四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

沢田知可子 『会いたい』

2021-12-18 09:58:44 | 音楽
今朝の中日新聞1面の中日春秋。
2001年東京・歌舞伎町のビル火災で亡くした娘の母親の話しが書かれている。
生前、娘さんが録音していた歌の中に沢田知可子さんの『会いたい』があったという。

♪ビルが見える教室で 
 ふたりは机 並べて 
 同じ月日を過ごした 
 少しの英語とバスケット 
 そして 私はあなたと恋を覚えた

 卒業しても私を 子供扱いしたよね
 「遠くへ行くなよ」と
 半分笑って 半分 真顔で 抱き寄せた 

 低い雲を広げた 冬の夜
 あなた 夢のように
 死んでしまったの
 
 今年も海へ行くって 
 いっぱい 映画も観るって
 約束したじゃない
 あなた 約束したじゃない
 会いたい・・・

  ※作詞:沢ちひろ 作曲:財津和夫

亡くなってしまった恋人への思いを歌っている。
娘さんを亡くした母親は、思い出が溢れるからこの歌はダメだという。

昨日の大阪ビル火災。
多くの犠牲者がでた。

 低い雲を広げた 冬の夜
 あなた 夢のように
 死んでしまったの

大切な人を突然亡くしてしまった人たち。
この歌が現実になってしまった人たち。
歌は時として残酷にもなってしまったかもしれない。

♪会いたい・・・

今この歌を聴いてみた。
心が重たくなってしまった。

会いたい - 沢田知可子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする