四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

グレープ 『無縁坂』

2017-05-14 09:39:28 | 音楽
先日、ラジオからグレープの『無縁坂』が流れてきた。
母の日に感謝を込めてのリクエストであった。
じっくり聴くといい歌である。

♪母がまだ若いころ 僕の手をひいて
 この坂を登るたび いつもため息をついた
 ため息つけば それで済む
 後ろだけは見ちゃだめと
 笑ってた白い手は とてもやわらだった

幼いころの母の思い出。
裕福でもなかったのに甘えていた部分もある。
鬱陶しいと思ったこともあったけど、
それもいい思い出となっている。

♪いつかしら僕よりも 母は小さくなった
 知らぬまに 白い手は とても小さくなった
 母はすべてを暦に刻んで
 流して来たんだろう
 悲しさや苦しさは きっとあったはずなのに

自分が親になって思う、子育てのこと。
そして親としての大変さ、苦労など・・・。

♪忍ぶ 不忍無縁坂 かみしめるような
 ささやかな僕の 母の人生

母は88歳。
いつも口癖で言う、あとどれくらい生きられるかと。
もう、10年以上も前からそんなことを言っている。

いろんな人生をおくってきたと思う。
辛いことも苦しいことも・・・。
でもそれを乗り越えて今がある。
もう少し長生きして人生を楽しんでもらいたいと願っている。
コメント
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