四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

井上陽水 『帰れない二人』

2021-02-21 10:45:27 | 音楽
♪思ったよりも 夜露は冷たく
 二人の声も ふるえていました
 「僕は君を」と言いかけた時
 街の灯りが 消えました
 もう星は 帰ろうとしてる
 帰れない 二人を残して

作詞・作曲:井上陽水、忌野清志郎
編曲:星 勝

もうだいぶ前になるけどラジオの番組でDJが、
井上陽水さんの名曲『帰れない二人』についてこんなことを言っていた。

♪もう星は 帰ろうとしてる
この「星」とは、編曲者の星 勝さんのこと。

♪帰れない 二人を残して
この二人とは、井上陽水さんと忌野清志郎さんのこと。

ある日3人でお酒を飲んでいた時、
星 勝さんが、井上陽水さんと忌野清志郎さんを残して、
先に帰ろうとしたそうです。
残った二人がここで、この『帰れない二人』を共作したそうです。

ラジオの番組名もDJさんの名前も憶えていない。
しかし、この話は憶えている。
本当の話しか嘘の話しかわからないが、なんとなく納得できてしまう話しだと思う。

名曲も深掘りしていくといろんな解釈ができる。
この歌は、まさにその典型的な1曲かもしれない。

井上陽水 - 帰れない二人
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永井龍雲 『蕭条の風』

2021-02-20 10:38:12 | 音楽
自分が20代の頃に読んだ本の中で
音楽評論家の富沢一誠さんの「昔文学、今フォークソング」(こんなようなタイトルだった)
僕たちよりももっと上の世代の方は、本(文学)から多くのことを学んだ。
でもフォークソングが流行り出してくると、その歌から生き方や考え方、文章表現や漢字の意味など学ぶことが多々あった。
富沢一誠さんの本はそのようなことを一冊の本にまとめていた。

フォークソングの魅力は歌詞にあると自分は思っている。
あの頃のシンガーソングライターは20代という若さで、
すごいメッセージを発していたんだなと改めて思う。

またいろんな言葉なども歌から学ぶことがあった。
例えば小椋佳さんのアルバムに「邂逅」がある。
「邂逅」。読めれなかった。意味も解らなかった。
「邂逅」とは、「かいこう」と読み、
ただ「出会う」のではなく「思いがけなく出会うこと」「めぐり会うこと」を意味する言葉。

永井龍雲さんの 『蕭条の風』
「蕭条」これも読めなかった。もちろん意味も解らない。
「蕭条 ショウジョウ」ひっそりともの寂しいさま。

歌から学ぶ言葉は数多くある。
また言葉の意味が解ると歌の解釈もできてくるかと思う。

この永井龍雲さんの『蕭条の風』
この歌、僕なりの解釈をすると東日本大震災の鎮魂歌にも聴こえる。
あれから10年、この歌が心に突き刺さる。

永井龍雲・蕭条の風
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ヘドバとダビデ 『ナオミの夢』

2021-02-19 12:56:27 | 音楽
今最も輝いている女性は誰だろう?
橋本聖子さん、違うな・・・。
やっぱりこの人だろう、大阪なおみさん。

彼女が活躍するニュースを見るとこの歌を口ずさんでしまう。
ヘドバとダビデ 『ナオミの夢』。

♪ひとり見る夢は 
 素晴らしい君の踊るその姿 
 僕の胸に ナオミ ナオミ Come back to me 

 僕は叫びたい 
 なつかしい君のやさしいその名前 
 世界中にナオミ ナオミ Come back to me 

 そのまま消えずに ナオミ 
 夢でもいいから 
 もう一度愛して 
 ナオミ 君が欲しい 

素晴らしい君のテニス。
世界中の人が応援。世界中にナオミ。
そのまま消えないでナオミ。

この歌、今聴くとまるで大阪なおみ選手の応援歌に聴こえる。
僕は叫びたい、頑張れナオミ。

ナオミの夢/ ヘドバとダビデ Ani Holem Al Naomi - HEDVA & DAVID— 日本語盤(1971年)
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吉田拓郎 『ふざけんなよ』

2021-02-18 10:49:22 | 音楽
森会長後任候補者検討委員会会合。
橋本五輪相に会長要請へ。
透明性はどこへ行った。
非公開、密室会議。
『ふざけんなよ』

緊急事態宣言中、またもや自民党議員。
高級ラウンジ訪問。
一般人は自粛生活。
『ふざけんなよ』

大村秀章愛知県知事リコール運動中に
多数のアルバイトが署名を偽造。
誰が指導者だ!
『ふざけんなよ』

ニュースは毎日、腹が立つことばかり。
♪ふざけんなよ ふざけんなよ
 ふざけんなよ ふざけんなよ
 赤い血が見えないか

吉田拓郎 ふざけんなよ
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コミック『喫茶アネモネ』柘植 文:著

2021-02-17 10:46:02 | 
月曜日の中日新聞朝刊に連載されている『喫茶アネモネ』
毎週月曜日が楽しみで朝一番でこれを読む。
この好きなコミックが本になった。

早速、買ってしまった。

とある町にある、ちょっとした商店街の昭和の雰囲気が残る喫茶店アネモネ。
マスターとバイトのよっちゃん。
そして個性豊かな常連のお客さん。
喫茶店での会話がおもしろい。

カフェではない。
喫茶店である。
昭和の頃はこういう喫茶店がどこにもあった。
気軽にお店の人と話しができた。
お客さん同士で会話を楽しんだ。
喫茶店は交流の場でもあった。

いつのまにかこういう店が少なくなってしまった。
だから一層、読んでいて懐かしさを感じるのだろうか。
読んでいて喫茶アネモネに行ってみたくなる。
ここのコーヒーを飲めばきっと心も温かくなるだろう。

裏の帯にこう記されている。
「読むうちに、あなたもアネモネの常連さんに仲間入り!」
いつのまにか常連客になっている自分がいた。

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