四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

第1回 中津川フォークジャンボリー

2019-08-09 10:39:47 | 音楽
1969年8月9日
岐阜県恵那郡坂下町の椛の湖で
日本で最初の野外コンサートが行われた。
全日本フォークジャンボリー(通称/中津川フォークジャンボリー)。

あれから50年が経ったのか。
久々にこの復刻CDを聴いている。

岡林信康と高石友也で「友よ」でオープンニング。
そして高石友也の開会宣言。

出演者は、岡林信康、高石友也のほか
高田渡、五つの赤い風船、中川五郎、遠藤賢司、岩井宏、
CDには収録されていないが、ジャックスや上条恒彦なども参加している。

このイベントを企画・運営したのが笠木透さんを中心にした地元の若者たち。
会場になった場所は草だらけだったらしい。
まず草刈から初めて整備していったという。
会場作りも手作りである。
もちろんボランティアである。

宣伝らしい宣伝もせずに交通の便の悪い岐阜県の山奥に
当時の若者たち約2500人が集まった。

今、思うとすごいイベントを実行したんだなと思う。
やはり、これは熱意か。
熱い気持ちがなければやれないだろう。

出演者も今も現役で活躍されている人もいる。
CDを聴いていると当時の歌のパワーが伝わってくる。

フォーク史を語るなかで避けては通れないコンサート。
第3回までつづいた。
第3回は途中、討論会になってしまった。
いろんなことがあって途中で中止。

ここ最近、いろんな場所でフォークジャンボリーと名を付けて行われている。
刈谷でも毎年4月にハイウェイオアシスで「西三河フォークジャンボリー」が
行われるようになった。
出演者も観客も50代以上が多数を占める。

僕たちの世代。
心の中に「フォーク」という魂がどこかに根付いているのかもしれない。

この第1回フォークジャンボリーに出演した方のなかには、
すでに亡くなった方もいる。
そして企画・運営した中心人物、笠木透さんも亡くなっている。
運営に携わった方の中にも亡くなった人がいるかもしれない。
そんな人たちにご冥福をお祈りします。
コメント
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