好きな女性と初めてデートするなら。
やっぱり映画だろう。
青春時代、憧れの女性(ひと)と初デート。
待ち合わせは映画館の前。
約束時間よりも少し早めに。
本当に彼女は来てくれるだろうか。
ワクワクドキドキしながら待つ。
自分が観たい映画よりも彼女の観たい映画を。
あの頃はシネコンではなく映画館。
事前に上映している映画館を調べなければならなかった。
二人で映画を観る。
それだけで良かった。
映画の内容などドキドキして覚えていない。
映画を観ながらこのあとどこへ行こうかそんなことを考えていた。
青春時代の思い出である。
一人で映画を観ることもあった。
廻りを見るとアベック。
寂しさを感じた孤独な時間だった。
古時計の『ロードショー』
あの頃のフォークソング。
ストーリーがあった。
この歌にも聴いていると脳裏にストーリーが浮かぶ。
似たような体験。
自分にとっての失恋の思い出の歌でもある。
古時計 『ロードショー』 1976年