今朝の中日新聞1面の中日春秋。
2001年東京・歌舞伎町のビル火災で亡くした娘の母親の話しが書かれている。
生前、娘さんが録音していた歌の中に沢田知可子さんの『会いたい』があったという。
♪ビルが見える教室で
ふたりは机 並べて
同じ月日を過ごした
少しの英語とバスケット
そして 私はあなたと恋を覚えた
卒業しても私を 子供扱いしたよね
「遠くへ行くなよ」と
半分笑って 半分 真顔で 抱き寄せた
低い雲を広げた 冬の夜
あなた 夢のように
死んでしまったの
今年も海へ行くって
いっぱい 映画も観るって
約束したじゃない
あなた 約束したじゃない
会いたい・・・
※作詞:沢ちひろ 作曲:財津和夫
亡くなってしまった恋人への思いを歌っている。
娘さんを亡くした母親は、思い出が溢れるからこの歌はダメだという。
昨日の大阪ビル火災。
多くの犠牲者がでた。
低い雲を広げた 冬の夜
あなた 夢のように
死んでしまったの
大切な人を突然亡くしてしまった人たち。
この歌が現実になってしまった人たち。
歌は時として残酷にもなってしまったかもしれない。
♪会いたい・・・
今この歌を聴いてみた。
心が重たくなってしまった。
会いたい - 沢田知可子