていた。
私は、自分の声に涙が混じるのを必死で抑えていた。
それを聞くなり涙声になったのでは、どれほど不安を与えてしまうだろう、そう思い、必死にこらえた。

 

数年前「日々是好日」(森下典子)に出会って以来、自分なりに一期一会を大切にしてきたつもりだった。(『 』「日々是好日」より引用)

『人生に起こるできごとは、いつでも『突然』だった。昔も今も......。もしも、前もってわかっていたとしても、人は、本当にそうなるまで、何も心の準備なんかできないのだ。結局は、初めての感情に触れてうろたえ、悲しむことしかできない。そして、そうなって初めて、自分が失ったものは何だったのかに気づくのだ。
でも、いったい、他のどんな生き方ができるだろう? いつだって、本当にそうなるまで、心の準備なんかできず、そして、あとは時間をかけて少しずつ、その悲しみに慣れていくしかない人間に......』
『だからこそ、私は強く強く思う。会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。花が咲いたら、祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら、分かち合おう。幸せな時は、その幸せを抱きしめて、100パーセントかみしめる。それがたぶん、人間にできる、あらんかぎりのことなのだ。
だから、だいじな人に会えたら、共に食べ、共に生き、だんらんをかみしめる。一期一会とは、そういうことなんだ......』

 

だが、突然のしかも私より随分年下で元気印な君のそれは衝撃だった。

その日以来、景色の一部が色を失った。
とびきり優秀で人柄も良い君が突如病に襲われた不条理が許せず、治療が何やらはかばかしくない様子なのが許せず、読みものが全て噓くさく思えてきた。(それが本の感想が書けない理由の一つでもあった)

嘘が混じらないものに触れたい。

行きたいところに行き、それを100パーセント味わっておかなければならない。

そんな思いで、感染者急増のなか上高地へ向かった。

山へ向かう途中にメールをした。


奥穂から拝する朝日

きっと絶対必ず良くなる

 

つづく 


祈りの旅 静かな山 ①

2022-08-12 10:36:20 | ひとりごと

何カ月ぶりかの更新となり自分ながら呆れている。
この間もワンコお告げの本は読んでいたのだが、それを書く時間がなく、また気分が乗らなかった、というものある。

八月に入り、怒涛のような日々から少しだけ解放されたので、この間の記録もかね何か少し書いてみることにする。

恒例の夏の上高地
コロナ禍ということもあるが、四十肩(五十肩)のせいか腕と肩に激痛がはしり、そのため可動域が狭まり、岩登りどころではないので、今年も上高地の地べたを這ってきた。
今年の上高地は何といっても、無事に両親を連れていくことが至上命題だった。
最近何をするのも億劫がる両親には、あの懐かしくも美しい景色のなかで細胞の隅々までリフレッシュする必要があると思ったからだが、七月半ばに父が熱中症で倒れ、また周囲の人(のご家族)が次々感染していく状況で、行っても良いのだろうか?と迷いながらの出発となった。

結論からいうと、行って良かった。
いつもお世話になるお宿は、ここで感染するはずがないというほど感染対策が徹底されていたし、久しぶりにマスクを外して長時間歩けたことは私自身にとっても大いにリフレッシュとなった。(人とすれ違う時にすぐできるよう絶えず顎マスクにしてはいたが)
コロナに打ち勝つには抵抗力が必要だとするならば、旅のリフレッシュ効果は大いに抵抗力を高めてくれたと思っている。

食事をする大広間の入り口にあった、「奮起」の文字
いつもお世話になるお宿は、ロビーや壁のいたるところに、
青蓮院門跡の門主の書や画家さんたちの絵が収められており、
         ちょっとした山の美術館の雰囲気があるので、         
これまでも、この文字は大広間の前にあったのかもしれないが、
コロナ禍の今、この言葉は強く心に刺さった。
このコロナ禍、
多くの観光業の方々は何度この言葉を胸に自らを奮い立たせて来られたことだろう。

 

だが、そこかしこでコロナの影響を痛感する旅でもあった。
お盆前の今の時期なら例年、河童橋は橋が落ちてしまうというくらいの大勢の人で賑わっているのだが、人もまばらで静かな上高地だった。
上高地旅の道中立ち寄る、信州のそば屋さんや飛騨高山の古い町並み朝市も、いつもの賑わいはなかった。
これだけ感染状況が悪ければ、良識のある人が(政府が経済経済と旗を振ろうが)自ら自粛するのはやむを得ないという思いと、でもそれは人口減と国際競争力低下が著しい日本の、そう遠くない未来を見るようで、辛い寂しい旅でもあった。

この数カ月、いろいろあった。
それを考えながら、いや考えても仕方がないと思いながら、でも目の前の出来ることは一つ一つ精一杯頑張るしかないと一歩一歩あるく静かな山だった。

たぶん、つづく


日本一の日、

2022-05-10 19:47:38 | ひとりごと

お誕生日のお祝いが二カ月以上遅れるのは失礼極まりないのだが、何分この二カ月以上ブログに触れる時間がなかったので仕方がない。
だが、この日のためにとっておきの写真がある。
ちょうど日本一の御方のお誕生日の頃に、日本一のお山の麓で撮ったお写真を頂いたのだ。

お代替わりに伴うお引越しなどのニュースも目に留まるので、少し記録しておきたい。

・天皇皇后両陛下と敬宮愛子内親王殿下のお住まい皇居の改修費用・・・8億7000万円

・前の天皇皇后両陛下のお代替わり伴うお住まいにかかる費用・・・合計約 12億 
 高松宮邸改修費 5億半ば 
 東宮御所を仙洞御所への改修費 6億4000万円      

・推定相続人一位のコーシ家・・・合計約 44億
 仮住まいを新築(3年滞在) 9億8000万円
 推定相続人就任につき増改築    33~34億         

 

令和の天皇皇后両陛下と敬宮さまがお住まいになる皇居の改修費 8億7000万年も決して安いものではないが、そこが天皇陛下がお住まいになられる場所であり、国内外からの要人とお会いになられる場で日本国の顔ともいうべき一番重要な場所だと考えれば、一番重きをおいた対応がされて然るべきだと私は思う。
しかし、実態は、
前の御代の方のお住まい関連に12億、暫定ご家族のお住まい関連に44億
にもかかわらず、令和のただお一人の皇女敬宮さまは、成人式のティアラ制作を(コロナ禍に苦しむ国民の生活に配慮して)辞退され、おばさまのお古を借りて式に臨まれた。
皇后陛下は皇太子妃の頃から25年ちかく着まわしておられる洋服がいくつも目に浮かぶ。

オカシイじゃないかと思うのだが、
天皇陛下が50歳のお誕生日に述べておられるお言葉が蘇ってくる。

お誕生日御会見より引用(引用する場合は、きちんとそれを書きませう)
(問1)50歳といえば、論語で「天命を知る」とされる年齢です。今の率直なお気持ち、公私両面での抱負をお聞かせください。昨年、天皇陛下が、中国国家副主席とご引見された際、天皇が行う国際親善、公務の在り方が議論となりました。皇室のご活動については、憲法で定める「国事行為」以外に明確には規定されておりません。「象徴天皇」の在り方を含めたご公務に対する考え方や、殿下が度々、語られてきた「時代に即した新しい公務」の現状と今後の取り組みについてお聞かせください。

 《皇太子さま》自分としては、もう50になったのかという感じがする一方で、まだまだ研鑽(けんさん)を積まないといけないという、これからだという思いがいたしております。
 ご質問の冒頭にあった「天命を知る」という孔子の言葉は、自分がこの世に生まれた使命を知るという意味ですが、単に知るだけではなく、この世のために生かす、つまり、人のために尽くすという意味を含んでいるように思います。孔子の言葉といいますと、確か天皇陛下が50歳になられた時の会見で、「夫子の道は忠恕(ちゅうじょ)のみ」との孔子の言葉で質問に答えていらっしゃいます。「忠恕」とは、自分自身の誠実さとそこから来る他人への思いやりのことであり、この精神は一人一人はもとより、日本国にとっても「忠恕」の生き方が非常に大切なのではないかとおっしゃっておられます。「忠恕」と「天命を知る」という教えに基づいて、他人への思いやりの心を持ちながら、世の中のため、あるいは人のために私としてできることをやっていきたいと改めて思っております。
 また、教えと言えば、大学卒業の会見の折にお話ししていることですが、歴代天皇のご事蹟を学ぶ中で、第95代の花園天皇が、当時の皇太子、後の光厳天皇にあてて書き残した書に、まず徳を積むことの重要性を説き、そのためには学問をしなければいけないと説いておられることに感銘を受けたことを思い出します。そして、花園天皇の言われる「学問」とは、単に博学になるということだけではなくて、人間として学ぶべき道義や礼儀をも含めての意味で使われた言葉です。私も、50歳になって改めて学ぶことの大切さを認識しています。
 

 

虚栄のために嘘を吐き、自己保身のために嘘を吐き、賞のために嘘を書き、言い訳のために嘘を書かせ、もはや自分が思うことしたいことが真実正しいと妄信しているような中にあっては、ガツンと一発意見することも必要だろうと自分などは思うのだが、四倍返しになる恐れもある……などというチンケなことなど忠恕の御心にはないのかもしれない。少しの歯がゆさを感じないでもないのだが、そんな思いを忘れさせてくれる言葉を見つけた。

「あきない世傳 金と銀 合流篇」(高田郁)

アホウだったり才覚はあるが冷酷だったり、善い人だが商売に不向きだったりと、とにかく暖簾を傾けるばかりの旦那たちを支え五鈴屋を守る主人公・幸と幸を慕う者たちの奮闘記を描く本書で繰り返される言葉がある。

『笑って勝ちにいきましょう』(『 』「あきない世傳 金と銀」より引用)

「笑う門に福だすで。せやさかい、笑いなはれ、盛大に笑いなはれ」という大番頭治兵衛の言葉は、幸だけでなく、読むたび私も気持ちを新たにさせられるのだが、10巻の本書にはもう一つ印象に残った言葉がある。

『「胸中に成竹あり」ていいますやろ。絵師が竹の絵を描く時、その胸の中に描き上がった絵が既にある。せやさかいに筆を取ったら迷いもなしに一気に描き上げることが出来るって』(『 』「あきない世傳 金と銀」より引用)

何十億もの費用を投じた場所に住まわなくとも、とっかえひっかえ衣装をかえなくとも、ピカピカの新しいティアラをつけなくとも、両陛下と敬宮様は人としてあるべき姿勢を明確に心に描いていらっしゃるのだろう。
忠恕すなわち誠実さと思いやり、それをただ頭で知るだけでなく、世の中に生かしていく。
学問は徳を積むためのものであり、道義や礼儀は生涯かけて学び続けるもの。

心にある、人としてのあるべき姿勢を実践されながらも、日々それを学びによって進化深化されている日本一のご家族。

インチキが横行するのを見せつけられるのは歯がいたらしいが、いつも穏やかで暖かな笑顔の両陛下と敬宮さまには、その笑顔のままに『笑って勝ちにいきましょう』となって頂きたい。

インチキとインチキ神輿が笑う世になれば、象徴は日本一のお山がよい。

 

お代替わりに伴う改修費用の記事
①ユミウリ https://www.yomiuri.co.jp/koushitsu/20210714-OYT1T50279/
新御所は1993年に在位中の上皇ご夫妻の住まいとして建設され、代替わりに伴ってご夫妻が東京・高輪に転居された後の昨年6月から今年6月まで改修工事が行われていた。
建物は鉄筋コンクリート造の地下1階、地上2階建てで、外国賓客らをもてなす接遇部分(630平方メートル)、ご一家の私室部分(970平方メートル)、側近らが業務を行う事務室部分(1480平方メートル)に分かれ、廊下などを含めた延べ面積は5290平方メートル。
改修工事では、老朽化した給排水管や電気設備の取り換え、内装のリフォームなどが行われたが、部屋の配置などは建設当初のまま引き継がれた。工事費用は、約8億7000万円だった。


②(平成の)両陛下仮住まい5億円台に https://www.asahi.com/articles/DA3S13574440.html
宮内庁は6日、天皇、皇后両陛下が退位後に仮住まいする東京都港区の高輪皇族邸(旧高松宮邸)の改修整備の経費について、当初予算額の8・4億円から5億円台半ばほどに大幅縮減される見通しと発表した。

③「仙洞御所」を報道陣に公開…私室部分はバリアフリー
https://www.yomiuri.co.jp/koushitsu/20220425-OYT1T50216/
工事費用は約6億4000万円となる見通し。


④秋篠宮家 仮新居は10億円!https://news.line.me/articles/oa-jisin/bb21e956d5b7
宮邸の隣に建設された御仮寓所は鉄筋コンクリート造り3階建て。延べ床面積は約1,378平方メートルで、建設費は約9億8千万円だ。
御仮寓所の建設費は9.8億円。引越し費用や備品代も含めれば10億円を超える。さらに秋篠宮邸の改修には33億円もの予算が計上されている。

⑤日本テレビでは、秋篠宮邸改修費を“34億円”と報道。


時をかける、中山七里

2022-04-30 00:01:05 | ひとりごと

もうね、時間マジックでは対処できないほど時間がたってしまったね
ごめんよ ワンコ
どれほど忙しくてもワンコお告げ本は読んでいたので、その感想は(こっそり)時間マジックで報告しようかと思ったのだけど、
さすがに二カ月以上も遅れると罰当たりなので、
これほど遅れた理由(言い訳)などとあわせて読んだ本を記しておくよ

二月
それは些細なことだったのかもしれないけれど、私の心に突き刺さり、家族と口をきかない日々が続いた
そもそも家にいる時間が少ないうえに、
もともと外であったことの愚痴を、他人行儀なくらい言わない、と言われる私なので、
家で口をきかないくらいどうということはないのだれど、
諸々圧し掛かってくる重圧というか負担に押しつぶされそうになっていた時でもあるので、
本当に参っていた
そんな時に届いた真っ赤な苺に救われたんだよ

もう何も食べられなくなっていたワンコが、最後に口にしたのが苺だったね
ワンコが天上界の住犬になった翌年から、
ワンコの日の頃に贈って頂いていた苺にどれほど救われてきたか
今年はワンコの日が過ぎ・・・少しずづご縁が薄くなっていくような寂しさも感じていたのだけれど、
一番しんどい時に、それは届いたんだよ

その日もトボトボと遅い時間に帰宅すると、
経机のワンコの写真の前に、それは見事な真っ赤な苺が鎮座していたんだね
「ワンコが最期に美味しそうに食べたイチゴだから、(私に断りを入れる前に)ワンコに食べさせてあげたよ」という家人
それが、家族と口をきいた久しぶりの言葉だったんだよ

ねえワンコ
ワンコの仕業だね
ワンコが、大切な人を応援する流儀を教えて下さった人生の先輩を通じて、救ってくれたんだね
ありがとう ワンコ 先輩

そんな二月のワンコお告げ本は・・・どれか一冊をあげることは難しいね

忙しさにかまけて、ずっと、ひと月に読むのはワンコお告げ本の数冊にとどまっていたのに、
年明け以降、一週間に数冊は読むようになったね
それらを選ぶとき読んでいるときに、ワンコのお告げを強く感じてなかったのだけど、
今考えると、やはりそれはワンコのお告げで、
ワンコに救われたと思うんだよ

(申し訳ないけれど)人物や自然描写に巧みさがあるわけでもなければ、人生の深淵を語っているわけでもないので、心をうつ名言や格言があるわけではないんだよ
だから、あれほどその作家さんの本を漁るように読んだのに、
今となっては、タイトルと内容が結び付かないくらいなのだけど、
それでも確かにあのしんどい時期を助けてくれたのは、
その作家さんの本たちなんだよ

中山七里

確実にそれらの本に救われたんだよ
だって読み始めたら、不思議なくらい本の世界に引きづりこまれ、
仕事のこともその人間関係も家の揉め事も、全部忘れさせてくれたもんね

そんな不思議な力をもっている作家さんに出会わせてくれてありがとう ワンコ

一月以降読んだ中山七里氏の本
「さよならドビッシー」
「さよならドビュッシー前奏曲 要介護探偵の事件簿」
「どこかでベートーベン」
「贖罪の奏鳴曲」
「切り裂きジャックの告白」
「カインの傲慢」
「ヒポクラテスの試練」
「ヒポクラテスの悔恨」
「静おばあちゃんにおまかせ」
「静おばあちゃんと要介護探偵」
「銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2」
「アポロンの嘲笑」
「セイレーンの懺悔」
「翼がなくても」
「ネメシスの使者」
「死にゆく者の祈り」
「夜がどれほど暗くても」
「ヒートアップ」
「翼がなくても」

これを書いているのは連休で、久々に(2ケ月ぶりかで)自分のブログをあけている、4月30日
ここから少し時間マジックを使って、
ワンコのメッセージだと思った言葉を記しておくね

時は2月20日に遡るよ