四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

石川セリ 『八月の濡れた砂』

2019-08-20 11:07:53 | 音楽
♪あたしの海を まっ赤に染めて
 夕日が血潮を 流しているの
 あの夏の光と影は
 どこへ行ってしまったの
 悲しみさえも 焼きつくされた
 あたしの夏は あしたもつづく

 打ち上げれられた ヨットのように
 いつかは愛も 朽ちるものなのね
 あの夏の光と影は
 どこへ行ってしまったの
 想い出さえも 残しはしない
 あたしの夏は あしたもつづく

1971年公開の映画『八月の濡れた砂』の主題歌。
映画の内容は、学園紛争敗退後の無軌道な若者達の退廃を描いている。
映画は随分前に観たけど、内容はくわしく覚えていない。
でも歌が流れる映像は印象に残っている。
また観たいと思ってレンタルで探したけど見つからなかった。(残念)

この歌を聴いていると何か夏の終りの気だるさを感じる。
そして心に沁みる。
シラケ世代。そんな言葉が流行っていた時代。
時代を感じる歌でもあるかと思う。

なぜかお盆が過ぎるとこの歌が聴きたくなる。
今、CDで聴いてみた。
50年近く前の歌だけど、色褪せてなくいい歌だなと感じる。
70年代初頭を象徴する隠れた名曲だと思う。

今、流行の歌や今人気の若いアーティスト。
50年後、心の中に残っているだろうか・・・。

コメント
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