四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

『遠望楽観』 笠木透さんの詩(死)

2014-12-25 09:21:50 | 音楽
今朝、新聞を開いたら「笠木透さん死去」の見出しが目に入った。

フォークの歴史の中で欠かすことができない中津川フォークジャンボリー。
地元の青年たちと企画運営した方です。
また多くの歌も作っていました。

「フォークソングとは、人間らしく生きるために闘う無名の人々や弱い立場の人たちの、自分を表現する、自分で作る歌です。」
自らの理念を持って作った歌には聴くものにとってものすごいメッセージが伝わってきます。

憲法改定が話題になっていますが、笠木さんの作品に「あの日の授業~新しい憲法のはなし~」があります。
詩をじっくり読んでいると憲法改定に対して考えさせられます。

「私の子どもたちへ」という歌があります。
最初に聴いたころは独身だったのでとくに何も思わなかったのですが、結婚して子どもが生まれて改めて聴いてみるとこの歌の意味が実感しました。

♪ 生きている君たちが 生きて走りまわる土を
  あなたに残しておいて やれるだろうか 父さんは ♪

笠木さんの歌を聴いていると “自然の美しさ” が目に浮かびます。

『遠望楽観』 ~たとえ今は苦しくても悲観せず、遠くを眺めて悠々と歩いていこう~
笠木さんが作られた四文字熟語です。

苦しいことや悲しい時があったとき、これからも笠木さんの歌を聴いていこうと思っています。


コメント
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