四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

終幕。そして・・・。

2015-03-06 22:41:18 | 桶金ギャラリー
桶金浴槽店は、昭和初期に碧海郡刈谷町大字中町にて開業しました。
長い歴史を経て平成27年3月3日に幕を閉じました。

2月21日から3月3日までの11日間は、桶金ギャラリーとして多くの方々が店を訪れていただきました。

そして4日から後片付け。解体業者から3月8日までには空の状態にしてほしいと言われています。
昨日と今日は、3人から4人の友人・知人がお手伝いに来てくれました。

同じ町内に住む知人の知り合いが、5月ごろに安城市内で古民家風の雑貨店を開業するから建具などがほしいと言われました。
桶金の建物は開業する前からあったそうですから築100年は経っています。
解体されてごみになるなら、欲しい人に差し上げたほうがいい。と、言うことから建具などを外し渡しました。
誰かが他のことに再生してくれることはとてもうれしいことでもあり、幸せなことでもあります。

雑貨店を開業するSさん(女性)。古民具など興味のある方で古い戸棚なども差し上げました。

開業準備に忙しいSさん。お礼のメールを読んでいると新しく開業する雑貨店を応援したくなりました。
雑貨店がオープンする日を心待ちにしております。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

展示品はどうするの?

2015-03-06 08:47:27 | 桶金ギャラリー
ギャラリーをやっていてよく質問されたことが、「展示している品物はどうするの?」です。
一部の物は、先日刈谷市郷土資料館に寄贈しました。

現在残っている物は倉庫に保管します。資料価値の高い物もあることから近隣文化施設関係の方々から大切に保管してほしいと言われています。
「企画展などを行うときに、意図にあうものがあれば貸していただきたい」とも言われています。

再開発で新しい街が、数年後生まれ変わります。このオープンの時に、昔の銀座を認識していただくために再度ギャラりーみたいなことをしたいと思っています。
後世に昔の銀座の面影を少しでも残したいという気持ちがあります。また展示した物すべてに「想い」や「魂」が入っています。
だから処分していくことはしません。

外に桶などを並べてました。「これ、持ってていい」と聞かれました。「ごめんなさい、展示品です」と答えたら「こんな汚い物が展示品か!」と怒鳴ったおばさんがいました。
ものすごく悲しくなりました。

譲ってほしいという方は何人かいました。でもすべてお断りさせていただきました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする