会津地方の郷土料理の「ニシンの山椒漬け」
去年新幹線の座席ボックスに置いてあった雑誌に、ニシンの山椒漬けの記事が載っていました。
この時初めてニシンの山椒漬けのことを知り、山椒の季節になったら作ってみたいな~と。
ネットで検索して会津のプロの方の作り方を参考に漬けてみました。
5/29に漬け込んだので、1週間以上たち美味しくなったかな~ と2本だけ切って食べてみました。
山椒の味を含んだニシンはかみごたえある触感で、山椒の香りがして美味しい。
漬け込んだ山椒は茶色になっているので、柔らかそうな山椒の葉と一緒に頂くとさらに美味しい。
本乾の身欠きニシンを使うこと、ソフトのニシンでは生臭くなるようです。
ニシンの背びれと尾を落とし、綺麗に洗って米のとぎ汁に一晩浸して戻す。
山椒の葉は大きく成長した葉を使う、片手いっぱいくらい。
綺麗に洗って水けをきっておく。
調味料はニシンが9本だったので、参考にしたレシピの半量にしてみる。
ニシン9本、片手いっぱいの山椒
酢 100cc、醤油 100cc、酒 25cc、みりん 25cc
分量を合わせて置く
ホーローの漬物容器がニシンのサイズにぴったり。
3本並べて山椒の葉を並べ、これを3回繰り返す。
合わせた調味料を回しかけ、重しをして蓋をし冷蔵庫で1週間以上漬け込むだけ。
とりあえずそのままカットして味わってみる。
山椒の香りがする素朴な味わいで、酒の肴によしご飯のおかずにもなります。
次回はもう少しみりんの量を増やして甘めにしてみよう。
軽くあぶってもよし、薄くスライスしてミョウガなど野菜とサラダにしても美味しいらしい。
この時期の旬の食べ物、内陸の会津で伝えられた郷土料理。
昔は鮮魚が手に入りにくかったから、日持ちするニシンの山椒漬けは先人の知恵でしょう。
でも今時は冷蔵庫で保存です~